その脂肪酸をエネルギーとして燃やそうとするのですが、無理なダイエットをしていると燃やす力が足りずに、余った脂肪酸が血液に増えてきます。この「脂肪酸」がまず、汗などから脂っぽい臭いを発するのです。
そして基礎代謝の低下で体の血行が悪くなっていると、末端に酸素が運べなくなり、エネルギーのもとが足りなくなってきます。すると、さきほど中性脂肪を分解して作ったグリセロールを原料とするのです。
グリセロールを使ってエネルギーを作る「糖新生」では、乳酸が発生し、乳酸はアンモニアとともに汗に出てきます。そして汗がアンモニア臭くなるのです。
最後に、糖が足りないということは脳のエネルギーがないということで、なんとかして体は糖を作り出さなければなりません。そして血液中の脂肪酸を活用してケトン体を合成し、これを糖の代わりに使うのです。
このケトン体が、甘酸っぱい臭いの原因となります。ケトン臭は、体というエンジンがちゃんとエネルギーを作り出せなくなって、不完全燃焼しているということなのです。
2.2 糖尿病などの病気でも出る臭い
糖尿病などの病気でもケトン臭はあります。糖尿病は、インスリンが何らかの原因で働かずに糖分が排出され、さきほどの項で説明したことが起こってしまっているのです。脳を生かすために、ケトン体を作らざるを得ないんですね。
2.3 ケトン臭は3ヶ月~半年で消える?
一説では糖質制限をしている人は、3ヶ月~半年でケトン臭が消えると言います。これは血液にpHなどを一定に保つ作用があるためで、だんだん汗や尿などで排出されなくなってくるからだそうです。しかし個人差は大きく、一度ケトン臭が出ると、ダイエットをやめても残ってしまうことがあるそうです。
3.ダイエット臭の予防はどうしたらいい?
ダイエットはしたいけどダイエット臭が出ては困りますよね。そんなことにならないように、体に無理な負担をかけないダイエットをしましょう。ここでは、ダイエット臭を出さないやり方や、摂った方が良い食品などについてお伝えします。
3.1 無理な糖質制限をしないこと
なんといってもこれに尽きます。炭水化物が足りないことがダイエット臭の原因なのです。炭水化物は、体の大事なエネルギー源です。食事はバランス良く摂ることが必要で、偏ったやり方は健康にも美容にも良くありません。
極端に糖質を制限することで、心臓病のリスクが上がるという研究結果もあるのです。炭水化物を抑えるなら完全にやるのではなく、ごはんを茶碗半分くらいにするなど、減らすという方向でやりましょう。
三大栄養素の理想的な摂取比率は、炭水化物60~65%、たんぱく質10~20%、脂肪が20~25%となっています。和食はこの比率にピッタリの食事なのです。
3.2 有酸素運動を積極的にやろう
ダイエット臭が出てしまうのは、体が不完全燃焼を起こしているからなので、ちゃんと燃えるようにしてあげればいいのです。そのためには代謝をアップさせる有酸素運動を行いましょう。
有酸素運動はウォーキングやジョギング、水泳などが有名ですね。屋内でできるものとしてはダンスやエアロビ、ボクササイズ、ヨガ、ストレッチ、踏み台昇降、ラジオ体操などがあります。
最近は20分以上連続しなくても、こまめに運動すれば良いという考え方になってきています。自分の生活スタイルに合わせて無理なく行いましょう。1日のうちでは朝~夕食の前までに行うと、燃焼効率が良くなります。
また、できてしまったケトン体を消費しやすいのが主に脳と筋肉ですので、筋トレも大事です。五味先生によると、湯船の中で手足をグーパーするだけでもいい筋トレになるそうです。
3.3 たんぱく質や水分を多めに摂ること
また、筋肉を作る材料はたんぱく質です。これもちゃんと摂り、筋肉量の減少を防ぎましょう。カロリーが高いからといって、制限しすぎないように気をつけてください。また、水分を多めにとるのもダイエット臭を防ぐのに有効だと言われています。
3.4 クエン酸やアスパラギン酸、アルカリ性の食品を摂ること
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