これは、女性は子どもを生むのに必要な子宮を持っています。妊娠時などは、この子宮を守るために体の防衛反応によって脂肪がつきやすくなります。このときに付くのは皮下脂肪です。
下半身に皮下脂肪がつきやすくなる女性ですが、皮下脂肪は脂肪燃焼がなかなか難しい脂肪なので、妊娠後などもそのまま残ってしまい、下半身の脂肪が多い洋ナシ型体型になってしまいます。
4.洋ナシ体型になってしまう原因って一体どういったものなの?
洋ナシ型体型になりやすい人の特徴は分かりましたが、それが分かっても実際に自分がどうして洋ナシ型体型になってしまうのかはいまいち分かりませんよね。
しかし、そこがはっきりわからないとダイエットをするにしてもどのメニューを重点的にやればいいのか決めづらいかと思います。
それでは、一体洋ナシ型体型になる原因とはどういったものなのかを見ていきましょう。
4.1骨盤がずれてしまっているから
普通に生活をしていて、つい足を組んでしまったり、片方に重心を起きやすいと言う方はいないでしょうか。実は、片方につい重心をかけやすい生活をしていくと、段々骨盤が歪んでいったり、開いていったりしてしまいます。
骨盤がずれてしまっていくと、体を支える体幹部分である、腹筋や背筋なども正しく使われることなく、衰えていってしまいます。そして、その筋肉は脂肪に変わっていってしまいます。他にも骨盤がゆがむことで骨格も歪み、下半身がたるんだり、お尻が大きく見えるようになってしまいます。
これらが原因で、洋ナシ型体型になると言われています。
特に女性の場合は骨盤靭帯という靭帯が大きく緩む時期があります。この骨盤が緩むときに、姿勢が悪かったり生活習慣があまり良くないと、骨盤も一緒に歪んでいってしまいます。
4.2筋力が劣っていってしまっているから
よく車にのる機会が多かったり、エレベーターやエスカレーターを使いがちな人は、段々下半身の筋力が衰えていってしまいます。そうなると、上半身の脂肪や筋肉を支えることが難しくなってしまい、たるんだ脂肪が下半身についてしまいます。
場合によっては筋力の低下により、体幹を支えることができず、骨盤も歪んでしまっていることがあります。
4.3女性ホルモンの影響があるから
女性ホルモンの働きによって、骨盤靭帯という靭帯が緩んでしまう時期があります。そうなると骨盤自体も支えているバンドが緩んだ状態のため、どうしても骨盤に歪みが生じてしまいます。
骨盤に歪みができると、骨盤が支えられるはずの脂肪を支えることが難しく、そのため骨盤周辺に脂肪がついていってしまいます。
また、女性のもつ子宮を守るために女性はどうしても皮下脂肪がつきやすい体質になっています。
4.4むくみが高じて脂肪に 変化しているから
下半身太りが激しい方は、実は脂肪ではなく、むくんでいるだけという場合があります。特に味付けの濃いものが好きだったり長時間立つか座るなどの動作をずっとしている人の場合、それがむくみの原因になっています。
むくみが起きると、本来体に必要がないものを排出することが難しくなってしまうため、老廃物や脂肪などと言った無駄なものを上手く排出できずに、洋ナシ型体型になっていってしまいます。
また、このむくみを放置していると段々脂肪に変わっていってしまいます。むくみ対策をしていくことで洋ナシ型体型は改善していきますが、骨盤が歪んだり、筋力が落ちているとまた肥満になってしまう危険もあるため、体全体をボディメイクしていくのがおすすめです。
4.5冷え性が代謝を悪くしているから
体がいつも冷えている冷え性は、つまり血行が悪い状態であるということです。体が冷えると、基礎代謝も下がってしまうため、なかなか脂肪燃焼が難しい体になってしまいます。
下半身は、血液を流している心臓から遠いため、筋肉不足などの様々な理由によって、血流が悪くなり、下半身にまで血液が十分に行き渡らないことがあります。これが、冷えの原因です。
冷え性が進むと、皮下脂肪はどんどん燃焼しづらくなってしまいます。元々燃焼するのが難しいのですが、どんなに頑張っても、冷え性を改善しない限りダイエットは難しい状態です。
冷え性は基礎代謝を低下させる働きがあると言いましたが、下半身の筋力が落ちていると血液の循環やリンパの流れもどんどん悪くなっていってしまいます。それによって更に冷え性は進行していきますが、同時に血液の循環が良くないと基礎代謝も低下していきます。
基礎代謝量が減ると、脂肪燃焼も難しい状態になります。そのため、まずは冷え性を改善することができるように工夫するのがおすすめです。
5.洋ナシ体型さんにおすすめの食事ダイエットメニューって?
ダイエットといったら、まず最初に思いつくのが食事制限ですよね。そうはいっても、下半身太りにだけ効果があるダイエットメニューってなかなか難しいのではと感じる人も多いのではないでしょうか。
今回は洋ナシ型体型になる原因を解消することができるような食材を紹介していきたいと思います。
5.1塩分のとりすぎに気をつける
味付けの濃いほうが好きな方は特に要注意ですが、塩分をたくさん摂りすぎると、体内の塩分濃度を一定に保とうとする防衛反応が働き、その塩分に見合うように多く水分も溜め込むようになります。そうなると、その溜め込まれた水分がむくみになっていってしまいます。
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