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みかんダイエットで痩せられるって本当?驚きの効果と方法とは

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その点みかんダイエットは、大がかりな準備や苦労もなく行うことができるので、続けやすさという点では抜群だと言えます。

2.3.食べ過ぎはNG!みかんダイエットの注意点は?

簡単で続けやすいというみかんダイエットですが、注意点はないのでしょうか?

もちろんみかんダイエットにも、気をつけるべき点があります。まず第一に、食べ過ぎはダイエットにとって逆効果ということです。

いくらみかんが低カロリーといっても、1日に5個も10個も食べていたのでは、太る可能性の方が大きくなってしまいます。またおなかを壊したり、手が黄色くなるなどのデメリットもあります。

ダイエット目的でのみかんの適量は、やはり1日3個が限度と言えるでしょう。

もう一つ、みかんダイエットで大事なのは、袋のまわりの白い筋を取らずに食べる、ということです。

中には、白い筋を全てきれいに取り払わないと気が済まないという人もいますが、この筋には、大変有効な栄養成分が含まれているのです。

筋に含まれる成分については後程くわしく述べますが、ダイエットのためには、筋も残さず食べるようにしましょう。

3.みかんの栄養成分は?

おいしくてダイエットにも役立つみかん。それだけでなく、みかんにはいろいろな栄養成分が含まれています。

健康や美容にも効果的なみかんの栄養について、一つずつ見ていきましょう。

3.1.食物繊維の一種ペクチン

ペクチンというのは、みかんの内皮に含まれる成分で、食物繊維の一種です。水溶性と不溶性の2種類があり、みかんの内皮に含まれるペクチンは、水溶性のものになります。

ペクチンは黄色味を帯びた白色で、冷水には溶けないものの、70℃以上の熱湯では溶けるという性質があります。

水溶性ペクチンは、加工食品の増粘安定剤や栄養補助食品として、また医療の分野でも利用されています。

ペクチンの効果・効能としては、コレステロール値を下げる効果や、食後の血糖値上昇を抑える効果、また便秘解消や疲労回復といった効果を持っています。

3.2.酸味成分シネフリン

前にも触れましたが、みかんの白い筋には、ダイエットに大変役立つ成分が含まれているのです。

これは「シネフリン」という成分で、柑橘系のフルーツによく含まれています。シネフリンがダイエットに効果を発揮する理由として、「脂肪の燃焼を促進させる働きを持っている」ということがあります。

シネフリンは、アドレナリンと結びつく受容体であるアドレナリン受容体のうち、「β3アドレナリン受容体」と結びつくことができます。

そしてこの「β3アドレナリン受容体」は、脂肪を燃焼させる働きがあるのです。つまりシネフリンがこの受容体と結びつくことによって、脂肪が燃焼し、痩せやすくなるというわけです。

さらにシネフリンは、食欲を抑制する働きのある「α1アドレナリン受容体」とも結びつくことができます。

このように、シネフリンはダイエットにとって非常に有益な成分なのです。

3.3.ポリフェノールの一種ヘスペリジン

「ヘスペリジン」はみかんの皮や筋に含まれる成分で、ポリフェノール(植物の苦みや色素成分)の一種です。

ヘスペリジンは、活性酸素を除去する抗酸化作用や、血液中のコレステロール値を低下させる作用、血圧の上昇を防ぐ作用などがあります。また、アレルギーの症状を抑える働きもあります。

さらにヘスペリジンは、ビタミンCの吸収率を高める働きもあるため、ビタミンCとヘスペリジンを含むみかんは健康にとって優れた食べ物と言えます。

みかんの皮は「陳皮」として、古くから漢方薬にも使われてきました。これはヘスペリジンの持つ働きが、薬として作用していたという証拠です。

ヘスペリジンは、熟する前の青みかんに多く含まれ、熟するほど少なくなってしまうのですが、それでもみかんを食べることは、ヘスペリジンを摂取する上で大変有効なのです。

3.4.ビタミンもたっぷり

みかんの栄養といってすぐに思いつくのが、ビタミンCではないでしょうか。

ビタミンCは健康によいことで知られる成分です。具体的には、強い抗酸化力で活性酸素による酸化(サビ)から体を守り、老化の防止や、病気を予防してくれる効果などがあります。

また肌の大部分を構成するコラーゲンの生成を助けるため、肌の健康にとっても欠かせません。さらにメラニン色素の沈着を抑え、シミをできにくくする働きもあり、美容にとってはいいことだらけの成分なのです。

「風邪の予防にはビタミンCが効く」というのは良く聞くことですが、実際にビタミンCには、免疫力を高め、体へのウィルスの侵入を防ぐという働きもあります。

さらに、ストレスを和らげたり、貧血を予防したりといった効果もあり、健康にも美容にも、体にとって欠かせないのがビタミンCなのです。

3.5.柑橘類に含まれるクエン酸

クエン酸は、みかんなどの柑橘類や、酢に含まれている酸味成分です。

クエン酸は少し前まで、乳酸の生成を抑えることで、疲労回復に役立つと言われていました。しかし現在では、疲労の原因は乳酸ではないことが明らかになっています。

しかしクエン酸に疲労回復効果があるというのは、間違っていません。そのことについてはのちほど詳しく述べますが、クエン酸には疲労回復以外にも、重要な働きがあるのです。

まず、ミネラルの吸収を高めるという働きです。「キレート効果」と呼ばれるもので、クエン酸がミネラルを挟み込んで結合し、ミネラルの吸収率を高めるのです。

また、クエン酸は痛風の予防にも役立ちます。痛風は尿酸がうまく排出されず、体内に残ってしまうことで起こるのですが、クエン酸は尿酸を、体外へ排出しやすくしてくれるのです。

このように、クエン酸はさまざまな効果を持っており、体にとってたいへん有益な栄養成分だと言えます。

4.みかんが持つ効果・効能って?

上で見たように、みかんにはいろいろな栄養成分が含まれています。

みかんを食べることで得られる効果・効能には、具体的にどんなものがあるのか、詳しく見てみましょう。

4.1.食べ過ぎを抑えるダイエット効果

みかんを食前に食べることで、前述のように食事の摂りすぎを抑えられるという、ダイエット効果があります。

また、みかんにはダイエットに役立つ成分が、たくさん含まれているのです。

筋に含まれるシネフリンは、前にも述べたように脂肪燃焼作用のある受容体と結びつき、脂肪の代謝を促してくれます。また食欲を抑える受容体とも結びつくので、食べ過ぎを抑えることもできます。

それ以外にも、食物繊維のペクチンが腸内環境を整え、排便の手助けをしてくれますから、おかなをスッキリさせて瘦せやすくなります。

さらにみかんの皮に含まれるヘスペリジンには、コレステロールや中性脂肪の濃度を下げる効果が認められています。

このように、みかんはダイエットに非常に役立つ食べ物なのです。

4.2.ビタミンCで 風邪を予防

これも前に触れましたが、みかんに含まれるビタミンCは、風邪の予防に効果を発揮します。

風邪をひいてしまう原因は、ほとんどがウィルスへの感染です。ビタミンCは、このウィルスへの免疫機能を高める働きがあるのです。

白血球は、血液中に存在する免疫機能ですが、内部にビタミンCを蓄えています。このビタミンCの量が多いと、白血球の働きも活発になり、ウィルス撃退の確率も高まります。


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