2.ゼビアックスローションでニキビが治るメカニズム
ゼビアックスローションはニキビに有効な医療薬ですが、どのようにしてニキビを治すのでしょうか?
2-1.アクネ菌と黄色ブドウ球菌を強力に殺菌
出典 | ニキビを治す!原因を徹底研究して、ニキビを根本から治療
アクネ菌と黄色ブドウ球菌は、ニキビの原因となる菌です。この2つの菌に対して強力な殺菌力を持つのがゼビアックスローションです。
■アクネ菌
アクネ菌というとニキビの原因となる悪者というイメージがありますが、アクネ菌は必ずしも悪いことばかりをしているわけではありません。通常は肌に住み着くことにより肌の酸性度を弱酸性に保ち、他の病原菌が侵入したり繁殖したりするのを防ぐ働きをしています。
アクネ菌は肌の皮脂を栄養源としています。また酸素を嫌うため、酸素が少ない状況で活発に繁殖します。ですから皮脂が詰まった毛穴の奥は、アクネ菌にとっては最も住みやすい環境であることになります。
アクネ菌が毛穴の奥に住み着くと、免疫反応により白血球の攻撃を受けるようになります。それによって毛穴は炎症を起こし、赤ニキビと呼ばれる赤く腫れたニキビを作ります。
■黄色ブドウ球菌
ニキビを悪化させる大きな原因になるのが黄色ブドウ球菌です。ブドウ球菌は、顕微鏡で見ると、ぶどうの房のような形をしていることからその名前が付けられました。黄色ブドウ球菌は、さらに黄色い色素を産出することから、その名前が付けられています。
黄色ブドウ球菌は、健常者に対しては通常はそれほど悪さをしませんが、高齢者や病気で弱っている人に対しては、肺炎など様々な感染症、食中毒などを起こすことがあります。
黄色ブドウ球菌は、単独では病原性を発揮することはあまりありません。ただ黄色ブドウ球菌は、傷口があるとそこから体内に侵入し、病原性を発揮する性質があります。ですからアクネ菌によって炎症が起き、化膿が周辺組織へと拡大したニキビがあると、黄色ブドウ球菌はそこへ侵入し、さらに炎症を悪化させることになります。
2-2.他のニキビ薬との違いは?
ニキビに使われる抗菌薬には、「ダラシンTゲル」や「アクアチムクリーム」があります。ゼビアックスローションは「ダラシンTゲル」や「アクアチムクリーム」よりはるかに強い抗菌力を持ち、殺菌的作用があります。
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