身体の中からニキビ治療!内服タイプのミノマイシンの全貌とは?

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ニキビというと、皮膚の表面からせいぜい少し深いところくらいにできる「病気」なので、その治療薬はどうしても「塗る薬」を思い浮かべませんか?

しかし、ニキビが現れるのは確かに表面だとは言え、その根本の原因は皮脂腺の問題だったり、あるいはホルモンの分泌の問題だったり、さらには内臓機能の問題だったりして、実は「身体の内部から発症する病気」でもあるのです。

したがって、効果のあるニキビ治療薬は塗り薬だけではありません。むしろ塗り薬は表面的な症状を改善させるだけで、根本的な解決はできない、と言ってもいいくらいです。本当にニキビを治すのであれば、必要なのは身体の内部に働きかける「飲み薬」だとも言えるのです。

その飲み薬の中で、代表的なものがミノマイシンといわれるものです。皮膚科に行って飲むタイプのニキビ治療薬を処方される場合は、かなりの確率でミノマイシンです。しかし、実際にミノマイシンがどういう薬なのかもわからないで飲んでいる、という人も多いのではないでしょうか。

そこでここでは、飲むタイプのニキビ治療薬であるミノマイシンの成分内容、効果効能、正しい飲み方、注意すべき点などを詳しくご紹介します。

目次

1 ミノマイシンは飲むタイプのニキビ治療薬
1-1 ミノマイシンはアメリカ生まれの3タイプの抗生物質
1-2 ミノマイシンの特徴は何といっても細菌の増殖を「抑える」働き
1-2-1 いきなり細菌を殺すのではなく、増殖を抑え、だんだんと死滅させる
1-2-2 即効性はないが「静菌」は安全性に優れている

2 ミノマイシンはさまざまなニキビに効果あり
2-1 ミノマイシンはいろいろなタイプのニキビに効果を発揮する
2-2 ミノマイシンだけではニキビは完治しない

3 ミノマイシンの服用量は?必ず皮膚科医の指示に従って飲むこと

4 ミノマイシンは強い薬なので、副作用と飲んでいる時の生活の仕方に要注意
4-1 ミノマイシンの主な副作用4つ
4-1-1 過敏症状
4-1-2 ショック症状
4-1-3 胃腸の不調
4-1-4 内臓機能の障害
4-2 そのほか服用するうえでこれは注意しよう
4-2-1 ミノマイシンの長期服用は、菌に手効力がついて、効果が出なくなる場合も
4-2-2 途中で服用をやめると再発することも
4-2-3 必ず十分な水で飲む

5 ミノマイシンはどこで手に入るお?費用はいくらくらい?
5-1 基本は処方薬
5-2 海外通販で個人輸入をする方法も

6 ミノマイシンと作用の似た薬を使う方法も

まとめ

1 ミノマイシンは飲むタイプのニキビ治療薬

出典 | O-dan 

それではまずミノマイシンのプロフィールから簡単にご紹介しましょう。

1-1 ミノマイシンはアメリカ生まれの3タイプの抗生物質

ミノマイシンはアメリカのファイザー株式会社が製造している、皮膚炎、皮膚の化膿、皮膚のかゆみ、腫れなどを治療するために開発された内服薬、つまり飲み薬で、分類としては抗生物質です。アメリカのファイザー社というのは聞いたことがあるかもしれませんね。バイアグラやハルシオンなどの世界的に有名な薬をいくつも開発している会社です。

もっとも、ミノマイシンは本来はほかの会社が開発したものを、その会社ごとファイザー社が買収した、というのが実態ではあります。

このミノマイシンは、日本の皮膚科で処方される場合は、主に錠剤のタイプになりますが、ファイザー社が販売しているのはほかにカプセルタイプと顆粒状タイプの2種類があります。しかしこの2タイプは、効き目が強いのであまり日本では処方されていません。

1-2 ミノマイシンの特徴は何といっても細菌の増殖を「抑える」働き

ではそのミノマイシンとはいったいどういうニキビ治療薬なのでしょうか。

1-2-1 いきなり細菌を殺すのではなく、増殖を抑え、だんだんと死滅させる

細菌などを死滅させる抗生物質のイメージは、投与されるとそれが細菌に襲い掛かり、そしてそれらを駆逐する、という感じですが、ミノマイシンはそのようなメカニズムではありません。

本来、細菌は人間の身体の中に入ると、細胞に張り付き、血液に乗って細胞に送られてくる栄養を横から奪い取って成長し、繁殖していきます。その栄養素とは、人間の筋肉を含めたあらゆる部分の原料になっているタンパク質です。

これに対し、ミノマイシンの薬効成分は「塩酸ミノサイクリン」という、細菌が増殖する時に栄養とするタンパク質の生成を邪魔する、という働きを持ったものです。したがって、塩酸ミノサイクリンが身体の中に入ってくると、タンパク質が作られないので、身体に侵入している細菌は栄養を摂ることができず、次第に寿命が来てだんだんと死んで行くのです。

このように、いきなり細菌を駆逐する「殺菌」に対して、細菌の成長や繁殖の邪魔をして衰弱させ、寿命とともに死なせていくタイプの抗生物質をを「静菌効果のある抗生物質」と言います。

1-2-2 即効性はないが「静菌」は安全性に優れている

これだけ聞くと、なんだか迂遠で、なかなか効果が出ない薬のような気もしますが、確かに即効性はありません。しかし細菌を直接攻撃する「殺菌」の場合は、同時に人間の身体の中にある細胞も「殺して」しまうという可能性があります。ちょうど、ガンの治療で抗ガン剤を投与されると、健康な細胞も一緒に死んでしまい体力が非常に奪われてしまう、ということと同じです。

しかし、ミノマイシンの「静菌」のように、細菌の繁殖を妨害するものであれば、そのようなことはなく、安全性を保ちながら、身体の健常な部分は守りつつ細菌を死に追いやる、という効果が期待できるのです。静菌効果のある抗生物質が好んで使われるのは、この安全性と効果のバランスが優れている点からです。


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