ニキビ以上に悲しいニキビ跡！その原因と治療法を徹底解説！

2　4種類のニキビ跡のそれぞれの原因は？

出典 |　o-dan　

2-1赤いニキビ跡は毛細血管が透けている

赤いニキビ跡は赤ニキビが治った後にできます。赤ニキビは毛穴の周囲で、細菌と免疫細胞が戦っている状態で、これを「炎症」と言います。その炎症が同じ場所で何度も起こると、免疫細胞は、周囲の毛細血管まで損傷させます。その結果、うっ血や肌の奥に炎症が残り、跡になります。これが透けてみえているのが、赤いニキビ跡です。

2-2紫色のニキビ跡は赤血球の変色

紫色のニキビ跡は何かにぶつけた時にできる青あざと一緒の現象です。炎症や化膿がひどく悪化すると、真皮の毛細血管も破壊されます。すると血液が漏れ出て、真皮細胞に染み込みます。その結果赤血球が黒く変色するため、その色が透けて見える紫色の跡になるわけです。

2-3茶色のシミの原因はメラニン

茶色いニキビ跡は、紫色のニキビの時のケアが悪いとできます。紫色のニキビ跡に多量の紫外線が当たると、メラニンが色素沈着してしまうのです。メラニン色素は、紫外線に対して皮膚の内部を守るために発生しますが、通常は時間が経つと新陳代謝で皮膚の表面に出ていき、肌色はもとに戻ります。しかしそれがあまりに多量で排出しきれないときには、色素沈着が起こり、茶色いシミになるのです。

2-4クレーターニキビ跡はコラーゲンの異常産生

皮膚の弾力はコラーゲンなどによってスプリングのように維持されています。しかし、炎症によってこれが破壊されると、皮膚は修復のためにコラーゲンを急いで産生します。その産生量が異常に増えてしまうと、瘢痕（はんこん）と言われるケロイドのような跡になって皮膚表面に現れるのです。