白ニキビでも悪化したら大変!薬による早期治療方法を徹底解説!

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3 白ニキビに効く薬には何がある?処方薬と市販薬からご紹介

出典 | pixabay 

そのような白ニキビを早期に治療するためにはどのような薬があるのでしょうか。まず種類としては、皮膚科に行って診察を受け、そのうえで処方箋を出してもらって調剤薬局で購入する処方薬と、ドラッグストアなどで販売している市販薬の2つがあります。ここでは、それぞれから主な薬をご紹介します。

3-1 病院でくれるニキビ治療の処方薬

3-1-1 ディフェリンゲル

白ニキビで1番よく処方されるのが、ディフェリンゲルという塗り薬です。これは最近、保険が効くようになった、ある意味白ニキビの特効薬です。その何が特効薬かというと、毛穴が詰まった白ニキビや、さらにその前段階である目に見えない極めて小さい毛穴に皮脂が詰まっている状態に対しても、非常に大きな効果があるからです。

なぜそのような効果があるかというと、アダパレンという成分が入っているためです。

少し話が難しくなりますが、毛穴はなぜふさがるかというと、毛穴に異物が入り込むと、顆粒細胞という小さな細胞だった表皮が肥大化してしまい、その分厚さで毛穴を覆ってしまうからです。これに対して、アダパレンは、小さな顆粒細胞が肥大するのを邪魔する働きがあるのです。したがって、このアダパレンが塗られると、分厚くなった角質は徐々に薄くなって、ふさがれていた毛穴が再び開くのです。

3-1-2 トレチノイン

また、ディフェリンゲルは保険適用なので自己負担が3割で済みますが、希望によっては保険が適用されない、全額自己負担のトレチノインという薬も処方されることがあります。

トレチノインとは、ビタミンAの誘導体で、古い角質を溶かしてはがすというピーリング作用のある成分です。これによって、まず直接的に、詰まった毛穴の角質が溶けるので、毛穴が再び開きます。さらに、表面の古い角質をはがすと、皮膚の新陳代謝が復活し、ターンオーバーが正常化して、過角化も改善し、それによっても毛穴のふさがりがなくなるのです。

3-1-3 イオウカンフルローション

また、少し薬としては古いですが、皮膚科によってはイオウカンフルローションという薬を処方することもあります。これは、その名の通り、イオウという成分と、カンフルという成分が一緒に配合されている薬です。

そのうちのイオウとは、漢字で書くと硫黄のことです。これには2つの効果があります。1つは角質を溶かす効果です。ですので、これによって詰まった角質が溶けて毛穴が再び開きます。2つめは、殺菌効果です。白ニキビの場合はまだ必要ありませんが、化膿のもとのアクネ菌を死滅させるので、白ニキビから赤ニキビに悪化することを防いでくれます。

またもう1つのカンフルという成分は、日本語で言うと樟脳のことです。これにも2つの効果があります。1つは殺菌効果です。これもニキビの化膿を防ぎます。もう1つが消炎効果です。仮に化膿にまで行ってしまっているニキビの場合でも、炎症を鎮めてくれます。

このイオウカンフルローションは保険適用の薬です。

3-2 ドラッグストアで購入できる市販のニキビ治療薬

3-2-1 赤ニキビ用を買わないように注意が必要

ドラッグストアに行くといろいろなニキビ治療薬が棚に並んでいますが、中には化膿を治して炎症を抑える赤ニキビ用のものもあります。このようなものを購入して白ニキビに使っても、多少の悪化予防の効果はありますが、基本的に白ニキビ自体は治りません。ですので、ドラッグストアで自分で購入する場合は、表示と成分をよく見ましょう。

具体的には、ピーリング作用のあるサリチル酸や殺菌性のあるイオウ、イソプロピルメチルフェノールなどの成分が入っていれば大丈夫です。以下の市販薬はその条件に該当しているものです。

3-2-2 オロナイン

オロナインでニキビが治るの?と疑問に思った人もいるかもしれませんが、白ニキビにはしっかり効果があります。それは中にグリセリンという成分と、クロルヘキシジングルコン酸塩液という成分が入っているからです。

まずグリセリンですが、これは聞いたこともあるかもしれませんが、要は油です。その油が毛穴に詰まった角質を軟化させ、毛穴のふさがりを再度開けてくれるのです。また、グリセリンは植物などが原料の保湿成分でもあるので、白ニキビの原因である肌の乾燥も防いでくれます。

もう1つのクロルヘキシジングルコン酸塩液は抗菌剤です。ですので、皮脂の中で増殖しているアクネ菌を殺菌する効果があります。白ニキビの治療というよりも、その悪化を予防してくれる働きです。

3-2-3 クレアラシル

ニキビ治療薬といえばクレアラシル、というイメージもありますが、このクレアラシルにはイオウが配合されています。イオウは先に書いたように、角質を溶かす働きがあるので、詰まった毛穴を広げてくれます。またレゾルシンという成分も入っていて、これにはピーリング作用があるため、こちらでも毛穴のふさがりを改善してくれます。

3-3 薬以外による白ニキビの治療法

以上が、病院で処方してくれる主なニキビ治療薬と、ドラッグストアで市販されているニキビ治療薬でしたが、皮膚科に行くと投薬以外の方法でも白ニキビを治療してくれます。投薬だけで効果がない場合は、以下の治療についても皮膚科医に相談してみるのがよいでしょう。

3-3-1 毛穴の詰まりを物理的に押し出す面皰圧出

面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)という方法は、白ニキビに小さな穴を開け、中に詰まっている皮脂や角質を専用の器具で押し出す治療法です。

白ニキビはこれで一気に治りますし、赤ニキビへの悪化も防げるという二重の効果があります。これは保険の適用がありますが、その場合は1度に5~6個の治療が上限になる場合が多いので、たくさんできている時には何回か通う必要があります。

また先に書いたことと重複しますが、この方法は皮膚科において医師が衛生的な器具で行うので大丈夫ですが、自分で爪などで同じことをしようとすると、ニキビが化膿してしまうので絶対にしないようにしましょう。

3-3-2 古い角質を薬剤で溶かすケミカルピーリング

ピーリングの効果の話を上で書きましたが、これは皮膚科医がフルーツ酸などの薬剤を皮膚に塗り、同じ効果をもたらす治療法です。ただしこの時に使うフルーツ酸は非常に酸度が強いものなので、このケミカルピーリングという治療法は厳格に皮膚科医の監督下で行う必要があります。また、基本的に保険低用外です。


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