それ以外の食事は、基本的に好きなものを食べて構いませんが、かといってアルコールの飲みすぎや高脂質の食事に偏っては、効果が相殺されてしまいます。あくまでもバランスのよい食事を心がけましょう。
また、3食全てを置き換える場合は、期間を数日くらいの短さに設定した方がよいでしょう。3食置き換えダイエットは、即効性が高い一方で、リバウンドや途中棄権などの失敗を招きやすくなっています。
ゆっくりでも確実に痩せたいという人は、1日1食の置き換えがおすすめです。無理もなく融通も利くので、長く続けやすいためです。特に初心者が始めて行う場合は、1食のみから入る方がよいでしょう。
1.4.置き換えダイエットの注意点
置き換えダイエットの注意点としては、上でも述べましたが、きちんと栄養バランスを考えた食事を摂るということが大事です。
すぐに結果を出したいと焦って、3食ともカロリーの低い食べ物に偏ってしまっては、返って失敗しやすくなります。あくまでも、必要な栄養をしっかりと摂ることを忘れないようにしましょう。
また、これも前述しましたが、間食はできるだけ控えることも大事です。どうしても食べたくなったら、果物などのカロリーの低いものを選んで食べましょう。
すぐに結果が出ないからと言って、途中であきらめてしまうのもNGです。最低でも3ヵ月は続ける覚悟で取り組みましょう。
2.置き換えダイエットの種類は?
必要な分は食べつつ痩せられるという置き換えダイエットですが、置き換える食べ物の種類には、どのようなものがあるのでしょうか。
次は置き換えダイエットに使われる食品を、タイプ別に見てみましょう。
2.1.女性に人気のお菓子タイプ
まず最初に挙げられるのが、お菓子タイプの置き換え食品です。ダイエットというと、どうしても「お菓子はNG」と思いがちですが、食べちゃダメとなるほど食べたくなるもの。
しかし、置き換えダイエットで食べるお菓子は、低カロリーで満腹感も得られるものとなっています。甘いものに目がない人にとっては、非常にうれしいところでしょう。
市販のお菓子タイプの置き換え食品には、おからのクッキーや寒天ゼリー、こんにゃくゼリーといったものから、野菜ケーキ、こんにゃくケーキ、低糖質プリンまで、バリエーションも豊富です。
ダイエット中でもお菓子が食べられるというメリットの一方で、栄養バランスのよいものが少ない、味の面で落ちる、食べ過ぎる危険があるなどのデメリットもあります。
2.2.手軽に摂れる ドリンクタイプ
ドリンクタイプの置き換えダイエットは、スムージーやシェイクなどを、コップ一杯飲むだけというものです。
野菜や果物、ミルクや野菜ジュースといった食材を、好みでミキサーにかけ、ブレンドして飲むこともできますし、市販のものを利用することもできます。
手軽で栄養満点、味のバリエーションも豊富というメリットがある一方、満腹感という点では正直物足りないという面もあります。
2.3.食べごたえしっかり ミールタイプ
ミールタイプの置き換え食品は、カレーやラーメン、スパゲティなどの通常の食事を、低カロリーの置き換え用にしたものです。
市販のものも数多く販売されており、カロリーも1食66kcalのカレーや、110kcalのラーメンなど非常に低カロリー。味の面でも工夫されており、普通の食事と同じ感覚でダイエットできます。
その反面、やはり他の置き換え食品に比べると、ダイエット効果は薄いという特徴もあります。短期間での目立った減量は望みにくく、より長期の期間が必要になります。
2.4.フルーツの置き換えダイエットも
果物を食事と置き換えるのも有効です。
話題になったバナナダイエットが代表的ですが、りんごやパイナップルなど、フルーツを食事に置き換えることで、健康的に痩せることができます。
特に、朝食をフルーツに置き換えるのは、ダイエットだけでなく美容にも効果的。栄養が体に行き渡り、肌や髪にも良い影響があります。
フルーツの置き換えダイエットは効果が出やすい一方で、食べ過ぎれば栄養バランスが偏ったり、逆に太ってしまう危険もあるので要注意。
フルーツの置き換えダイエットは1日1、2食だけに抑え、栄養のバランスに気をつけましょう。
3.置き換えダイエットでおすすめの食材
続いては、具体的に置き換えダイエットで効果的な食べ物について見ていきましょう。
栄養もあって痩せやすい、優れた食材を5つ選んでご紹介します。
3.1.豆腐は栄養もたっぷり
豆腐が非常に優れた健康食品なのは、よく知られています。豆腐を置き換え食品として使うことで、ダイエットにも大きく役立ちます。
豆腐のカロリーは、100gあたり約56kcalほど。ご飯のカロリーが168kcalなのと比べると、そのカロリーの低さは一目瞭然です。
低カロリーなだけでなく、栄養面でも優秀です。たんぱく質が豊富で、大豆レシチンや大豆サポニンといった成分はコレステロール対策に効果抜群ですし、大豆イソフラボンは美容にも良い成分。
料理のバリエーションも豊富で、そのまま食べてもよし、さまざまな味付けをほどこしてもよしと、飽きがきにくいのもうれしいところ。お腹も満たされるので、まさにダイエットにはうってつけの食品と言えるでしょう。
3.2.キャベツで便秘解消も
キャベツもまた、置き換えダイエットに向いた食材です。
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