ストレスによって太る原因は過食にあった！？その理由とストレス解消法について

この「セロトニン」については、後ほどお話ししていきますね。

つまり、ストレスと過食との関係というのは、セロトニンが関わってくるということです。

１.２ストレスは太るってホント？

またあなたはこのようなことを耳にしたことがないでしょうか。

「ストレスは太る原因である」

実はこれ、本当のことなのです！

しかし、一体なぜこのようなことが言われるようになったのでしょうか。

これには今お話ししてきた「ストレスによって引き起こされる過食が関わってきます。

つまり「ストレスは太る原因である」ということは、言い換えれば「ストレスが原因で過食してしまい、それが積み重なって太っていく原因となる」ということなのです！

２ストレスとセロトニンとの関係について

今お話ししたことで、ストレスは日常生活で常に引き起こされているということや、ストレスが太ると言われる原因が過食になるということがわかったはずです。

それではここで、先ほど出てきたキーワードである「セロトニン」というものについてお話ししていきます。

２.１セロトニンとは

おそらくあなたは、セロトニンとはどのような物質なのか疑問に思っていたでしょう。

なのできちんと説明しますね。

セロトニンというのは、正式に言うとこのようなものです。

セロトニンとは『ノルアドレナリン』や『ドーパミン』と並んで、体内で特に重要な役割を果たしている三大神経伝達物質の一つです。セロトニンは人間の精神面に大きな影響与え、心身の安定や心の安らぎなどにも関与することから、オキシトシンとともに『幸せホルモン』とも呼ばれます。セロトニンが不足すると、うつ病や不眠症などの精神疾患に陥りやすいと言われています。

と言っても、難しい言葉が並んでいて少し分かりづらいですよね。（笑）

なのでもう少し簡単に表現してみたいと思います。

まず私たちの脳には、神経を全身に伝えるための物質が３つあります。

それが「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」、そして「セロトニン」と呼ばれる物質です。

これらは私たちの体にとって、とても重要な働きをしているため「三代神経伝達物質」と呼ばれているのです。

そして今回のお話のキーワードとなる「セロトニン」ですが、この物質は私たちが日々生活をしていく中で関わってくる精神面に大きな影響を与える物質で、別名「幸せホルモン」とも呼ばれています。

しかし逆に、セロトニンが不足してしまうと精神が不安定な状態になってしまいうつ病や不眠症などといった病気を引き起こしやすくなってしまうのです。

つまり、セロトニンは私たちの精神面を安定させるのにとても重要な働きをしている物質であるということなのです！

２.２どれくらいの割合で体内で分泌されているの？

セロトニンというものが一体どのような物質なのかについて今お話ししました。

確かに、神経として全身に伝達されるとても重要な物質であるということがわかりましたね。

ではこのセロトニンというのは、どれくらいの割合で分泌されているのでしょうか。

このセロトニンというのは、実はあなたが夜眠っている間というのはほとんど分泌されていません。

そして、朝が近づくにつれてセロトニンの分泌量はどんどん増えていき、あなたが朝起きる時や昼間の起きている時に多く分泌されるということなのです。

なので割合としては夜はほとんど分泌されず、朝が一番分泌されやすいということですね。

３セロトニンの効果って？

このように、ストレスの原因となるセロトニンについて少しは理解できたはずです。

つまり、セロトニンがきちんと朝に分泌されることが大切となってくるということですね。

では、この「セロトニン」の効果とは一体どのようなものがあるのでしょうか。

ここでは「セロトニン」が持つ効果についてお話ししていきます。

３.１精神の安定を促進！

まず１つ目に持つ効果は、なんと言っても精神面に関する効果です。

これはどういうことなのかというと、セロトニンがきちんと分泌されることによって精神の安定を促進させるということです。

また、きちんとセロトニンが分泌されていると精神が安定する上に、感情のメリハリもよくなります。

そしてセロトニンは、精神の安定を促進させるにあたって関わってくる「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」の暴走を抑えてくれる働きも持っています。

なのでもしストレスや精神の不安定が大きかったとしても、セロトニンさえきちんと分泌されていれば抑えることができるのです。

３.２睡眠の質を向上させる！？

そしてセロトニンが持つ効果としてもう１つ挙げられるのが、睡眠の質を向上させるということです。

実は、私たちが毎日行なっている睡眠というのはセロトニンが関わっているのです。

というのはどういうことなのかというと、普段昼間などに分泌されているセロトニンというのは、夜になるとメラトニンという物質に変化するということです。