どうしてニキビはできるの？ニキビや肌荒れの原因と治し方とは

5. 肌荒れ・ニキビ跡をきれいにする方法

肌荒れが深刻化すると最終的にお肌に跡が残る場合もあります。

ニキビが簡単に治らず、ニキビ跡が残ってしまって困る！とお悩みの方はいらっしゃいませんか？

ニキビができやすい敏感肌の方に多い悩みのひとつである「ニキビ跡」に関する基礎知識もまとめてみました。

5-1. ニキビ跡って何？

ニキビ跡とは肌にできた炎症や傷、または色素沈着による「シミ」の状態のことです。繰り返し同じ場所にニキビができて傷がつくとダメージが深くなり、皮膚の深いところにある組織までを壊してしまうため、ニキビが治っても跡が残ってしまうのが「ニキビ跡」と呼ばれるものです。

5-2. ニキビ跡の3つのタイプと原因

ニキビ跡には一般的に3つのタイプがあります。

それぞれの症状や原因をまとめてみましたので参考になさってください。

■　赤みが残るタイプ

出典 |　ニキビ跡を治す方法

大きく膨らんだニキビが落ち着いて平らになったけれど「赤み」だけが残った状態をいいます。原因はニキビが炎症を起こしたときに毛穴の周りでうっ血が起き、そのために赤みを帯びるからです。

■　シミが残るタイプ

出典 |　ニキビ跡を治す方法

これはいわゆる「シミ」と言われる状態です。ニキビができることによりメラニンを大量に作るのが原因だとされています。メラニンとは皮膚が日光に当たることで生成される色素のことです。

フェイスラインにできやすく、ニキビの上から日焼けをすると、さらに茶色の色素が沈着してしまうので日焼け対策は必須です。

■　クレーターが残るタイプ

出典 |　ニキビ跡を治す方法

肌に凹凸はクレーターと呼ばれています。3つのニキビ跡で一番厄介なのがこちらのクレータータイプ。赤ニキビが悪化し強い炎症が進行することで皮膚組織までもが破壊されることが原因です。一度破壊された皮膚組織は回復しません。そのため凹凸が肌に残るのです。皮膚の硬い方や強い炎症を起こしやすい体質の方によくみられるニキビ跡です。

5-3. 種類別ニキビ跡の改善方法

確かにニキビ跡のタイプによっては半年から1年、さらに長期間かかる場合もありますが、正しいケアで対処したり、食生活や生活習慣を見直すことで早く改善することができますので安心してくださいね。

■　赤みが残るタイプ

赤みが残るタイプのニキビ跡の赤みを薄くするためにはビタミンC配合の化粧水と美容液を使ってスキンケアを続けるのが効果的です。ビタミンCには皮脂を抑える効果やニキビの炎症を抑える効果があり、肌への浸透が高いビタミンC誘導体（リン酸やAPPS)を配合した化粧水と美容液が最も効果的だとされてます。

ビタミンCの浸透をさらに高めたい場合はイオン導入器でマイナスの電極を当ててお肌の深層部までビタミンCを送り込みましょう！

ケアの手順

1. 洗顔
2. 化粧水（ビタミンC誘導体を配合したもの）
3. 乳液（セラミドやヒアルロン酸などを含んだもの）
4. 美容液（リン酸やAPPSを配合したもの）
5. イオン導入

■　シミが残るタイプ

紫色や茶色の色素沈着タイプのニキビ跡も赤みが残るタイプのニキビ跡と同じケア方法で薄くすることが可能です。

シミが残るタイプのニキビ跡は消えるまで2~3年かかることもあり、その間に日焼けをしてしまうとさらに消えにくくなりますので、ピーリング剤を使って落とす「角質ケア」がおすすめです。

ビーリング剤にはゴマージュやスクラブのようにポロポロ落とすものや、拭き取るシートタイプ、また、クリームやジェルなど洗い流せるタイプなどがありますので、いろいろと試してみて自分の肌に合ったものを使いましょう。

お肌への刺激が少ない洗い流せるタイプがおすすめです。

角質ケアは週に1~2回程度がよいでしょう。ピーリングはやりすぎに注意してください。

ピーリング後も美容液でしっかり保湿してください。そして引き続き日焼け対策も忘れないでくださいね。

1. 洗顔（ピーリング）
2. 化粧水（ビタミンC誘導体を配合したもの）
3. 乳液（セラミドやヒアルロン酸などを含んだもの）
4. 美容液（リン酸やAPPSを配合したもの）
5. イオン導入

■　クレーターが残るタイプ

クレーター状の陥没が残るタイプのニキビ跡はセルフケアでの改善にとても時間がかかり、非常に難しいとされています。そのため、美容皮膚科での治療をおすすめします。

皮膚科で治療するとなると、確かに治療費は自分でケアするのと比べてもっとかかりますが、最近では治らないといわれていた重度のクレーターでも目立たなくなるまで治せるようになってきているとのことですので、一度皮膚科の医師と相談してみてはいかがでしょうか。

主な治療法

• ケミカルピーリング
  （ピーリング剤で古くなった角質を除去、ターンオーバーを高めて肌の再生を促す治療）
• フラクセルレーザー
  （専用の装置が発する光をニキビ跡に当て、皮膚の細胞に刺激を与える。コラーゲンの再生を促す治療）
• フォトフェイシャル
  （顔全体にソフトな波長の光を当てる治療）
• FGF治療
  （凹んだ肌の部分に線維芽細胞増殖因子（FGF）を注射して細胞を増殖させる治療）
• 培養表皮移植
  （体のほかの部位の組織をニキビ跡の凹みに移植する治療法）

中でもここ最近注目されている治療法は、線維芽細胞増殖因子（FGF）を注射するFGF治療です。

すでにできてしまったニキビ跡や常にできるニキビに悩まされている方は、お肌のターンオーバーを意識しながら生活習慣（睡眠・バランスのとれた食事・適度な運動）から見直してみてください。

先にお伝えしましたが、色素沈着によるニキビ跡が日焼けするとさらに消えにくくなりますので、UVケアは常に意識してくださいね！

5-4. ニキビやニキビ跡の肌荒れに効果的な薬

生活習慣を見直したり自分でニキビケアをしても、ニキビができてしまう時やクレーター状のニキビ跡が残ってしまったり、とどうにもならない場合もありますよね。

毛穴に皮脂や古い角質が詰まってできたニキビやカビの一種のアラセチア菌やニキビダニなど、ニキビの原因はいろいろとあります。

そこで、ニキビやニキビ跡に効果的とされている医薬品を紹介させていただきたいと思いますので今後のご参考になさってくださいね。

＊おすすめ塗り薬　アポスティークリーム ¥500～

アポスティークリーム（医薬品）

●商品説明

「アポスティークリーム」は，アクネ菌による面皰(めんぽう:コメド)の成長を抑え，にきびの炎症をしずめるイブプロフェンピコノール配合のにきび・吹き出物治療薬

肌にやさしい基剤で，やわらかくてのびやすいクリームが特徴

ヒアルロン酸ナトリウムおよび濃グリセリン配合

●用法・用量
1日数回，石けんなどで洗顔後，適量を患部に塗布してください。

　大きいニキビにはすぐ効く気がします。夜に塗って、朝には小さくなっている感じ。ニキビ跡には、あんまりかな・・・。
継続的に塗り続けて、小さくなってきたかな？と感じる程度。　cosme.net　｜http://www.cosme.net/product/product_id/2897118/review/504664269

＊おすすめ飲み薬　チョコラBB ¥1300～

チョコラBB(医薬品）

●商品説明

チョコラBBプラス: 肌あれ、にきび、口内炎の緩和と、疲れた時に効果的なビタミン剤

吸収にすぐれた活性型ビタミンB2が、細胞の新陳代謝を助けて皮膚・粘膜の症状を改善し、バランスよく配合した5種類のビタミンB群が、食事から摂取した栄養素を効率よくエネルギーに変換して毎日の疲れをケア

肌あれと疲れた時には小型でのみやすい錠剤のチョコラBBプラスが効果的

●用法・用量

次の量を朝夕食後に水またはお湯で服用してください。
〔 年 齢 〕 成人(15歳以上)
〔 1回量 〕 1錠
〔 服用回数 〕 1日2回

突然できたニキビに悩んでいた時に購入。

なんと３日で治りました( ^ω^ )まさかこんなに早く治るとは思ってもみなかったのでびっくり…！飲み始めて一週間ほどになりますが新しいニキビができなくなりました。(さすがにチョコを大量に食べた次の日には小さいニキビができますが、すぐ完治します＊)

cosme.net　｜http://www.cosme.net/product/product_id/314387/review/505689174