2.大人ニキビで気を付けたい生活習慣
大人ニキビは思春期にニキビと原因が違います。大人ニキビに主な原因は「乾燥」「ホルモンの乱れ」があります。大人ニキビで改善したい生活習慣を見ていきましょう。
2.1.ため込むとニキビが発生しやすくなる「ストレス」
ストレスニキビ、肌荒れ、アトピー性皮膚炎などでも原因として挙げられるものです。私たちはストレスを受けると身体が反応し、ストレスから守ろうと特定のホルモンが分泌されます。
このホルモンを「コルチゾール」といいます。「コルチゾール」は血糖値を上昇させ、ストレスに対抗する働きがあります。それと同時に「コルチゾール」には男性ホルモンの分泌を促進する作用もあります。
男性ホルモンが優勢な状態になると皮脂の過剰分泌が起こります。皮脂の過剰分泌により毛穴が詰まりやすくなりニキビの原因となります。
ストレスを受け続けていると疲れやだるさだけではなく、肌荒れとなって現れ、メイクのノリが良くないということから気が付く人も多いのではないでしょうか?
身体を動かし汗をかく、日常とは少し違う体験をするなど自分なりのストレス発散方法でストレスをため込まないように心がけましょう。
2.2.肌は内臓の疲れを写す鏡「内臓の疲れ」
出典 | pinterest
ニキビと結び付けられる生活習慣の中には食生活が大きく関わっています。毎日、3食の食事から摂取されるもので身体はできているわけですから、偏った食事は生活習慣の乱れへとつながってしまいます。
特に気を付けたいのが食べ物による内臓への負担です。1番は飲酒ですがお酒を飲まない人でも食べ物から内臓へ負担をかけていることがあります。まず、飲酒は量が多かったり、毎日、飲んでいる場合にはアルコールを分解する肝臓に大きな負担がかかります。
アルコールは体内に入ると、胃で20%、腸で80%が吸収されます。空腹でアルコールを飲むと胃と腸への負担も大きくなります。胃と腸で吸収されたアルコールは血液だ肝臓に運ばれ肝臓で分解されます。
アルコールを飲まない人でも、冷たいもの、刺激物などは内臓に負担となります。氷が入った冷たい飲みはそのまま胃まで一気に到達してしまいます。内臓が冷えるとその機能は低下し、身体中を巡っている血液もその温度が低下すると言われています。
2.3.大人ニキビの大きな原因「ホルモン」
ホルモンの乱れはニキビの大きな原因です。思春期もホルモンバランスが崩れやすい時期ですが、ホルモンが原因のニキビは大人ニキビの方が大きいと言えます。
女性は毎月、月経周期に伴って2つのホルモンが入れ替わります。生理予定日の2週間前くらいから黄体ホルモン分泌が始まります。このホルモンを「プロゲステロン」といいます。
この黄体ホルモンには男性ホルモンに似た働きがあり、皮脂の分泌を活発にします。それにより生理前の黄体ホルモンが活発時期には、それまで安定した肌状態も、皮脂量などコンディションが不安定になります。
また、生理になると体温が上昇するため炎症が進みやすくなる時期でもあり、ニキビなどができると進行が早まることがあります。
しかし、毎月の月経周期はやってきます。そこで毎月、同じような時期にニキビを発症するというタイプは、ホルモンバランスが原因であることが多いので、婦人科、産婦人科で相談すると適正な処方薬を出してもらえます。
月経前症候群と呼ばれる症状の中に、吹き出物や肌荒れもありますので相談してみると良いでしょう。
2.4.ビタミンを破壊する「喫煙」
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肌荒れ、ニキビとなる生活習慣の中で最も良くないものが喫煙です。たばこに含まれる化学物質の数は4000種類、その中で有害物質が200種類、ガンの原因になるのが50種類と言われています。
喫煙が身体に良くないのは知られていますが、改めて見ておきましょう。
- がん 胃がん、口腔 / 咽頭がん、喉頭がん、食道がん、すい臓がん、肺がん、膀胱がん、子宮頸がん
- 精神系 うつ病、ストレス
- 呼吸器系 喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺炎
- 生殖器系 妊娠・出産への悪影響、乳幼児突然死症候群、ED
- 血管系 心筋梗塞、動脈硬化、高血圧、脳卒中
- 糖尿病
- メタボリックシンドローム
- バセドウ病
- 胃潰瘍
- 骨粗鬆症
2.5.肌の修復は眠りから「睡眠不足」
規則正しい睡眠とよく言われますが、実は睡眠時間はそれほど大きな問題ではなく、その人に合った睡眠のパターンで深く眠っている時間があれば良いと、最近では言わるようになってきました。
少し前まだは、眠りにはゴールデンタイムがあるとよく言われていましたが、決まった時間に眠っていなくてはいけないのではなく、眠り始めてからの3~4時間が重要と言われています。
これは成長ホルモンが分泌され、肌や細胞の成長が促されることから言われています。肌は特に傷ついたところや、ダメージがあるところへの修復は、この成長ホルモンがカギとなるからです。
夜寝る時間がつい遅くなってしまうちう人は、毎朝、同じ時間に起きることを守るほうが良いそうです。
2.6.それいつ洗った?顔に触れるものは「清潔に」
生活習慣というのは人そそれぞれ違いあり、また、その家庭ごとにも少しずつ違うようです。子供の頃は自分の家庭の習慣が当たり前だと思っていても、大人になって他人の家の習慣を知り、驚いたということが良くあります。
その中でも繰り返し、ネットなどで話題になるのが洗濯です。特にバスタオル、枕カバー、シーツなど自分では当たり前のサイクルで洗濯していたことが、他人と比べると驚きの違いがあることが多いようです。
ニキビは清潔にするがとても重要です。バスタオルもそうですが特に気を付けたいのが、枕と布団カバーです。枕は横向き眠っている間、ずっと顔が付いた状態でしかも、頭の重みで押し付けられている状態です。
この枕、枕カバーが不衛生だとニキビの原因になることがあります。枕カバーはこまめに洗濯し、枕も天日干しするようにしましょう。
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