ニキビダニは肌に悪くない？その理由5つとニキビダニ症の治療方法

2. ニキビダニは肌荒れさせることもある

ニキビダニが増殖したり、カラダにバイキンをつけたままに毛穴の中に入る込むことで肌荒れやニキビを引き起こすことがあります。

ニキビダニによって引き起こされる肌荒れをニキビダニ症といいます。

おとなしくしていれば、皮脂や皮質を食べてくれる味方ですね。しかし、私たちの生活習慣によってニキビダニを悪い方向へ導いてしまうことがあるのです。

自分で考えることのできないニキビダニですから、私たちが前もって行動・ケアすることでニキビダニの悪い影響を防いでいかなければなりません。

ニキビダニ症という言葉はあまり聞いたことがないかもしれません。もしかしたらあなたの肌荒れやニキビはニキビダニが原因かもしれないのです。

ニキビダニ症について知り、その原因を無くし、さらにセルフケアをしていきましょう。

2-1. ニキビダニ症とは？

ニキビダニ症とは、お顔のニキビダニを採取し、1cm四方あたり5匹以上のニキビダニが見つかることで診断されます。ニキビダニの大きさは小さいため、顕微鏡による検査になります。

しかし、医療施設や医師によっては、そのような検査は行なわなくてもニキビダニ症と診断することがあります。

ニキビダニ症とは、お肌のニキビダニが増殖することでお肌にあらゆる負担をかけている状態です。

その症状については、次の項目でご紹介しています。

犬・猫でも発生するニキビダニ症

犬や猫にもニキビダニは生息しているため、不潔のままにしていたりするとニキビダニ症を発症することがあります。

シャンプーをしていなかったり、エサや水を入れている入れ物を洗っていないことでカラダの（特に口周り）ニキビが悪化してしまうのです。

主にプラスチック容器を使っている飼育者は注意が必要です。プラスチックには見えない小さな穴があいており、そこにバクテリアが発生します。バクテリアは、エサの栄養分を食べて増殖するのです。

そのバクテリアはニキビダニを活性化させ、ニキビダニ症を発症します。犬や猫の顔周りに小さなつぶつぶが出てきていたら危険サインです。

かきむしって出血し、膿が出る前に対処しましょう。

2-2. ニキビダニ症の症状は？

ニキビダニ症の症状は、

◎ニキビ（主に黒・白ニキビ）
◎ニキビのような赤み
◎かゆみ
◎湿疹
◎毛穴の開き
◎チクッと刺されたような痛み
◎毛ほう炎が起きる

この7つといわれています。

顔に虫も何もついていないのに、やたらとかゆかったり、触ってもいないのに赤くなｇってしまっている場合はニキビダニ症を疑った方が良いでしょう。

2-3. ニキビダニ症の原因は？

ニキビダニ症の原因は、

◎肌を不潔にしていることとされています。

ニキビダニは、皮脂や皮質をご飯にしているのでそれらをお肌に残しておかなければ良いのです。

また、メイクを落とさずにそのまま眠っていませんか？

ニキビダニは私たちが眠っている間に増殖します。メイクの酸化した成分もニキビダニのご飯となり、どんどん増えていくのです。

それに洗顔を洗顔料を使わずに、ぬるま湯やお水で済ませている方もニキビダニ症になりやすいです。

洗顔料はお肌の汚れである古い皮脂や角質を取り除いてくれるからです。ターンオーバーがしっかり行なわれていたとしても、肌表面の古い角質を取り除くことが出来なければ洗顔の意味がありません。

それは皮脂とくっつき角栓を作る可能性もあるため、夜だけでも洗顔料を使ってお顔を洗うように習慣づけましょう。

洗顔料による肌荒れ・つっぱりが気になる方

洗顔料によってはお肌の必要な皮脂を取り除いてしまい、洗顔後に肌がつっぱってしまうことがありますよね。それに肌荒れを引きこしてしまうことも。

そんなあなたにオススメなのは弱酸性の洗顔料です。

また、洗顔をするときにはゴシゴシ洗わずにたっぷりの泡でお肌を洗うようにしましょう。ふわふわの泡でお肌をなでるようなイメージです。

お肌と手の間には必ず泡があり、お肌と手が触れることはありません。

もしも泡立てるのが苦手だという方は、プッシュするだけで泡がでるタイプの洗顔料を使うか100円ショップでも手に入る泡立てネットを使いましょう。

2-4. ニキビダニ症の治療方法

ニキビダニ症が発症してしまったら、まずはお肌を清潔にすることを第一に考えましょう。もうこれ以上のニキビダニを発生させないようにするのです。

出典 ｜　いらすとや　

夜だけでも必ず洗顔料で洗います。もちろんメイクもしっかりと落とすようにしましょう。また、お顔を触れさせる枕カバーやお布団・ベッドのシーツもこまめに取り替えるようにしましょう。

セルフケアだけでは物足りない方は皮膚科へ行きましょう。

出典 ｜　いらすとや　

皮膚科では外用薬と内服薬を処方されるはずです。外用薬にはイオウカンフルローションですね。イオウはお肌を乾燥させるはたらきがあるため、皮脂を減らすのに効果があります。

そして、ダニを殺すオイラックスというお薬になります。ダニそのものと、ダニのご飯を奪ってしまうのです。

内服薬は、ミノサイクリンとメトロニダゾールが処方されるはずです。これらによって細菌の活動を抑制し、殺菌効果でニキビダニを殺します。

外と内どちらからもニキビダニに働きかけることによって、ニキビダニを減らすことができるのです。

しかし、完全にニキビダニを殺すことは難しいです。そのため、毎日の洗顔・メイク落としを怠らないようにするのが1番です。