満腹にならないのはストレスや糖尿病、それとも満腹中枢の異常！？

ところが厄介なことに、この暴飲暴食は原因であるセロトニン不足の解決にはなんらならないので一向に解決することなく、食べ続けてしまうだけなのです。

つまり、セロトニン不足で暴飲暴食している場合には、まずはセロトニン不足を解決することが大事なのです。

5.2 セロトニンは増やすこともできる！

セロトニンを増やすためには、まずはその原因を解決しなくてはなりません。

セロトニン不足の原因は、ストレスや生活リズムの乱れ、運動不足などが考えられており、それらをうまく解消することで少しずつセロトニンが増えていくと考えられます。

その他にも、セロトニンを増やす方法はあるので、1つずつ見ていきましょう。

5.3 運動や日光浴は体にいいのだ！

まずは誰でもできるウォーキングなどの軽い運動です。

セロトニン神経を活性化させるには、適度なリズム運動を10分程度行う必要があります。あまり体を酷使せず、適度な運動にしましょう。

辛すぎると運動もあまり効果がなく、楽すぎもダメなので程よい運動を心がけましょう。

その他にも、深呼吸などをちゃんとするのも大事です。

セロトニン不足はストレスも原因なので、緊張状態でいることが良くなく、落ち着くために深呼吸が必要です。

深呼吸はリラックスできるだけでなく、セロトニン神経を活性化もしてくれるので、セロトニンが増えることにつながります。

そして、最後に努力することもなくできることですが、日光を浴びることです。

日光は部屋の電気の光などと比べても10倍以上の照度があり、浴びることでセロトニン神経が活性化されて、爽快な気分になると言われています。

朝起きて日光を浴びることで、一日をすっきりとした気分ではじめられる気がするのは誰しも感じたことがあるんじゃないでしょうか？

このようにセロトニン神経を上手に活性化させることで、体の調子も良くなり、毎日の活力もどんどん、湧いてきて、暴飲暴食なんてしないでも精神的にもスッキリとしていられるはずです。

6.まずはストレスを解消しよう！

6.1 ストレスについて

先にも述べましたが、現代の社会を生きていく上でストレスを感じずに生活をするは無理だと思いますが、少しでも工夫してストレスから解放されることが必要です。

ストレスには、会社などの環境ストレスから、家庭や恋人などの対人ストレス、それ以外にも通勤や漠然とした将来への不安などのストレスといった具合に山ほどありますよね。

しかし、これらのストレスはなぜ、満腹にならないほどどんどん食べてしまうのでしょうか？

ここではその仕組みを簡単に紹介します。

6.2 食べてしまう仕組みはどうなってるの？

まず考えられるのが、副交感神経の異常を引き起こすことです。

ストレスを感じ、イライラすると交感神経がとても活発化して、それを抑えようとして、副交感神経が逆に働き、結果として、リラックスしようとして、食事を摂りたいと思ってしまうのです。

結果、交感神経が落ち着くまで食べ続けて、落ち着く、つまり食べまくってイライラが収まると食べるのをやめるというわけです。

これは結果的に満腹信号を待たずに食べてしまっていることにもつながります。

次に、ストレスにより分泌されるコルチゾールといホルモンが関わっていることによる原因です。

このコルチゾールというホルモンは、成長ホルモンを減少させ、筋肉をも痩せさせてしまうため、代謝がおち、太りやすくなってしまうんです。

そして、この太りやすくなるということが、自己嫌悪になり、ストレスを生むだし、またしても食べてしまうという最悪な悪循環システムを作り出してしまうのです。

いつまでたっても満腹感がなく食べてしまうというよりは、この場合には、食べて、太って、自己嫌悪でまた食べて、太ってという、完全な負のスパイラル状態です。

6.3 過食を防ぐためには

やはり一番大事な解決方法は、ストレスの元を絶つことです。

仕事がストレスになっているのか、人間関係がストレスなのか、太っているのがストレスなのか？

自分のストレスがなんなのかをまずは考えて、そのストレスを解消するための努力をすることが、食べ過ぎを防ぐ方法になります。

もちろん、仕事などの場合には、それほど簡単に解決はできないことでしょう。

解決が簡単なものがあれば、まずは解決、それが難しいなら、まずはそのストレスに慣れつつも、解消する方法をいろいろと見つければいいのです。

あくまでその解消方法を食べることにしなければいいのです。

食べること以外のストレス解消方法はいくらでもあります、おそらく食べることが手っ取り早いのと、すぐにできることだから選んでしまっているのです。

また、日頃から食べることが好きな人にありがちな逃避方法です。

例えば、運動などは一番いい方法です。

適度な運動は、そもそもセロトニンを増やすことにもつながり、暴飲暴食を防いでくれますし、万が一食べてしまっていてもダイエットにつながる可能性もあります。

運動が苦手な人は軽いウォーキングでリラックスだけでも効果があります。

また、運動以外でも、自分の趣味に時間を割くのは大切なことです。

休日だけでなく、平日にもできる趣味などを持つと良いでしょう。新しいことにチャレンジするだけで生活はどんどん良くなっていくと言われています。

それ以外にも旅行に行くことや、家の中でできるのものであれば、お風呂に入ったり、ちょっとした体操やストレッチも効果的です。

何か自分の中でリラックスでき、長続きできるものを見つけましょう。