2-1 「青汁」って何で出来てるの?
「青汁」に使用される代表的な原料野菜には、以下の7種類を挙げられます。
・ケール
・大麦若葉
・明日葉
・クマザサ
・よもぎ
・長命草
・クロレラ
それぞれに含まれる栄養成分について、見ていきましょう。(「ケール」については次項で詳述します)
・大麦若葉
イネ科の植物で、大麦の若葉です。
動脈硬化や高血圧、糖尿病を予防するSOD酵素を含み、他にも歯や骨を丈夫にするカルシウム、皮膚や粘膜を維持するのに良い亜鉛、貧血を予防する鉄分、高血圧を防ぐカリウム、歯や骨の形成に必要なマグネシウム、疲労回復のためのビタミンB1、お肌に良いビタミンC、β-カロテン、アミノ酸、食物繊維など、身体に良い成分がバランスが良く含まれているのが特徴です。
・明日葉
明日葉はセリ科シシウド属の植物です。
明日葉というと八丈島が有名ですが、実は房総半島から紀伊半島までの太平洋岸に自生しています。日本原産の明日葉は栄養価が高く、主にβ-カロテン、ビタミンB(ビタミンB12以外)、ビタミンCなどの成分を含みます。また、血流を良くし老化を防ぐビタミンEや血糖値を下げ肥満を防ぐ働きのあるカルコンなど、特有の成分も含んでいます。
・クマザサ
クマザサはイネ科ササ属の植物です。
通常目にするササよりも大きく、丈は1~2mほどあります。雪の中でも成長するほどの生命力を持ちます。抗菌作用と免疫力を高める力が強く、昔から傷ややけど、胃腸病を治す薬草として用いられています。
血液を凝固させ骨の健康を保つビタミンK、健康な皮膚や髪を作るビタミンB2をはじめ、葉緑素、ビタミンB1などを含んでいます。
・よもぎ
よもぎは菊の仲間で、キク科ヨモギ属の植物です。
繁殖力が強く日本中に自生しているので、誰もが一度は目にしたことがあることでしょう。独特の香りや味は昔から愛され、おひたしや天ぷら、草餅など食材として用いられるだけでなく、漢方薬・お灸の原料などにも利用されてきました。
成分としてはビタミンAやC、デトックス効果がある葉緑素、タンパク質、カルシウム、食物繊維、鉄分などを含んでいます。
・長命草
長命草はサクナ、牡丹防風(ボタンボウフウ)とも言われ、セリ科のカワラボウフウ属です。
沖縄など温暖な地域で自生する多年草で、天ぷら、おひたし、お茶などに使われます。
沖縄では「一株食べると1日長生きする」と言い伝えられているほど栄養素が豊富なもので、ビタミンCやE、強い抗酸化作用を持つポリフェノール、カロテン、身体の働きを維持するミネラル類を多く含んでいます。
・クロレラ
クロレラはクロレラ科クロレラ属で、葉緑素を豊富に含む藻の一種です。
クロレラの細胞分裂は人間の2倍とされ、強い生命力を持っています。また、光合成能力も極めて高いと言われています。
60%近くのタンパク質が含まれる他、鉄分、カルシウム、マグネシウム、ビタミン、必須アミノ酸、非必須アミノ酸など、各成分がバランス良く入っています。
ただしクロレラは高タンパク質なため、一部アレルギーを起こす危険性もあり、また血液凝固剤として使われるワーファリンの働きを弱める場合もあるため、ワーファリン服用者は摂取に周囲が必要です。
2-2 「ケール」の食物繊維の含有量にも注目
「ケール」は、食物繊維の宝庫といわれるくらい、他の野菜に比べて圧倒的な量の食物繊維を含んでいます。「ケール」がダイエットに効果があるといわれるのは、この食物繊維の量が背景にあると思われます。
食物繊維を摂取すると、腸の働きが活発になり望ましい排泄サイクルに導いてくれることが期待できます。「ケール」を摂取することで、便秘が解消され体重そのものも一時的に減る場合があるため、「痩せた」と感じる方が多いようです。
サプリメントやファイバードリンクが人気を博すほど、その有用性が定着している食物繊維。食物繊維はそれらに次ぐ、「第六の栄養素」と呼ばれます。そんな食物繊維ですが、昔は「人の消化酵素によって消化されることのない、食物中の難消化性成分」と定義され、体、とりわけ大腸内の健康に大きく寄与していることが明らかになったのは1960年代の後半ごろに遡ります。
大腸癌に対するリスクを軽減する働きなどが報告されるようになり、1970年代に入ってからは食物繊維の効果について、盛んに研究されるようになりました。
厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準(2015年版)」においては、18歳から69歳の男性の場合は20g/日以上、同女性の場合は18g/日以上の食物繊維の摂取が目標として掲げられていまが、実際に摂取できているのは平均で14g前後だと言われ、1日4g~6gの食物繊維が足りていないという計算になります。
1947年の調査では、日本人は1日27g程度の食物繊維を摂取していたことが報告されていますので、現代の日本人の食物繊維摂取量がいかに減ってしまったかが分かります。食事の内容の欧米化、品種改良などによる野菜に含まれる食物繊維の量の減少が関係していると言われています。
そういった中で、食物繊維豊富な「ケール」に注目するのは、正しいスタンスであると言えましょう。
3.食物繊維でお通じが良くなるって本当?
「ケール」が食物繊維が豊富な食品であることは前述の通りですが、ちょっと脱線しますが、皆さん興味のあるお通じへの影響について見てみましょう。
3-1 便秘の辛さ
便秘は、経験がある方はお分かりでしょうが、本当に、全身が辛くてだるくなってきます。そのうち治るだろうと思うと、更に悪化して、よからぬことまで招いてしまうこともあります。ひどくなるまで放っておくと気持ちが悪くなってきたり、肩こりなどの他の症状が出てくるようです。特に女性の場合は美容にも影響が出ると言われています。
これらに対していわゆる便秘薬も市販されてはいますが、薬に頼るのはいずれは薬慣れとなり、結果としてあまり良くはありません。
3-2 食物繊維による便秘への効果
食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類がありますが、それぞれにとって便秘の効果があります。
「水溶性食物繊維」は、腸内で水分を含み込んで、有害物質を吸着させて体外へ排出させる働きがあるのです。要するに、便に適度な水分を含ませて、体外へ排出してくれます。さらに「水溶性食物繊維」は、腸内の善玉菌のパワーとなり、善玉菌を増やしてくれます。結果として、便秘のつらい症状である、おなかの張りやガスの発生をきっと防いでくれるはずです。
一方「不溶性食物繊維」は、腸内で水分を含んで実に数十倍に膨らむ食物繊維なのです。この膨らんだ食物繊維が腸を刺激してぜんどう運動を活発にするのです。その結果、便秘の解消に繋がります。
これらより、「水溶性食物繊維」、「不溶性食物繊維」ともに、便秘への効果があると言えます。
4.「ケール」の健康効果は?
「ケール」の基本的な体への効用は前述しましたが、もう少し詳しく見ていきましょう。
4-1 便のかさ増し
腸内を顕微鏡で見ると、まるで花畑のようで、「腸内フローラ」とも呼ばれています。この腸内フローラのバランスを整えることが腸内環境改善の第一歩と言えます。
腸内には様々な腸内細菌があり、大きく3つに分類すると、善玉菌(腸内運動を促し、悪玉菌の増殖を防ぐ)、悪玉菌(腸内で有害物質を作る)、日和見菌(どちらとも言えず、優秀な方の菌になってしまう)に分けられます。これらのバランスを、善玉菌2対悪玉菌1対日和見菌7することが、理想的な腸内フローラだと言われています。
食物繊維豊富な「ケール」には、善玉菌を増やす有効成分があり、腸内を正常化する働きをしてくれます。この影響により便が「かさ増し」し、便秘解消やダイエットにも効果があると言われています。
4-2 血圧上昇防止
「ケール」には高血圧を下げる効果が期待できます。その原因は「アミノ酸」です。「アミノ酸」は人間のエネルギー源として重要な成分であり、有効的な「アミノ酸」を摂取することが求められます。太り気味の方、高血圧が気になる方は、きっと「ケール」の効果が期待できます。
4-3 コレステロールの低下
「ケール」を摂取することによって、コレステロールを下げる効果があるようです。悪玉コレステロールを減らすことができるので、血液をさらさらの状態にすることができるでしょう。
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