2-1 塩抜きダイエットは短期集中ダイエットです！
もちろん長期間にわたり無塩を続けると体に弊害が現れてきますので、3日間の集中ダイエット
が適切です。
塩分に含まれるナトリウムは、カリウムと共に脳からの信号を神経や筋肉に伝達して、筋肉の
収縮や弛緩をさせる働きをしています。
筋肉には、自分ではコントロール出来ない心臓や呼吸に関わる筋肉や内臓の筋肉などの不随意筋
があり、ナトリウムが過度に不足すると不随意筋が麻痺したり、神経伝達が上手くいかず、意識
障害が引き起こされる可能性もあります。
塩抜きダイエットは、長期間は行わず3日間で終えるようにしてください。
2-2 塩分は全く摂っちゃいけないの？
先にも書きましたが、塩分が全く入っていないものを探す方が大変ですので、入ってはいても
含有量が少なめのものを食べましょう。
まず塩分の含有量の高いものから見てみましょう。
食品100g中の食塩相当量
◆梅干し 22.1g
◆豆板醤 17.8g
◆しょう油（薄口） 16.0g
◆しょう油（濃い口） 14.5g
◆米みそ 13.0g
◆オイスターソース 11.4g
◆豆みそ 10.9g
◆麦みそ 10.7g
◆ウスターソース 8.4g
◆ノンオイルドレッシング 7.4g
などが食塩の含有量の高いものです。
その他食塩相当量はこちら ↓ をご覧ください。
2-3 必要な塩分摂取量はどの位？
一日に塩分ってどの位摂れば良いのか、自分がどれだけ摂っているのか、病気でもしないと
気にしてもいないですよね。
厚生労働省推奨の一日の目標量は
男性 8g
女性 7g です。
カップ麺が6.9gですので、女性ならカップ麺1個食べたらもう他の物は食べられないんです。
ちょっと悲しいですね。
3. 塩抜きダイエットのやり方を紹介します！
塩抜きダイエットは単純に塩をなるべく摂らないというだけのダイエットですが、大切なのは
3日間で集中してダイエットをすることです。
無理に続けてしまうと、体に不調を起こす可能性もありますので気を付けてください。
めまい、ふらつき、倦怠感などが出やすくなりますし、最悪の場合意識障害などになることも
あり得ますので十分に注意してくださいね。
又、夏は汗をかくので、たくさんのミネラル分が汗と共に流れていってしまいます。
ミネラルが不足すると熱中症のリスクが高まりますので、夏は特に細心の注意をはらって
実行してください。
又妊娠中は胎児の栄養補給や成長のために塩分が必要ですので避けた方が良いでしょう。
3-1 塩は摂れないけど、たくさん食べても大丈夫！
基本的にとにかく塩分を摂らないようにするのが塩抜きダイエットですが、塩分のない物や
少ないものなら何をどれだけ食べても構わないということなので、その点はちょっと嬉しい
ですね。
とはいっても、慣れないうちは塩分のないものは多分美味しく感じないかも知れません。
元々が塩分多めで味の濃いもの好きな方だからこそ、むくむ体質だった可能性もあります。
そうなのであれば、せっかくの良い機会ですから食生活を見直してみるのも良いですね。
3日間塩の抜きダイエットを経験すると味覚が鋭くなり好みが変わる方も多いようです。
後は水をたくさん飲むことです。
体内に溜まっている高濃度の塩分を薄めるために、体が水分を溜め込むことになるので一時的
に返ってむくむこともありますが、塩分が薄まると自然に排出されます。
恐れずに水をたくさん飲んでください。
お茶は利尿作用が高いので積極的に摂ってくださいね。
3-2 加工食品やお菓子はお惣菜は避けてください！
もちろん加工食品もお菓子もお惣菜も塩分はとても高いですので、3日間は厳禁です。
殆どの食品には塩分が含まれていて食べるものがないように感じるかも知れません。
正直、普段の食生活が自炊ではない方は中々難しいです。
3-3 コンビニでも調達出来る？
実際コンビニで調達するのは大変ですが、最近はコンビニでも果物や野菜が置いてありますので
不可能な訳ではありません。
出来るだけ味付けのない生の素材のもの、カットフルーツやカット野菜、野菜ジュースも使えます。
又、東京中心で他の地域にはそれほどないようですが、青色ではなくえんじ色やクリーム色の
ナチュラルローソンは健康志向のコンビニで、添加物に配慮したものや塩分少なめの物も置いて
いるようです。
それに国立循環器病センターの始めた、循環器病の予防のための「かるしおプロジェクト」が
行われていて、軽く塩を使ってうまみを引き出す新しい減塩の取り組みがあります。
認定商品なども出ていますので、塩抜きダイエットにも使えそうですね。
3-4 カリウムを摂りましょう！
塩分に含まれていているナトリウムと、カリウムは体の中で通常バランスが取れているもの
なのですが、塩分の摂り過ぎでナトリウムが増えてカリウムが減るとバランスが崩れて
むくみが生じます。
むくんでいる状態は既にカリウムが不足しているということですね。
塩抜きダイエット以外の時にもカリウムを摂ることでむくみが改善する可能性もあります
ので、日常から気を付けていると良いですね。
そして塩抜きダイエット中はカリウムを積極的に摂って、水分を体から出しましょう。
野菜・芋類・豆類
◆やまといも
◆里芋
◆さつまいも
◆にんにく
◆枝豆
◆ほうれん草
◆かぼちゃ
◆セロリ
◆にら
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