ホットヨーグルトでダイエット！ホットが体に良い理由3つ教えます！

ヨーグルトのCMで良く耳にするのが、「腸内フローラ」という言葉。私たちのお腹に中には非常に多くの腸内細菌が住んでいます。種類ごとにまとまって腸壁にびっしりとついている様子がお花畑のように見えることから、「腸内フローラ」と呼ばれるようになりました。

腸内細菌は善玉菌（腸の運動を良くしたり、健康に役立つ細菌）・悪玉菌（有害物質を作り、悪影響を及ぼす細菌）・日和見菌（善玉・悪玉の優勢な方に加勢する細菌）の3種類があり、限られたスペースで勢力争いをしています。バランスの良い割合は【善玉菌2：悪玉菌1：日和見菌7】と言われています。

3.2.乳酸菌の活動しやすい温度は40℃！

ヨーグルトに含まれる乳酸菌は、善玉菌のエサとなります。善玉菌を増やすことで腸内環境を良くし、お通じを改善したり、免疫力アップさせたりしてくれます。

実はこの乳酸菌が最も活発に活動できる温度は40℃前後と言われており、ホットヨーグルトはまさに適温。ホットヨーグルトは、冷たいヨーグルトに比べて乳酸菌がより増殖し、善玉菌を増やすのに有効なのです。

3.3.ダイエットの大敵・便秘を解消！

腸内の悪玉菌が増えると、有害物質が発生し、それによって腸の蠕動（ぜんどう）運動（腸が収縮と弛緩を行って波を作り、便を外に動かし出す運動）が弱められてしまいます。これが便秘の原因となります。
便秘で腸内に便が長く留まっていると、老廃物が溜まることで代謝が悪くなり痩せにくくなるほか、余分な脂肪を溜め込みやすくなってしまいます。

そんなダイエットの敵である便秘を引き起こす悪玉菌。悪玉菌の弱点は、酸です。悪玉菌は酸に弱いため、酸性を作り出す乳酸菌は悪玉菌を減らし、善玉菌を増やすのに有効なのです。

さらに乳酸菌は腸の蠕動運動を活発にする働きもあるので、便秘解消に非常に効果的です。

4.ホットが良い理由③「カルシウムの吸収率アップ！」

ヨーグルトに豊富に含まれるカルシウム。カルシウムというと骨を作るのに必要なことで知られていますが、実はダイエットにも大きな貢献をしてくれる栄養素なのです。ホットヨーグルトとカルシウムについて、詳しくご説明します。

4.1.カルシウムのダイエット効果とは

私たちの体内のカルシウム濃度を調整しているのが、副甲状腺ホルモンです。カルシウムが不足すると副甲状腺ホルモンが多く分泌され、骨からカルシウムを血中に移動させて血中カルシウム濃度を上げるのです。

この副甲状腺ホルモンは、脂肪を蓄積させる作用も持っています。つまり分泌過剰だと肥満につながる危険があるということ。

カルシウムを多く摂っていれば副甲状腺ホルモンの過剰分泌を防ぎ、脂肪を溜め込む働きも抑制されるのです。

ヨーグルトに含まれているカルシウムの吸収率を上げるために、ホットにすることが有効です。腸を冷やさないので消化吸収が良いのです。
また、体が最もカルシウムを吸収できるのは睡眠時。ホットヨーグルトを夜食べると、体が温まってぐっすり眠れるだけでなく、カルシウムもたくさん吸収できますよ。

4.2.停滞期・リバウンド防止にもカルシウム！

ダイエットをしていると、はじめは順調に減っていた体重が突然減らなくなり、しばらく変動しないことがあります。いわゆる停滞期です。

停滞期は、摂取エネルギーが少ないと体が飢餓状態をさけるため、消費エネルギーを減少させて生命を守ろうとするためにおこります。これをホメオスタシス効果と呼んでいます。

特にカルシウムが不足すると、脂肪細胞の代謝が落ちて脂肪を蓄えやすくなり、停滞期の原因にもなると言われています。

停滞期で危険なのは、体重が減らないからとダイエットを中断してしまうこと。ホメオスタシス効果により消費エネルギーが減っているので、食事の量を増やすとリバウンドしやすいのです。

カルシウムを十分に摂っていれば停滞期やリバウンドを防ぐことにもつながりますので、ぜひホットヨーグルトで効果的に摂取したいものですね。