ダイエット臭の自覚ある？原因や対策・チェック法を詳しく解説！

極端なダイエットは口臭や体臭の原因になり、それはダイエット臭と呼ばれています。所さんの目がテン！でも肉だけダイエットで、体が臭くなったことが実証されました。これはケトン臭と呼ばれる、体が酸化してしまった臭いなんです。

ダイエットをしている方は、「もしかしたら体から臭いがしているのでは？」と不安になっているのではないでしょうか。この記事では、ダイエット臭が出る原因や対策、自分に臭いが出ているのかどうかや、臭いの原因を特定するチェック法をお伝えします。

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目次⇒

1.ダイエット臭ってどんな臭い？原因は？
1.1 ダイエット臭は段階によって臭いが違う
1.2 急なダイエット＋運動不足が原因
1.3 間違ったダイエットは瘦せにくい体質になる！？
2.臭いの原因、ケトン体ってなに？
2.1 体が不完全燃焼になってる証拠
2.2 糖尿病などの病気でも出る臭い
2.3 ケトン臭は3ヶ月～半年で消える？
3.ダイエット臭の予防はどうしたらいい？
3.1 無理な糖質制限をしないこと
3.2 有酸素運動を積極的にやろう
3.3 たんぱく質や水分を多めに摂ること
3.4 クエン酸やアスパラギン酸、アルカリ性の食品を摂ること
4.それは本当にダイエット臭？自覚がない場合は？
4.1 ブレスチェッカーは当てにならない
4.2 ケトン体の試験紙で自宅で検査
4.3 歯医者のオーラルクロマで原因特定
5.まとめ

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1.ダイエット臭ってどんな臭い？原因は？

ダイエット臭があるということを知っていても、どれがどんな臭いなのかを知らなければ、他の原因と混同してしまうかもしれません。

ダイエット臭には段階があり、それぞれによって臭いが違ってくるのです。ダイエット臭はどんな臭いなのか、どんなダイエットで起こりやすいのかを見てみましょう。

1.1 ダイエット臭は段階によって臭いが違う

ダイエット臭とは、わきがや多汗症などの治療を行っている、五味クリニックの五味院長が名付けたものです。ダイエットをしている女性で体臭に悩む人は多く、人に指摘されて気づく場合もあるそうです。

ダイエット臭は、最初は口臭が油臭くなってきます。その次には汗をかいたときなどに体臭に影響が出始め、臭いはアンモニア系です。最終段階ではケトン臭という甘酸っぱい臭いになり、口臭・体臭の他に尿からも臭いはじめ、体全体から臭ってしまいます。

1.2 急なダイエット＋運動不足が原因

ダイエット臭は無理なダイエットが原因です。食事制限のみで痩せようとして無理をすると、体に必要なカロリーが摂れなくなってしまいます。そうすると体は基礎代謝を低下させて、自分を守ろうとするのです。

また、無理なダイエットに加えて運動もしていないと筋肉も落ちてしまい、さらに基礎代謝は低下します。そのことによって、通常のルートではない方法で体を維持しようとするために、異常な臭いが出てしまうのです。

1.3 間違ったダイエットは痩せにくい体質になる！？

このようにダイエット臭は、体がSOSを出しているサインなのです。無理なダイエットは臭いにとどまらず、健康も害してしまいます。生理が止まったり、ホルモンや自律神経のバランスも悪くなり、イライラや様々な体調不良が出てきます。

そして恐ろしいことに、そんなに無理をしたにもかかわらず、基礎代謝が落ちることで痩せにくい体質になってしまうのです。体調不良＋ダイエット臭＋痩せにくい体質になってリバウンドまでしたら、目も当てられません。

2.臭いの原因、ケトン体ってなに？

では次に、ダイエット臭の出る仕組みを解説いたします。体のエネルギーが足りなくなると臭いがする…ってなんだか不思議ですよね。それにはケトン体という物質が関わっているのです。

2.1 体が不完全燃焼になってる証拠

カロリーを制限してたんぱく質や炭水化物が不足すると、通常の経路ではない方法でエネルギーを作らなければなりません。それがケトン体ダイエットの方法で、まず、体の中に貯めてあるグリコーゲンを消費します。

グリコーゲンを使い切ってしまうと、今度は脂肪や筋肉からエネルギーを作ろうとし、それでも足りなくなると、余分にある中性脂肪を分解します。中性脂肪は分解されるとグリセロールと脂肪酸という物質に変化するのです。