ニキビと面疔は同じ?ニキビと面疔の違いを知ろう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

3. 皮膚科での面疔の治療法

面疔は抗生物質による治療が基本です。

面疔は皮膚の深い部分で強い炎症を起こすため塗り薬だけでは病巣に届きません。そのため、抗生物質には飲み薬と塗り薬がありますが面疔の場合は「飲み薬」を中心に治療が行われます。

3-1. 抗生物質(飲み薬)

面疔の治療における抗生物質の飲み薬:

ルリッド錠(ロキシスロマイシン)
クラリス(クラリスロマイシン)
ミノマイシン(ミノサイクリン)
ファロム錠(ファロペネム)

などがよく処方されます。

*()内は一般成分名です。

皮膚科医によって処方される抗生剤には違いがありますが、どんな薬においても効果に大きな差はありません。

だいたい1週間から2週間くらい服用すれば確実に腫れは引いて治っていきますが、抗生物質が効きにくい方もいますので、その場合は薬を変えてもらうことをおすすめいたします。

抗生物質には下痢や腹痛を起こす副作用があることや、耐性菌(薬が効きにくくなる細菌)が発生してしまう問題があるため、使用について抵抗がある人も多いかと思いますが、悪化した面疔をできるだけ早く治すには抗菌薬の内服治療が最も有効だとされていますので、皮膚科の医師と副作用の可能性に関してしっかり確認しましょう。

3-2. 抗生物質(塗り薬)

面疔は病巣が肌の奥深くにあります。そのため、塗り薬の成分が届きにくい欠点がありますが、何もしないよりは効果が期待できます。

軽い症状の面疔であれば塗り薬だけで良い効果を得られることも多いとのこと。

皮膚科で処方される面疔のお薬は、ゲンタシン軟膏、アクアチムクリーム(ナジフロキサシン)、ダラシンTゲル(クリンダマイシン)、ゼビアックスローションなどがあります。

ステロイドが一緒に処方されることもありますので医師の指示に従いましょう。

■ ステロイドを塗るまでの手順はこちら:
洗顔→化粧水(保湿)→抗生物質→ステロイド軟膏

3-3. ヒルロイドとは一体何だろう?

ヒルドイドとはヘパリン類似物質を主成分とした薬です。

血行促進作用、抗炎症作用、保湿作用の3つの作用があります。

ヒルロイドは面疔の炎症を和らげ、さらに頭部を柔らかくして膿が出てきやすい状態へと導いてくれます。また、ヒルロイドは結合組織の増殖を予防するため、強い炎症によって皮膚が硬くなって「しこり」になってしまう現象を予防してくれます。軟膏タイプやローションタイプなどが処方されます。

3-4. ステロイド注射での治療

面疔が悪化してしまった場合は抗生物質の服用と同時に、患部にステロイド注射が行われることがあります。

ステロイドの消炎効果を患部に直接注入することで素早く炎症を抑えることができるのです。

ただし、ステロイドの使用には問題点があります。それは、皮膚萎縮です。注入する量が多すぎると、真皮層や皮下組織を萎縮させて、クレーター状に大きく凹んでしまう可能性があるため、しこりは防げても凹みが残るケースもあります。

この治療は医師の経験が必要で、医師による副作用の説明後に患者側がステロイド注射の治療に同意するかどうか、判断する必要があります。

3-5. 手術で膿を出す治療

面疔が悪化し、治りが悪い場合は皮膚を切開して膿を取り除く手術が行われることもまれにありますが、大事なお顔ですのでそうそう行われる治療法ではありません。

面疔が広がり治りづらくなり、皮膚の深いところで膿がたまってブヨブヨになったら手術が治療法の選択肢の一つに加わります。

しかし、医師の指示にきちんと従って抗生物質を使って面疔を治療していれば、手術が必要になるほど悪化することはありませんので安心してくださいね。


1 2 3 4 5

重要:ニキビを治す人の共通点は・・・
98%以上の人がリピートしているニキビケアが ビーグレンのニキビケアです。
天然クレイという鉱物を配合することで、洗顔時に顔をこすることなく、皮脂汚れやニキビ菌を吸い寄せて吸着することができます。
期間限定ですが、今なら1800円という金額のため、気軽に試してみることができます。
→詳しくはこちら

肌あれピンチに7日間の救世主!
定期的に肌あれしたり、ニキビができる・・・つらい・・・
資生堂 dプログラム トライアルセット 』はそんな敏感な肌を ”守り、美肌を育む” スキンケアです。
いつ見れられてもいい、美しい素肌を手に入れましょう。まずは1週間、あなたの肌でお試しください。
→詳しくはこちら

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket