ウエストを測るときには、ウエストの一番細いところではなくおへその位置に合わせてはかります。測るときには息を吐いた状態で測りましょう。
もちろんこれだけですぐにメタボリックシンドロームということではなく、その他に血圧や血糖値、脂質などの数値も併せて判断されます。
ちなみに、「ウエスト(cm)÷身長(cm)」の値が0.5以上になる場合でも、内臓脂肪が蓄積している可能性があります。
2.3病気のリスクが高い脂肪
メタボリックシンドロームの話からも分かるように、内臓脂肪が蓄積している状態で一番懸念されるのが、病気のリスクが高くなることです。
よく言われるのが生活習慣病です。
内臓脂肪がたまるような生活習慣も病気の原因になります。一方で蓄積された内臓脂肪自体も、体の中で悪玉物質を増やす働きがあり、それが生活習慣病に悪影響を及ぼします。
具体的には、
高脂血症
高血圧
糖尿病
動脈硬化
などの病気の可能性が高くなります。これらの病気を発症すると脳梗塞や心筋梗塞といった突然死のリスクも高くなります。
内臓脂肪が多い人は、少ない人に比べて心筋梗塞になる確率が約35倍にもなると言われています。このことからも、内臓脂肪をためていることが、様々な病気のリスクを上げてしまうことが分かると思います。
2.4内臓脂肪レベルはいくつ?
内臓脂肪レベルというのは、内臓脂肪を面積であらわしたものです。内臓脂肪レベルが20だったら、20cm2(平方センチメートル)が体の中に蓄積しているということになります。
・内臓脂肪レベルの基準
内臓脂肪レベルはどれくらいならOKで、どれくらいならNGなのでしょうか?そのおよその基準を紹介します。
内臓脂肪レベル
1~9 標準
10~14 やや高め
15~30 高め
10未満で、ある程度内臓脂肪があるのは、特に健康にも問題ないんですね。10~14程度であれば少し生活習慣を正すことで、標準まで下げることは簡単です。15~30になると、ダイエットや食事管理に本腰を入れていかなければいけません。
・男女、年代によっても違う
内臓脂肪レベルの基準をご紹介しましたが、このレベルは性別や年代によって平均が変わってきます。標準値を目指すことも大切ですが、性別や年代別の平均値をとりあえず目指すことも一つの目標です。
男性の場合
20代 レベル6
30代 レベル8
40代 レベル9
50代 レベル10
60代 レベル12
女性の場合
20代 レベル3
30代 レベル4
40代 レベル5
50代 レベル7
60代 レベル6.5
年齢とともに内臓脂肪が蓄積しやすい体質になっていくんですね。ですから若い時よりも、年齢を重ねてからの方が内臓脂肪レベルについて気にしてみる必要がありそうです。
ちなみに内臓脂肪レベルについては、最新の体重計などで計測できます。高機能の体重計がお家にあるという方は、ぜひ長期的に続けて測ってみてください。
3.皮下脂肪はどんな脂肪?
内臓脂肪が内臓の周りにつく脂肪であるのに対して、皮下脂肪は文字の通り、「皮膚の下につく脂肪」です。若い女性がダイエットで脂肪を落とすといった場合、この皮下脂肪を指していることが多いです。
皮下脂肪は、皮膚の下にある皮下組織という場所につきます。
・皮下脂肪は「定期預金」
内臓脂肪が普通預金なのに対して、皮下脂肪は定期預金と言われます。
定期預金は溜めていくことはできますが、普段は気軽に引き出して使うことはできません。これと同じで、皮下脂肪は溜まっていってもなかなかエネルギーとして使えず、減らしにくいです。また、長い年月をかけて溜まっていく特徴もあります。
これは皮下脂肪がエネルギーとして使われる優先順位が低いためです。
脂肪はエネルギーとして使われるときに消費されますが、まずは普通の脂肪が優先的に使われます。それがない時に緊急的に使うのが内臓脂肪です。そしてそれもない時に使われるのが皮下脂肪となります。
皮下には内臓のように代謝の盛んなものもありませんから、積極的に代謝されるといったことがありません。
皮下脂肪はまさに非常時に使われるような、脂肪の中で最も使われにくい脂肪なので、なかなか減らせないんですね。
3.1下半身につきやすい
内臓脂肪型肥満のことをリンゴ型というのに対して、皮下脂肪型肥満のことを「洋ナシ型」ということがあります。
皮膚は体中にあるものなので、皮下脂肪という名前なら体のどこにでもつきそうですが、実際につきやすい場所には特徴があります。それが、太ももやお尻などの下半身です。
お腹はそうでもないけれど、下半身のサイズが気になるという方は、皮下脂肪がたまっている肥満と言えるでしょう。
3.2ダイエットで問題になりやすい脂肪
ダイエットで太ももや二の腕、下腹部の脂肪を落とすぞ!となったとき、その脂肪は皮下脂肪であることが多いです。
内臓脂肪の場合、隠れ肥満という言葉もありました。それは内臓脂肪が体の深い場所に知らないうちにつくためです。
これに対して皮下脂肪は、皮膚のすぐ下につく脂肪です。そのため、見た目ですぐにわかりやすく、日々スタイルを気にしていれば「ちょっと脂肪がついたかな?」と気になってきます。
この特徴から皮下脂肪は内臓脂肪に比べて、体型の崩れとして問題になりやすいです。皮下脂肪がたくさんつくと外見的にもたるんだ体型になってしまうので、ダイエットで問題になる脂肪と言えます。
ただ、皮下脂肪は見た目の問題は大きいですが、内臓脂肪のように健康上の悪影響はほとんどありません。あまりにも皮下脂肪がつきすぎた場合には、骨格に負担がかかるなどの問題もあるかもしれません。しかし内臓脂肪のように病気を誘発するような働きはありません。
あくまでも皮下脂肪は外見上の問題になることが多いです。
4.アナタについてる脂肪を診断
それぞれの脂肪の特徴は分かったと思います。では、そもそも自分についている脂肪はどちらの脂肪なのか?それをどうやって知るのかが問題です。
例えば健康番組などで、腹部のCTスキャンを撮って、内臓脂肪の量と皮下脂肪の量をお医者さんが診てくれることもあります。もちろんそうすれば正確に、自分の内臓脂肪と皮下脂肪について知ることができますが、そこまで大掛かりにはなかなかできませんよね。
すでに紹介していますが、内臓脂肪はリンゴ型、皮下脂肪は洋ナシ型といった判断の方法もあります。それぞれの特徴を知れば、どちらの脂肪が多いのか見分けるのは簡単です。
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