2.生理前のニキビを防ぐ4つのポイント
生理前のニキビを防ぐためには、黄体ホルモンが増加する生理の10~12日前に適切なケアを取り入れることが大事になります。
取り入れるべきニキビを防ぐ4つのポイントをご紹介します。
2-1.食生活を改善する
生理前になるとやたらと食欲が増進したり、体重が増えることがある人も多いかと思います。これも黄体ホルモンの増加が影響している現象です。生理に備えて多くの栄養を摂取する必要があるために、自然と食欲が増してしまいます。
そんな生理前の食生活で、気をつけるべきことをまとめました。
■脂っこい食事を控える
出典 | Smartlog
動物性の油(バター、ラード、牛・豚の脂肪分など)多く含む脂っこい食事は、必然的に皮脂の分泌を促進させます。脂身の多い肉料理、揚げ物、ファーストフードやスナック菓子などです。これらの脂っこい食事は、肥満だけでなく皮脂を作り出す元になるので、生理前の取りすぎには注意しましょう。
また、糖分や脂質が多いお菓子などのおやつにも要注意です。取りすぎは皮脂の過剰分泌になりますので、適量を心がけましょう。
美肌にオススメの食生活は、和食中心の食生活です。動物性脂肪が多く、調理にも油を多く使う欧米型の食事より、油分を抑えられます。
■野菜中心のバランスのとれた食事
出典 | 肌らぶ
生理前だからといって肉料理や揚げ物を、絶対に食べるなというわけではありません。我慢しすぎによるストレス増加もよくありません。
肉類や揚げ物を食べる前に、必ずたくさんの野菜を食べましょう。特に、緑黄色野菜(にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー、ほうれんそうなど)が大切です。緑黄色野菜には、ビタミンAやビタミンCといった、美肌に欠かせない栄養素が多く含まれます。
生理前は特に和食を心がけ、体を冷やさないよう温かい緑黄色野菜を多く摂りましょう。
■過剰なアルコール摂取には要注意
出典 | ニキビ跡を消す化粧水、選ぶならどれ?
アルコールには血管を膨張させて、血行を促進する作用があります。これにより毛穴の炎症が起こり、ニキビができやすくなります。
また、ビールや日本酒などには糖質が多く含まれます。これも皮脂の過剰分泌につながりますので、要注意です。
でも、大好きなお酒を我慢してストレスを溜め込むのもよくありません。ビールなら中びん2本、日本酒なら2合(200mlのコップ2杯弱)、焼酎なら1.2合(200mlのコップ1杯強)の適量で、お酒のストップを心がけましょう。
オススメのお酒は蒸留酒です。蒸留酒は、蒸留(加熱してアルコールを気化させ、一気に冷やして液化する)の工程で糖分がアルコールと分離するため、糖質がほとんど含まれないお酒です。焼酎やウイスキーが蒸留酒です。
さらに、お酒を飲んだ際には同量の水分摂取をしてください。アルコールには利尿作用があり、体内の水分が排出されます。水分を十分に摂取せずにお酒を飲むと、体が脱水症状をおこし、乾燥肌になります。乾燥すれば皮脂の過剰分泌につながり、ニキビができます。お酒を飲む際は同量の水分摂取をして乾燥肌を防ぎましょう。
■大豆イソフラボンを摂取する
大豆イソフラボンは、納豆・豆乳・豆腐などに多く含まれます。
イソフラボンは、別名を「美肌ホルモン」と言われる卵胞ホルモンに似た働きをします。さらに大豆イソフラボンは生理痛を和らげる効果もあります。生理前だけでなく、生理中にも積極的に摂取しましょう。
また生理前に豆乳を摂取することは、ダイエット方法として注目されています。生理前は、食欲が増し体が水分をため込む、ダイエットには不向きな期間です。そんなダイエットに向かない生理前に効果的なのが豆乳ダイエットです。ニキビ予防とダイエット、まさに一石二鳥です。
選ぶ豆乳の種類は「無調整豆乳」が良いでしょう。「調整豆乳」や「豆乳飲料」でも効果はありますが、果汁や砂糖が入っているので、無調整豆乳よりカロリーや糖分が高いことが多いです。
飲む量は1日に200mlまでにしましょう。豆乳は高カロリーですので、これ以上はダイエットに逆効果になってしまいます。
飲むタイミングは、食前もしくは間食代わりに飲みましょう。特に直前30分前がオススメです。食事の30分前に豆乳を飲むと、大豆サポニンによって、脂肪やコレステロールの吸収を抑える事に効果的で、食事による血糖値の上昇が緩やかにもなります。
ニキビ予防とダイエット、一石二鳥の豆乳は是非取り入れてみてください。
■ビタミンBを含む食品の摂取する
肌のターンオーバー正常化にオススメなのは、ビタミンB2とB6を含む食品です。
- ビタミンB2:レバー(特に豚がオススメ)・のり・アーモンド・モロヘイヤ・チーズ
- ビタミンB6:魚の赤身(特にカツオやマグロがオススメ)・にんにく・酒粕・イワシ
ビタミンBは皮脂の分泌量をコントロールする働きがあります。ぜひ一度取り入れてみてください。
2-2.睡眠を大事にする
生理の10~12日前(黄体期)は体温の上昇から寝付けなかったり、睡眠不足になりがちです。特にホルモンバランスを整える、22〜翌2時の間の睡眠は欠かせません。
安眠するために、これらを試してみてください。
- 寝室の掃除は欠かさずに行う。
- 枕やシーツなどの寝具は、常に清潔に保つ。
- 寝る3時間前までに食事を済ます。
- 寝る2時間前に入浴し、湯船に必ず浸かる。
- ホットミルクやココアなど、牛乳が含まれる飲み物を人肌程度に温めて飲む。
- リラグゼーションCDを小さな音で流す。
- 寝る1時間前から部屋の温度と湿度を調整する。夏は26〜28℃、冬は18〜23℃の室温と、50%前後の湿度を心がける。
- 寝る1時間前から部屋の明かりを暗くし、間接照明にする。
- 寝る1時間前からは、カフェインを含むコーヒーや紅茶、赤ワインなどの飲み物は飲まない。
- 寝る1時間前からは、スマートフォンやパソコンは触らない。
- 朝起きたらカーテンを開けて太陽の光を浴びる。
質の良い睡眠は美肌に欠かせない大事な要素ですので、簡単に取り入れられることから少しずつチャレンジしてみてください。
2-3.正しいスキンケアをする
■正しい洗顔で常に清潔は肌を保つ
出典 | 肌らぶ
洗顔は基本です。マイルドな洗顔料で余分な皮脂を取り除きましょう。
メイク落としも重要です。メイクしたままの就寝は絶対にNGです。
正しいメイク落とし&洗顔方法を確認しましょう。
- 綺麗に手を洗う
- 目元や口元などの濃いメイクを軽く落とす(ポイントメイクリムーバーを使う)
- Tゾーンからからクレンジング剤を乗せ軽く馴染ませる
- 次にUゾーン→目元や口と順番にクレンジング剤を乗せ軽く馴染ませる
- ぬるま湯で洗い流す
- 洗顔に入る
- 洗顔料はキメが細かくクリーミーな泡になるまで泡立てる
- Tゾーンから泡を転がすように洗顔する(ゴシゴシ擦るのは絶対にダメ)
- 目元や口元は泡を乗せるだけで十分
- ぬるま湯で泡を残さないようによくすすぐ
- 清潔なタオルで優しくふく
クレンジングはメイクなどの油分汚れを落とす為、洗顔は汗やホコリなどの水性の汚れを落とす役割があります。別々の役割なので、必ずどちらも行いましょう。
クレンジングも洗顔も、「ゴシゴシ」と擦るのは絶対にNGです。とにかく優しくが何よりも大切です。
クレンジングの場合は、手の平にクレンジング剤を取り、温めてから使いましょう。メイクが落ちやすくなります。
洗顔のポイントは、肌の上で泡を転がすように洗いましょう。円を描くように、動かすのがコツです。
また洗顔のやりすぎにも要注意です。肌に必要な油分まで流れてしまい、肌の乾燥を招きます。肌が乾燥すると、より皮脂が出やすくなるので、悪影響になります。
■しっかり保湿を毎日欠かさずに
出典 | 大人の女性のための WEB 雑誌「ヴェラ」
皮脂の分泌を抑えたいため、保湿をあまりしない方が良いと考える人がいます。しかし保湿不足は肌の乾燥を招き、より皮脂が出やすくなります。ニキビを恐れて保湿をおろそかにするのは間違いです。
オススメは「ビタミンC誘導体」配合のスキンケア商品です。
ビタミンC誘導体は、ビタミンCを改良して浸透力と安定性をアップさせた美容成分です。もともとビタミンCは美白ケアやエイジングケアなど様々な用途に用いられる美容成分です。しかし欠点として、肌への浸透が悪く不安定で壊れやすかったのです。そんなビタミンCを進化させたのがビタミンC誘導体です。
皮脂の分泌を抑える効果がありますので、生理前のニキビにお悩みの方も参考にしてみてください。
■部屋の加湿も欠かさずに
部屋が乾燥していては、せっかく保湿した肌も無意味になってしまいます。特に冬場の乾燥した時期は、部屋の湿度管理を徹底しましょう。
加湿器があればベストですが、無くてもできる加湿方法があります。
- 洗濯物を室内に干す
- 濡れタオルを干す
- 葉っぱの大きい観葉植物を置く(植物は吸収した水分を葉っぱから蒸発させる)
- 食事を鍋にして室内湿度UP
- マスクをする
- 水槽を置く
- 霧吹きやファブリーズをカーテンやカーペットに吹きかける
ますはお気軽にお試しください。
2-4.体を温める
冷えはホルモンバランスを乱す大敵です。常に体を温めることを心がけ、こんなことを試してみましょう。
■軽めの運動をする
ウォーキングやストレッチ、ホットヨガなどの軽めの運動もおすすめです。代謝が良くなり、不要な老廃物の排出が促されます。気分転換にもなり、ストレス軽減にもつながります。
室内で手軽に可能な寒風摩擦もオススメです。寒風摩擦とは、肌を乾いたタオルなどで直接こする健康法のことです。準備するものは「柔らかいタオル」だけというお手軽さが良いですね。
やり方はいたってシンプルで、心臓から離れている手や足から順番に、だんだんと身体の中心にくるようにタオルで擦っていきます。行うタイミングは、朝の起床時や入浴前、就寝前などが良いでしょう。
最初は薄手の服を着た状態で行い、慣れてきたら男性は上半身裸、女性はTシャツの状態で行いましょう。寒風摩擦は意外と体が温まりますので、騙されたと思ってお試しください。
■体を温める下着を選ぶ
最近はヒートテックなどの薄くて洋服に響かない温める下着が、かなり手頃な価格で手に入ります。腹巻やタイツなども、温め効果の高いものが数多く販売されています。
さらにオススメは五本指ソックスです。冷えは足元からきます。夏場でも五本指ソックスを履いて、足元から身体を温めてください。
生理前はこのような下着を身につけ、特に冷えないように心がけましょう。
■入浴は必ず湯船に浸かる
体を温めるのに最適な「入浴」では、必ず湯船に浸かりましょう。体を温めるのに効果的な入浴方法をご紹介します。
- やや熱めのお湯(41~42℃)で全身を温め、血行を良くする。
- 保温系の入浴剤を使い、肌の保湿とリラックス効果を。
- 湯船の中で軽いマッサージやストレッチを行う。
すぐに効果が出なくても、続けていくことが大事な入浴タイムです。
■体を温める陽性の食品を摂取する
どんなに体の外側を温めても内側が冷えていては意味がありません。太陽の恵みを蓄えた食品、陽性食品は体を温めてくれます。
陽性食品の特徴です。
- 塩辛いもの。
- 寒い、涼しい土地、気候にとれるもの。
- かたいもの、水分の少ないもの。
- 地下でまっすぐ下にのびる植物。
- 煮るのに時間のかかるもの。
- 熱するとむしろ硬くなるもの。
特に、しょうが・ねぎ・にんにくは体を温めるのに最適な食品です。生理前には積極的に摂取しましょう。
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