どうしてニキビはできるの？ニキビや肌荒れの原因と治し方とは

2. 顔の肌荒れって一体何？

顔の肌荒れとは「肌が健康ではない状態」を指します。ニキビ以外にも肌荒れの状態があることをご存知でしょうか？

一般的に下記の6つの状態が「肌荒れ」と言われています。

■　肌がカサカサする

■　赤くなる

■　かゆみが出る（湿疹）

■　吹き出物やニキビができる

■　くすみ

■　毛穴が開く

これらの代表的な顔の肌荒れの状態についてもっと詳しくみていきましょう。

2-1. 具体的に肌荒れってどのような状態？

①肌がカサカサする状態

文字通り肌が乾燥することで起きる顔の肌荒れのひとつです。

紫外線や外からの影響を受けて本来肌が持っている「肌を守る」働きが弱まると肌の水分が失われやすくなり、その結果乾燥し、肌がカサカサしていきます。

②赤くなる

肌の皮膚が薄くなることで毛細血管が浮き出て見えたり、体の免疫が弱まることなどで吹き出物やニキビができて赤みを帯びてしまい、顔全体が赤く見える状態をいいます。

肌が薄い方は生活スタイルを見直して肌の代謝をよくしてあげることが重要となります。

③かゆみが出る（湿疹）

湿疹やくぶれによってかゆみが出てくることもあります。アレルギーや自分の肌に合わないスキンケア化粧品などが原因でかゆみが出てくることがあるとされています。

④吹き出物やニキビができる

ストレスや体調不良、生活習慣、月経前症候群（PMS）によるホルモンバラスの乱れなどで皮脂量が過剰になり、古い角質と合わさって毛穴に詰まることで、吹き出物（大人ニキビ)やニキビができやすい状態を指します。

また、ヘアスプレーやヘアワックスなどが顔につき、それらが肌への負担となり、おでこや生え際、フェイスラインなどに吹き出物やニキビができる場合もあります。

⑤くすみ

くすみは一般的に「肌がごわついてツヤがない、なんとなく肌のトーンがくらい」状態をいいます。血行が悪くなると乾燥や毛穴の汚れを引き起こすため、肌の明るさやツヤ、透明感等が減ることで肌がくすんで見えてくるのです。

⑥毛穴の開きや黒ずみ

余分な皮脂が毛穴にたまると毛穴が開いているように見えます。毛穴に詰まった皮脂と汚れをそのままにしておくと、古くなり、黒ずみのある毛穴になりますのでご注意ください。

2-2. 顔の肌荒れを引き起こす5つの原因

原因その①肌に合っていないスキンケア

肌に合わない化粧品を使ってはいませんか？

肌に合わない化粧品を使うと肌への負担となってしまい、本来あるべきはずの肌を守る機能が低下します。そのため、肌に必要な水分と油分が不足し、紫外線や汚れ、乾燥などが負担となり肌が乾燥するため、肌荒れの原因となるわけです。

肌荒れを防ぐためにも、保湿成分が配合されている化粧品でしっかり保湿しましょう。

原因その②生活習慣の乱れ

ストレスや疲れを感じていませんか？

不規則な生活による睡眠不足など、生活習慣が乱れるとホルモンバランスも乱れてしまいます。ホルモンバランスが乱れると、体や肌を守る働きが弱まり、体調を崩したり肌荒れが起きる場合もありますので不規則な生活をしないように心がけましょう。

原因その③生理前や生理中

女性の場合は特に生理前はホルモンバランスの乱れによる顔の肌荒れが起きやすくなります。仕方のないことではありますが、この時期はできる限り不規則な生活をしないようにしてください。

原因その④栄養不足

ビタミン類が不足すると肌のリズムが乱れてしまい、古くなった角質や老廃物などが体外に排出されにくくなります。それによってシミやくすみなどの肌荒れが起きやすくなるので、肌の働きをサポートしてくれるビタミン類を積極的に摂りましょう。

ビタミン類だけだと体内に吸収されにくいので、ビタミン類の働きを発揮させるためにもビタミンと一緒にミネラルも摂取してください。もちろん、バランスの良い食事をとることも忘れないでくださいね！

食事で十分なビタミン類を摂取できない場合もありますので、その際はサプリメントで補うとよいでしょう。

原因その⑤妊娠中や産後

妊娠中と産後にも肌荒れが起きやすくなることをご存知でしょうか？

特に妊娠初期はホルモンバランスが急激に乱れるため、そして、赤ちゃんに栄養を届けるため、自分の肌にまで十分な水分や栄養が行き届かないのです。また、産後はなれない子育てによるストレスも肌荒れの原因と考えられています。

2-3. 肌荒れとストレスの関連性

肌荒れの原因が特定できない場合、もしかしたらストレスが主な原因かもしれません。

現代はストレス社会とも呼ばれていますよね。ストレスがない！ストレスが溜まらない！という方がいらっしゃるなら会ってみたいです。

ストレスが溜まると肌荒れを起こす場合もあります。そんな時は化粧品でお手入れをするよりもストレスそのものを改善する方が肌荒れの治りがよい場合がありますので、ストレスが原因で肌荒れが起きている場合は、まずはストレス解消を心がけましょう。

ストレスを溜め込むと、免疫力が弱くなったり、外部刺激を受けやすくなったり、皮脂分泌が増えると言われています。

ストレスを改善するために効果的な方法：

食べ物に気をつける
質のよい睡眠をとる
思いっきり笑ったり、泣いたりする
思っていることを紙に書き出してみる

ストレスの解消方法は人それぞれ違うと思いますので、自分自身のからだの声を聞いてみるのが一番のストレス改善方法かもしれません。自分に合ったストレス解消方法で肌荒れを撃退しましょう！

2-4. 治らない肌荒れやニキビは汚れたスポンジが原因？

ストレスを改善したり、生活習慣を見直したり、自分の肌に合ったスキンケアに変えたのに肌荒れやニキビが一向に治らないとお悩みの方は一度化粧で使っているパフを確認してみてください。

ファンデーションのパフはコロッケのようになっていませんか？

最後にいつパフを手入れしたか覚えていますか？

手入れされていないパフはトイレの床よりも汚れているそうですよ！

そのようなパフを顔につけていたら治る肌荒れやニキビも治りませんよね。ニキビが発生している肌にパフを当てたらアクネ菌が付着します。そして、そのパフ自体に皮脂がたくさんついているので「アクネ菌の温床」となり、普段は密封されたコンパクトケースにしまわれています。

ですので、化粧で使うパフを定期的にお手入れしましょう！時間がない場合や手入れが面倒であれば、ドラッグストアで使い捨てパフを購入してうまく活用しましょう。

パフのお手入れ方法はとっても簡単！

パフ専用の洗剤で優しく押し洗いをします。ボウルの水がきれいになるまでよくすすいでください。すすぐ際は流水よりボウルなどに水を貯めてすすぐ方がよいでしょう。汚れが落ちたきれいなパフは陰干しでしっかりと水分を取り除いてくださいね。

これだけできれいなパフになり、肌への負担が軽減されますのでこの機会にパフも洗って肌荒れやニキビを予防しましょう！

時間がある時にブラシのお手入れもすると、お肌が潤うだけではなく、化粧のノリもよくなるのでおすすめです。