今だからこそ、あなたの知らない元祖青汁＝ケールの効果を再確認！！

※

ところで、ここまで「無農薬」という言葉を使ってきましたが、現在この言葉は、農産物について表示が禁止されています。

平成1６年、農林水産省は『特別栽培農産物に係る表示ガイドライン』を定めました。

これにより「無農薬栽培」「減農薬栽培」等の表示は消費者に優良誤認を与えるとして禁止されました。

現在では「特別栽培農産物」の表示が義務付けられています。

「特別栽培農産物」とは何でしょうか？

「その地域の慣行レベルと比べて、それまで使っていた農薬の使用回数が50％以下、かつ化学肥料の窒素成分量が50％以下で栽培された農産物」を意味します。

大きなリスクを乗り越え、農薬や化学肥料を一切使わずに栽培された農産物が、このような「特別栽培農産物」の中に一括りにされることを、有機栽培家はどのように感じているのでしょう？

消費者にとっても、新たな混乱が生じるように思われます。

ポイント２．原料のケールは100％国内産か？

従来の加工食品の原料原産地表示のルールでは、青汁原料のケールの一部または全部を輸入し、国内で加工した場合、原産地表示は「国内」となります。

たとえば、

「国内の衛生管理のゆきとどいた工場で100％加工されています」

などと聞くと、100％国内産ケールのように思い込んでしまいがちですが、この文言は原料の原産地について何も語っていません。

現在（2016年12月）、消費者庁によって、表示方法の変更が検討されていますが、まだ中間取りまとめの段階ですから、実施までにはもう少し時間が必要でしょう。

青汁の原料のケールが100％国内産かどうか？

いくつかのメーカーのホームページをよく読んでみると、100％国内産ケールとも、一部は輸入ケールともとれる表現が見受けられました。

もちろん、外国の栽培地で、厳格な完全管理のもとで栽培されたり、加工されるケースもあるため、輸入原料や製品のすべて危険ということはできません。

しかし、2007年の厚労省による中国産野菜の全量検査で、青汁原料のケールからクロルピリホスという殺虫剤が基準値の４倍も検出され、大きな騒動になったことは記憶に新しいところです。

クロルピリホスは、経口摂取で吐き気、嘔吐、胃痙攣、下痢などをひきおこす農薬です。

とにかく毎日体に入れるものですから、原材料の素性がわからないと不安です。

ポイント３．商品の残量農薬の検査結果が示されているか？

「当社の青汁は厳しい残量農薬検査を経て、皆様のお手元に届けられています」

こんな宣伝文句は、安心感をもたらします。

ところが、その検査結果を示しているメーカーがほとんどないのは不思議です。

これでは、残留農薬がゼロなのか、きわめて微量で許容範囲なのか、公表したくない数値なのかがわかりません。

メーカーのホームページを調べたかぎりでは、検査表と「残留ゼロ」の結果を公表しているメーカーは、わずか２社のみでした。

以上３点に留意しつつ、不明な点があれば、メーカーに問い合わせてみると良いでしょう。

５．本当の効果を求める人へ、究極のおすすめケールの青汁３商品！！

自分に最適な青汁は何か？その答えを見出そうとネットを放浪する人々を、ここでは「青汁難民」と名付けておきましょう。

「青汁難民」が迷い込みやすいのがランキングサイトです。

ランキングが成立する前提は、何らかの数値基準による序列化ですが、そもそも求める効果が人それぞれ異なる上、原料の成分も常に変動する青汁にあっては、『青汁ランキング』なるものは意味をなしません。

一般にランキングサイトは、販売実績に対する成果報酬を目的としているため、どんなに良い商品でも、成果報酬設定のない商品はランクインしない仕組みになっています。

ならば、いったい、どうすれば、《マイ青汁》に出合えるのでしょうか？

ここでは、これまでお話した「安全・安心」基準に基づいて厳選した『おすすめの青汁』をご紹介します。

注）紹介順は商品の順位を表すものではありません。

◇遠藤青汁（遠藤青汁グリーンライフ）

60年以上飲まれ続ける元祖ケールの青汁です。

上記「１．元祖青汁＝ケールの青汁の誕生史を総復習！！」でご紹介した、黎明期の理想を守りつづける元祖の血統を受け継ぐ青汁と言ってよいでしょう。

①農薬や化学肥料を使わず栽培された国産（岡山）ケール100％の青汁です。添加物は不使用です。

生の青汁を提供している銀座青汁スタンド、渋谷青汁スタンドの原料は、１～６月は岡山県、７～12月は山梨県です。

②可能であれば青汁など買わず、ケールを自家栽培して毎朝搾って飲むことを推奨し、栽培方法を紹介している異色の販売元です。（http://www.endoaojiru.com/kaletukuri.html）

③「○○を加え飲みやすい味に仕上げました」という商品が多い中、混ぜ物をすると、それがケールの未知の有効成分を損なう可能性があるとして、飲みづらくとも「味に慣れること」を推奨しています。

さすが、60年にわたる難病克服の実績を持つ元祖青汁の風格です。

※

さて、この遠藤青汁、購入しようとすると多少厄介なことがあります。

遠藤青汁を名乗る販売サイトが複数にわたっていることです。

遠藤青汁グリーンライフ（有限会社グリーンライフ）、遠藤青汁有限会社、株式会社遠藤青汁高地センター．．．

いずれも遠藤青汁を名乗っていますが、パーケージ・内容量・商品構成・価格・事業主体がそれぞれ異なっています。

遠藤青汁の「比較サイト」ができそうです。

各社の青汁のクオリティは？　コストパフォーマンスは？　効果は同じなのか？

この件について、上記の会社の一つに問い合わせてみると、「他社については判りません」との回答。

推測するに数社林立の背景には、遠藤博士の社会奉仕の理念のもと、全員が無報酬で携わっていた普及運動が、

青汁が全国的に知れ渡るにつれて、当初の理念に反する思惑を持った人々が出入りすることで混乱を来たし、一時期分裂したことと関わりがあるようです。

そのあたりの裏面史を遠藤博士自ら回顧している文章が、以下に紹介するピロサンの田辺食品株式会社のHP上にあります。

※http://www.tanabeshokuhin.co.jp/aosiru/oitachi/oitachi.html

ここでは、遠藤青汁グリーンライフの商品をおすすめしておきます。