エラのニキビを治したい！エラにできるニキビのタイプと７つの解消法

3. エラニキビの症状は？

出典 | PAKUTASO

今度はエラニキビを症状別に見てみましょう。自宅でケアできる状態から、病院で治療が必要な状態もありますので、ニキビの状態を観察し適切なケアをしてあげましょう。

3.1 ポツっと白いニキビ

ポツっとできた白ニキビは皮脂の汚れの詰まりが原因です。正しいスキンケアができていなかったり、逆に過剰なスキンケアをしてしまっていませんか？

白ニキビは炎症を起こしていないので、乾燥した状態だと爪でちょっと引っ掻くだけでもぽろっと取れることがあります。清潔な手や綿棒で取り除いてあげたり、メイク落としでマッサージするだけで改善する場合があります。正しいスキンケアの見直しをしたら、跡にならず自宅でケアできる状態です。

ここで適切なケアを怠ってしまうと赤く炎症を起こしてしまうので、気をつけましょう。

3.2 目立ちやすい赤ニキビ

赤ニキビは炎症を起こしている状態です。放置していると悪化して腫れてきてしまうので、早めの処置が必要になります。女性の方はできるだけニキビを避けてメイクし、気になるようであれば病院で塗り薬や飲み薬を処方してもらいましょう。

病院に行くことに抵抗がある方は市販の塗り薬やビタミン剤などで改善する場合があります。どうしても気になって触ってしまいがちですが、ぐっと我慢しましょう！

病院に抵抗がある方は、とにかく触らないことを意識し、チョコレートや揚げ物、ナッツなどの油分を多く含む食べ物は控えるようにしてください。

3.3 中にしこりのある固いニキビ

かたくて中にしこりがあるニキビは硬結ニキビと呼ばれています。硬結ニキビは、ニキビが悪化した状態で、正しいケアや生活改善をしないと治りが遅く、また、にきび跡になりやすくなっているので要注意です。

なぜかたくなってしまうのかというと、ニキビが皮膚の下で悪化していくと改善しようと皮膚が頑張るのですが、頑張りすぎてしまうと皮膚組織が過剰にでき、それがかたくなる原因となるのです。早めに皮膚科に行き、正しい治療をしてもらいましょう。

また、病院に行く時間がない方は、近くの薬局で薬剤師さんに相談することをオススメします。

3.4 痛みを伴う膿んだニキビ

赤く腫れて何もしていなくても痛みが伴うニキビは、中で膿が溜まっている状態です。膿を外に出さないとどんどん悪化してしまうので、早めに膿を出しましょう。自然と皮膚が破れて膿が出ればいいのですが、そうでない場合、自分の指で無理やり出してしまうとさらに悪化してしまう可能性もあります。

もし自分で膿を出したい時は、膿だけ出すように気をつけましょう。ニキビの膿を出す時、プチっという感触があると中の皮膚を破ってしまい血が出てきてしまいます。血が出てきてしまうと跡になってしまうので、優しく膿だけを綿棒で絞り出すことが重要なんです。

膿を出した後は痛みも引いていきます。必ず薬を塗って、絆創膏やガーゼなどでカバーしてあげましょう。一時的な外出であればマスクで隠してもいいですが、長時間のマスク着用はオススメしません。マスク内は蒸れて雑菌が繁殖しやすい環境になります。

あらかじめ職場の方に「大きなニキビができてしまってかなり痛い」と申告しておくと気が楽ですし、周りの人々は自分が思っているよりニキビなんて気にならないものです。

3.5でかい！！膨らんだニキビ

ぷくぷくと膨らんだニキビは、ニキビじゃない可能性があります。ニキビに似た皮膚の病気に「粉瘤（ふんりゅう）」や「毛嚢炎（もうのうえん）」と呼ばれるものがあります。

粉瘤は、皮膚の下で役目を終えた角質や皮脂汚れが溜まってできます。袋状になっているのが特徴です。アクネ菌予防の化粧水や塗り薬では効果があまり感じられないので、病院で治療をしてもらいましょう。

毛嚢炎は、毛根にブドウ球菌が感染してしまってしこりになってしまった状態です。こちらもニキビ薬では改善が感じられないので病院で治療が必要です。

いずれにせよ自分で判断することは難しいので、あまりいじったりせず病院に行きましょう。

3.6 次々と発生してなかなか治らないエラニキビ

エラニキビが次々と発生してしまい、一向に治る気配がない！という方は、根本的な体質改善が必要です。もしくは、スキンケアが急に合わなくなった可能性もあります。敏感肌用の優しいスキンケアに切り替えたり、洗顔料、ボディーソープ、シャプー剤の見直しを検討しましょう。

どれを選べばいいかわからない場合、赤ちゃんでも使えるものを選ぶと安心です。赤ちゃん用のスキンケア用品は刺激がほとんどないものばかりです。美白であったり、リフトアップしたりのような効果はありませんが、今は健康的な肌に戻すことを優先しましょう。

肌の調子が戻っても油断は禁物です。体質は生活環境やホルモンバランスで常に変化するので、できるだけベーシックなスキンケアを続けることをオススメします。