ニキビ以上に悲しいニキビ跡！その原因と治療法を徹底解説！

5　完全に治すなら皮膚科がベスト

出典 |　o-dan　

市販薬や化粧品でもニキビ跡が治る可能性はありますが、スピードは緩慢で、また100％きれいになるとも限りません。即効性とよりきれいな肌を求めるなら、皮膚科に行って処方薬をもらうのでがよいでしょう。

またクレーターニキビ跡は処方薬でも治すのは非常に困難ですが、美容皮膚科などの外科的な治療であれば治療が可能です。

以下皮膚科の治療内容を紹介します。

5-1　赤、紫、茶色のニキビ跡は処方薬と、施術で治療

5-1-1　治療に用いる処方薬は？

処方薬でニキビ跡を治療する場合、以下のような薬になります。

■ベピオゲル

ベピオゲルは抗菌薬ですが、古い角質を除去するピーリング作用もあるので、ターンオーバーを回復させ、ニキビ跡を消してくれます。

■デュアック配合ゲル

デュアック配合ゲルには、抗菌作用とピーリング作用がありますので、ベピオゲルと同様にニキビ跡を消します。また真皮の炎症も抑えるので、赤いニキビ跡にも効果があります。

■ブルフェン

ブルフェンは真皮の炎症を抑え、赤いニキビ跡に効果があります。

■トレチノイン

トレチノインはターンオーバーの活性化により、色素沈着を治します。ただし、保険適用ではありません。全額自己負担ですから、処方前に費用を確認しましょう。

■ハイドロキノン

ハイドロキノンは非常に美白効果が高い薬なので、色素沈着を消してくれます。ただしこれも保険適用外です。

■ステロイド注射

ステロイドは強い炎症に効果がありますので、ひどい赤いニキビ跡の治療に使われることがあります。しかし、副作用が極めて強いので、ベテランの皮膚科医に治療してもらいましょう。これも保険適用外です。

5-1-2　外科的な治療にはどのようなものがある？

以上で効果が感じらない場合、もっと即効性がほしい場合は、外科的な施術になります。すべて保険適用外ですし、ほとんどのものは美容皮膚科でしか実施していません。しかし即効性に関してはかなり期待できます。

■ケミカルピーリング

酸性のピーリング剤を皮膚に塗布して古くなった角質を取り除き、ターンオーバーを活性化させます。費用的には1回あたり3,000円～20,000円が目安です。

■カーボンピーリング（マックスピール）

皮膚に炭素（カーボン）を塗り、レーザーを当てると、炭素の黒に熱が反応してピーリング効果が得られます。それによってケミカルピーリングと同様の効果がもたらされます。費用的には、1回あたり30,000円前後が目安です。

■レーザー治療

レーザー光線を真皮に照射し、細胞を活性化させて、ニキビ跡を消します。費用の目安は1回あたり30,000円～50,000円です。

5-2　クレーターニキビ跡の治療法とは？

クレーターニキビ跡を薬で治すのは非常に困難です。治すためには外科的な治療を選択せざるを得ません。その方法とメカニズムは以下の通りです。

■ケミカルピーリング

上で挙げたものと同様に、皮膚の古くなった角質を取り除き、ターンオーバーを活性化させ、皮膚の生まれ変わりによって治していきます。費用的には、1回あたり,000円～20,000円が目安です。

■レーザー治療

レーザー治療には、2種類あります。1つは上と同様に、レーザー光線を真皮に照射し、細胞を活性化させることでコラーゲンの増産を図り、そのコラーゲンの弾力によって凹んだ皮膚を盛り上げる手法です。

もう1つが、皮膚の凹凸にCO2レーザーという強い光線を当て、わずかな傷をつける方法です。するとそこを再生しようと皮膚が活動するので、その再生力で凹んだ部分も治ることを狙えます。ただし非常に強い光線ですので、皮膚への影響も大きく、皮膚の弱い人、ニキビの炎症がある人には施術できません。

この2つとも費用の目安は、1回あたり30,000円～50,000円です。

■患部への注射

真皮に細胞増殖を促す薬剤を注射し、コラーゲンを増産させることで、凹んだ皮膚を盛り上げる施術です。費用の目安は、1回あたり10,000円～40,000円ですが、ニキビの状態で注射の回数は変わります。

■皮膚移植

顔以外の皮膚をニキビ跡に移植するという直接的な方法です。手術になりますので、全身麻酔ですし、身体の拒否反応が出ることもあるので、1年間は経過を観察することが大切です。実施できる皮膚科も非常に限定されます。費用の目安は350,000円～です。