こんなに食事制限がゆるいと、いったい本当に効果があるのかと疑いを持ってしまう人もいるかと思います。確かに、他の激しいダイエットに比べたら圧倒的に自由度が高いですよね。
しかし、地中海式ダイエットの場合、和食のようにもともとは南イタリアやギリシャのマルタ島で食べられていた食文化を真似るだけなので、激しい食事制限がないんです。
それでは一体、地中海式ダイエットをすることによってどんなメリットがあるのかを見ていきましょう。
2.1食事を楽しみながらダイエットができる
地中海地方の考え方は、食べるからこそ、健康的に痩せることができるという考え方です。これは、地中海地方での主食の殆どが太りにくいといわれているオリーブオイルや、魚介類、穀物などだからです。その為、どんなにお腹いっぱい食べたとしても、ジャンクフードなどを食べるよりカロリーオーバーにはなりにくく、満足しやすいと言われています。
また、ダイエットでは油を絶つ場合も多くありますが、体の中では油分はとても大切な栄養源の1つです。その為、制限するのではなく、良質の栄養価の高いオリーブオイルを使うことで、健康的に痩せていくことができます。
また、地中海地方では食事を2時間かけて食べると言われています。これは、食事自体をよくかんで食べているのはもちろんですが、家族や友人と食卓を囲んで、その日の出来事などを楽しく話ながら食べる習慣があるからです。
話しながら食べると、自然と食事をする手が止まるため、ゆっくりとご飯を食べることができます。満腹中枢は食事を始めてから20分しないと働かないと言われているので、ゆっくりと食べることで満腹感をより得ることができると言われています。
2.2栄養を摂りながらなので健康も改善できる
地中海食では、毎日食べるように指示されているものは野菜や魚介類、米や小麦といった、自然から採れるナチュラルな食材ばかりです。その為、それらから十分に一日の生活に必要な栄養が摂ることができます。
もちろんそれらをバランスよく食べることは健康にも良く、サプリメントなどを無理に取らなくても自然と3大生活習慣病対策にもつながると言われています。
健康的に食事ができると、お通じもよくなったり、肌荒れの改善にもなったりと体中が変化してくるという良い効果も期待できますよ。
3.地中海式ダイエットの食べ物の分け方って?
地中海式ダイエットのよい効果は理解できましたが、ピラミット型で指示されていると言っても、いまいちよく想像できなかったり、図を見てもよく理解ができないという方もいるのではないでしょうか。
具体的に毎日食べてもいいものと、そうしないほうがいいものは一体どのようなものなのかを詳しく見ていきましょう。
3.1毎日食べてもいいのは穀物や野菜など
まず、毎日食べていいものは、主食はパンやパスタ、じゃがいも、加えて米です。ダイエットメニューではないので、小麦も制限されていませんがより効果を期待したい方の場合には米やじゃがいもを中心に食べるのがいいかもしれません。
また、野菜や果物、豆類に加えて、油分の多いナッツも食べて構いません。しかし、果物には糖分がたっぷりと含まれており、ナッツもカロリーが高いので、許されているからといって制限なく食べるのはおすすめしません。
また、オリーブオイルやチーズ、ヨーグルトなども食べていいと言われています。これは、毎日肉や卵を食べているわけではないため、チーズやヨーグルトなどの乳製品の発酵食品からタンパク質を摂取するためです。
発酵食品は乳酸菌を腸に届けてくれるため、腸内環境をきれいに改善してくれます。特に、便秘解消にもつながり、食物繊維が豊富な野菜などを積極的に食べることは排便を促してくれる効果もあるので、この食生活をすることによって便秘改善も期待できます。
3.2デザートなどは週に数回食べてもいい
週に数回なら卵や鶏肉、魚介類、そしてデザートも食べていいと言われています。かなり自由度が高いのですが、週に数回というしばりがあるので、上手に毎日分散させて食べるのもいいかもしれませんね。
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