これは、若いころは何もしなくても体が消費するエネルギーが比較的大きいのに比べ、年を取るにつれてその消費エネルギーが少なくなっていくためです。
これには「新陳代謝」という現象が関わっています。余分な脂肪を燃やすために欠かせないこの現象について、続いて詳しく見ていきましょう。
2.新陳代謝とは?
「新陳代謝」という言葉はいろいろな場合に使われています。
スポーツチームや企業の成績が世代交代によって落ち込んだりすると、「新陳代謝がうまくいっていない」とか、あるいは世代が変わっても好成績を維持していれば「新陳代謝がうまくいっている」などと表現されます。
新陳代謝とは「ものごとが古いものから新しいものへ次々に入れ替わっていくこと」を言います。体においては、肉体を構成する細胞が古いものから新しいものへ入れ替わっていくことを新陳代謝と呼びます。
ではダイエットと新陳代謝はどう関係してくるのでしょうか。詳しく見てみましょう。
2.1.代謝のメカニズム
実は「代謝」にはさまざまな種類があり、新陳代謝はその中の一つです。ほかには「基礎代謝」「生活活動代謝」「食事誘導性熱代謝」などがあります。
代謝とは外から取り入れたエネルギーを体内で消費したり、体を作るのに利用することを言います。
新陳代謝は古い細胞を取り除いて、新しい細胞と入れ替えていくことだというのは、前に説明しました。これは体を合成する代謝で、同化作用と呼ばれるものです。
60兆個の細胞からなる私たちの体は、1日に約5000億個の細胞が入れ替わっていると言われています。このような新陳代謝があるおかげで、体は正常な機能を保っていくことができるわけです。
こうした新陳代謝は、美容や健康にとって非常に大事なポイントになります。新陳代謝を活発にすることにより、肌の調子や免疫力をアップさせることができるのです。
ではダイエットと新陳代謝はどういった関係があるのでしょうか。次にそれについて見てみましょう。
2.2.新陳代謝と基礎代謝の違いって?
「新陳代謝」と「基礎代謝」は同じ代謝と付くことから、よく混同される言葉です。しかし実際は、同じ代謝ではあっても両者の働きは異なります。
新陳代謝は上述のように、体の細胞が古いものから新しいものへ入れ替わることを言います。一方基礎代謝とは、体が何もしなくてもエネルギーを消費していくことを指します。
人間の体は生命維持のために、心臓や肺などのさまざまな器官が絶え間なく働いています。そのためには当然エネルギーが必要になりますが、その生命活動のために消費されるエネルギーを基礎代謝と呼ぶのです。
一方仕事をしたり運動したりして消費されるエネルギーのことを、生活活動代謝と呼びます。ダイエットのために重要になるのは、おもにこの基礎代謝と生活活動代謝の方です。
しかし新陳代謝と基礎代謝が同じ意味で使われることも多く、「ダイエットのために新陳代謝を上げる」などという言い方をすることもよくあります。
2.3.新陳代謝を上げて肥満を防止
上で見てきたように、ダイエットのためには脂肪に変わる余分なエネルギーを、何とかして消費する必要があります。
そのためには体の代謝(エネルギー消費)を活発にする必要があります。余分なエネルギーを燃やすことで、脂肪の付きにくい体にするのです。
単に摂取エネルギーを減らすだけでなく、消費エネルギーを増やすことで、体質から太りにくい体に変えていくことができます。
では具体的にどうすれば代謝は上がるのでしょうか?それについては以下で見ていきましょう。
3.新陳代謝を上げるための方法は?
新陳代謝(基礎代謝)を上げれば、エネルギーが効率よく消費され、太りにくく痩せやすい体になる、というのが前までに見て来たことです。
それでは具体的にどうすれば代謝は上がるのでしょうか。今度はそれについて詳しく見ていきましょう。
3.1.カロリーを燃やす筋肉を作る
太りにくい体を作るには、まず基礎代謝を上げる必要があります。そして基礎代謝は、筋肉や脳、心臓といった部分で多くのエネルギーが消費されています。つまり筋肉が多いほど、基礎代謝も高くなるのです。
基礎代謝のうち筋肉の消費量が占める割合は、40%ほどと言われています。それ以外の消費は消化器系や循環器系といった部分で行われますが、これらは自分の意思で代謝を高めることはできません。
ですが筋肉は、トレーニングによってその量を増やすことができます。積極的に筋肉を鍛えることで、基礎代謝を上げることが可能なのです。
特にエネルギー消費の多い腹筋や手足の筋肉を鍛えることで、基礎代謝を効率的に上げることができます。
3.2.適度な運動で基礎代謝をアップ
筋肉を鍛え、筋肉量を増やすことが太りにくい体を作る方法だと述べました。しかしただ筋肉を増やすだけで勝手に痩せていくわけではありません。
大事なのは運動を続けることです。筋力トレーニングをすると、成長ホルモンの分泌が活発になって脂肪が燃焼しやすくなります。ですからトレーニングを続けるのはダイエットにとって非常に大切なのです。
またウォーキングやジョギングなどの有酸素運動も、基礎代謝を上げるためには有効です。心臓や肺が鍛えられ持久力が上がるとともに、脂肪を燃焼させ効率的に痩せることができます。
筋肉量を増やし、さらに日常的にこうした運動を行うことで、太りにくい体質を得ることができるのです。
3.3.朝食にたんぱく質を摂る
筋肉を増やすことは、基礎代謝をアップさせるのに欠かせません。そして筋肉を増やすためには、たんぱく質の摂取が必要になります。
たんぱく質は筋肉だけでなく、体の各所で使われる大切な成分です。「たんぱく質は太るから」とダイエット中極端に制限してしまうのは逆効果。むしろ適度な量を摂取することは、長期的に痩せるために必要なことなのです。
またたんぱく質のアミノ酸は脂肪の燃焼を助ける働きがあるため、普段からしっかり摂りたい栄養です。特に朝食時にたんぱく質をしっかり摂ると、体温を上げて脂肪の燃焼率を高めてくれます。
たんぱく質を多く含む食品は、豆腐や納豆などの大豆製品、また牛乳などの乳製品や卵にも多く含まれています。
3.4.新陳代謝の上がるツボを押す
筋肉量を増やすとともに、ツボを押すことによっても基礎代謝を高めることができます。
基礎代謝アップに効くツボは、おへその周りにある「中脘(ちゅうかん)」と「気海(きかい)」というふたつです。
中脘はおへそとみぞおちの間、おへその真ん中から指4本くらい上にあるツボで、胃腸の働きを整える効果があります。胃腸の働きが整うことで、基礎代謝も上げられると言われています。
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