ニキビ治療にはサリチル酸が効果あり?その理由と使い方は?

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2 サリチル酸はなぜニキビ治療に効果があるの?

出典 | pixabay 

このような効果が確認されているサリチル酸ですが、ではなぜその効果によってニキビ治療ができるのでしょうか?

2-1 まずニキビができる原因のおさらいから

そのお話のためには、まずなぜニキビができるのかという原因のおさらいをしておきましょう。ニキビとはご存知のように、毛穴に皮脂や古い角質が詰まってしまった状態、そしてそれが膿んだり炎症を起こしてしまった状態のことです。これが起こる原因は主には以下の2つです。

2-1-1 皮脂が分泌されすぎるから

まず最大の原因は、皮膚の上で皮脂が分泌され過ぎてしまうことです。

そういうと皮脂は悪いもののような気がしますがそうではありません。皮脂が適度に皮膚の上をおおっている場合は、それが薄い皮膜になって、肌の内側の水分の蒸発を防いで肌の潤いを保ち、同時に外から肌の角質の隙間を通って内部に刺激物が侵入することを防いでくれる、皮膚にとって非常に重要なものです。

しかしそれが皮膚の表面をおおう以上に過剰に分泌されてしまうと、余った皮脂が毛穴に入り込み、毛穴を詰まらせてニキビを発生させてしまうのです。

2-1-2 皮膚の過角化が起こるから

もう1つの大きな原因は「皮膚の過角化」というものです。

少し触れましたが、皮膚の新陳代謝としてターンオーバーというものがあります。これは角質細胞が皮膚の皮下組織で生まれ、そして成長しながら皮膚の表面まで昇ってきて表皮になり、そして寿命が来るとアカとしてはがれ落ちる現象です。これが正常に行われることで、皮膚はいつも新しくて元気な角層におおわれて、健やかな状態でいられます。

しかし、このターンオーバーが正常に機能しなくなると、角層が古くなってもそのまま表面に残るのでどんどん角層は分厚くなります。または紫外線などの刺激によっても角層は皮膚の内部を防御するために自分を分厚くしていきます。これが過角化です。

この過角化によって何が起こるかというと、分厚くなった角層は、毛穴の上までかぶさってしまい、その結果毛穴は何かによって詰まった場合と同じ状態になります。すると、その中に空気が入らないので皮脂が酸化して膿んだり、炎症が起こっているニキビになってしまいます。

2-2 サリチル酸を使ってニキビ治療ができるわけ

このようなニキビの原因に対して、サリチル酸の持っている、角質を柔らかくする効果と、抗菌、殺菌効果は以下のような働きをし、そしてニキビを治してくれます。

2-2-1 毛穴をふさいでいる角質を溶かして、中の膿や酸化した皮脂を除去する

まず1つは、サルチル酸によって毛穴をふさいでる角質が溶けて柔らかくなることではがれます。すると、毛穴が元のように通るようになって、中で炎症のもとになっていた膿や、炎症をこれから起こそうという酸化した皮脂が取り除かれます。

さらには、その刺激によって、滞っていたターンオーバーの機能も正常化し、またきちんとしたサイクルで角質を生み、それがはがれていくという状態になるので、皮膚の過角化も解消され、それによっても毛穴の詰まりがなくなります。

この2つの効果によってニキビが治っていくのです。

2-2-2 毛穴と周辺の炎症の原因であるアクネ菌を殺菌する

また、すでに炎症が起こってしまい、化膿している状態のニキビに対しては、その炎症の原因であるアクネ菌を殺菌し、さらに繁殖を防ぐ抗菌作用を働かせることで、その化膿や炎症を鎮めていきます。

これによって、炎症や化膿を起こしている、いわゆる赤ニキビや黄ニキビも治して行くことができます。特に、またサリチル酸自体が皮脂に近い性質なので、毛穴のトラブルにはほかの薬剤よりも効果が高いのです。


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