ニキビ跡を消すには？ニキビ跡に効く化粧品と食べ物を解説

なかなか治らないニキビ跡にうんざりしている方、いませんか？赤くなったニキビ跡、シミになったニキビ跡、凸凹したニキビ跡など、メイクで隠すのも難しいニキビ跡は、本当に困りものです。

なかなか改選されないニキビ跡には、どんな処置をしたら良いのか分からず放置してしまうと、さらに大変なことになります。ニキビ跡は、ニキビよりも恐ろしい症状です。なぜなら、ニキビ跡は一生治らないこともあるからです。

そんな恐ろしいニキビ跡をきれいに治すために、ニキビ跡に効果のある食べ物と成分をご紹介します。食べるだけ、スキンケアだけでニキビ跡が消せたら最高ですよね？

しっかりと正しいケアでニキビ跡をきれいに消してしまいましょう。

目次

1.ニキビ跡はなぜ出来るのか？原因と種類
1-1.ニキビ跡とは？
1-2.赤みのニキビ跡
1-3.色素沈着のニキビ跡
1-4.クレーターのニキビ跡

2.ニキビ跡をきれいに治すオススメの食べ物
2-1.ニキビ跡を消すためお肌のターンオーバーを助ける食べ物
2-2.ニキビになりやすい要注意な食べ物は？

3.ニキビ跡を消すために効果のある化粧品や薬の成分
3-1.赤みのニキビ跡に効く成分
3-2.色素沈着のニキビ跡に効く成分
3-3.クレーターのニキビ跡に効く成分

4.まとめ

1.ニキビ跡はなぜ出来るのか？原因と種類

出典 |　元皮膚科ナースが教える！思春期ニキビと大人ニキビを治す方法　

まずはニキビ跡とはなんなのか、解説していきます。

1-1.ニキビ跡とは？

ニキビは、毛穴が詰まり炎症を起こす症状です。そんなニキビが治った後も残る炎症後の色素沈着や、微小な瘢痕（はんこん）をニキビ跡と言います。ニキビ跡になってしまうニキビと、ニキビ跡にならずにすむニキビの違いは、ニキビの種類に関係しています。

ニキビには、下記４段階の種類があります。

• 白色ニキビ：毛穴に皮脂が詰まる。患部が薄い皮膜で覆われて表面はまだ閉じており、発疹は白から乳白色。
• 黒色ニキビ：毛孔が閉鎖している。白色ニキビが少し進行した状態で、皮脂が盛り上がり穴があくことで患部を覆う被膜が開き、内容物が酸化して黒っぽく変色。
• 赤色ニキビ：黒色ニキビが更に進行した状態で、毛穴に詰まった皮脂に雑菌やアクネ菌が繁殖。炎症を生じ炎症性皮疹である赤色丘疹や内部に膿が溜まった膿疱へと移行する。
• 黄色ニキビ：赤色ニキビが更に進行した状態で、アクネ菌をやっつけるために白血球が出動して戦うことで毛穴の中に膿がたまった状態。

炎症していない、白色ニキビや黒色ニキビの状態で完治すれば、ニキビ跡にはなりません。ただし、ニキビを無理に潰したりすれば、白ニキビや黒ニキビでもニキビ跡になる場合もあります。

炎症したニキビの状態、赤色ニキビや黄色ニキビは、ニキビ跡になりやすい状態です。炎症は悪化すれば悪化するほど、お肌の奥にまで影響を及ぼします。さらに膿のたまったニキビは、最もニキビ跡になりやすい症状です。

ニキビ跡には大きく３種類があります。その特徴を解説していきます。

1-2.赤みのニキビ跡

出典 |　元皮膚科ナースが教える！思春期ニキビと大人ニキビを治す方法　

赤みをおびたニキビ跡の原因は、毛細血管です。

皮膚はニキビの炎症で傷つくと、ダメージを受けた箇所に毛細血管をはりめぐらして修復しようとします。この毛細血管が皮膚を通して透けて見えた状態が、赤みのニキビ跡の正体です。

1-3.色素沈着のニキビ跡

出典 |　元皮膚科ナースが教える！思春期ニキビと大人ニキビを治す方法　

赤みのニキビ跡を放っておくと、紫や赤紫色っぽく見える色素沈着をおこします。これが、色素沈着したニキビ跡です。色素沈着したニキビ跡は、赤みをおびたニキビ跡が悪化して、皮膚内部の毛細血管が壊れてしまいアザのようになります。

色素沈着したニキビ跡は、いわゆるシミと言われる症状です。シミになった跡を完全に消すには、長い時間が必要になります。色素沈着になる前の赤みをおびたニキビ跡の段階で、正しい処置することが大切になります。

1-4.クレーターのニキビ跡

出典 |　ニキビのことならニキぺディア　

凸凹でクレーターのようなニキビ跡、これが一番厄介な症状です。

クレータータイプは、赤ニキビが悪化して強い炎症が進行することで皮膚組織まで破壊され、肌の真皮層までダメージが及んでいる状態です。このダメージは回復することが難しく、ニキビ跡が一生残る恐れがあります。

強い炎症を起こしやすい体質の人や、皮膚の硬い人に多くみられる症状です。

炎症が真皮層まで至ると、ターンオーバー（角質の生まれ変わり）では、修復が困難になります。ターンオーバー周期は２８〜５６日に対し、真皮の生まれ変わりには６年程度の長時間が必要とされるためです。

また、真皮細胞は表皮を下から支える土台の役割を果たしてくれています。その真皮がニキビの炎症で破壊されてしまうと、表皮を支える土台がなくなってしまうため、皮膚がひきつれたり凹んだような状態になってしまいます。

クレータータイプのニキビ跡になりやすい人は、皮膚が硬いタイプの人、炎症を起こしやすい体質の人になります。該当する体質の方は、ニキビの初期症状で食い止めるよう心がけてください。