わかめの栄養成分について見てみましょう。
3.1.おなかスッキリ 食物繊維
わかめに食物繊維が豊富に含まれていることは、すでに述べた通りです。食物繊維は胃の中で膨らみ、満腹感をもたらすのでその点でもダイエットには効果的な成分なのですが、ほかにもたくさんメリットがあります。
食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維の2種類があり、わかめにはどちらも含まれています。
水溶性食物繊維は腸内の水分によって溶け、便とまじりあうことで便を柔らかくします。また不溶性食物繊維は腸内の水分を吸収して膨らみ、腸の蠕動運動を促がして排便をスムーズにしてくれます。
便秘を解消するには水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく摂ることが大事なのですが、わかめはどちらも含んでいるため、便秘対策にはうってつけなのです。
また食物繊維は、腸内で分解されると善玉菌であるビフィズス菌などを増殖させ、腸内環境を改善してくれるため、便秘になりにくい体質にもしてくれます。
3.2.免疫細胞を活性化するフコイダン
わかめはまたフコイダンという成分も含んでいます。フコイダンは、わかめ以外にももずくなどの海藻に含まれているネバネバ成分です。
フコイダンは海藻の表面を覆い、傷や潮の流れなどのダメージから身を護る役割を持っています。
フコイダンにはさまざまな効果がありますが、その一つが免疫細胞の活性化です。NK細胞は人間の免疫機能において、癌細胞などの有害な細胞を攻撃する働きがありますが、フコイダンはこのNK細胞を活性化させる力を持っているのです。
またフコイダンは、胃癌の原因にもなるピロリ菌を除去する働きがあると言われています。胃の中にフコイダンがある状態では、ピロリ菌はフコイダンに吸着し、胃の外へ排出されてしまうのです。
さらにフコイダンは、胃潰瘍などで生じた胃の炎症部分を修復する働きもあります。その他にも抗ウィルス作用、抗アレルギー作用を持つなど、数々の効能を持つ優れた成分なのです。
3.3.牛乳に匹敵するカルシウム
カルシウムは、骨や歯の強さになくてはならない成分として知られています。ですが牛乳に多く含まれることは有名でも、わかめにカルシウムが豊富なことは、意外と知らない人が多いのではないでしょうか。
牛乳に含まれるカルシウムは、100gあたり約110mg。一方わかめも100mgと、ほぼ同じ量のカルシウムが含まれているのです。
カルシウムは骨粗鬆症を防いだり、歯を丈夫にするのはもちろん、イライラを抑え精神を安定させる働きも持っています。
3.4.カリウムでむくみ解消
カリウムは鉄やカルシウムなどと同様ミネラルの一種で、人体にも含まれている成分ですが、わかめにも豊富に含まれています。
カリウムは血圧を安定させ、体内の老廃物を排出させる効果を持っています。また筋肉の収縮を促し、精神面の安定でも効果を持つなど人体にとっては欠かせない成分でもあります。
カリウムが不足すると、筋肉のけいれんや夏バテ、精神の不安定などさまざまな障害が起こることになります。
3.5.老化防止に効果 フコキサンチン
フコキサンチンはカロテノイドの一種で、わかめや昆布、ひじきなどに含まれます。カロテノイドとは動植物に含まれる赤や黄、橙などの天然色素のことで、トマトのリコピンや、緑黄色野菜のβ-カロテンもこれにあたります。
カロテノイドは抗酸化作用を持つことで知られていますが、フコキサンチンは特に抗酸化作用が強いことで有名です。
活性酸素は本来人間の体にとって必要な免疫機能を持っていますが、増えすぎると細胞を傷つけるなど、逆に体にとって有害となります。
フコキサンチンなどの成分は、この活性酸素の増殖を抑え、細胞の老化を防ぐ力があるのです。これを抗酸化作用と呼びます。
つまりわかめに含まれるフコキサンチンは、老化防止に役立つというわけです。
4.わかめダイエットの効果は？
わかめの成分を見てきてわかるように、わかめには健康に役立つ成分がたっぷり含まれています。ではわかめダイエットによる効果について、詳しく見てみましょう。
4.1.食物繊維で便秘解消
食物繊維が便秘に効く仕組みは前述の通りです。食物繊維は腸内で膨らみ、蠕動運動を刺激して便の排出を助けてくれます。また腸内で固くなった便を柔らかくし、排便しやすくもしてくれます。
食物繊維は野菜や豆類にも多く含まれていますが、中には不溶性食物繊維を多く含むものもあり、食べ過ぎると逆に便秘になってしまう場合もあります。
食物繊維で便秘を解消するには、あくまで水溶性と不溶性のバランスが大事。わかめにはその二つがほどよく含まれているので、便秘解消に効果的なのです。
4.2.血糖値を下げて脂肪をカット
わかめは食物繊維が豊富という話を述べましたが、食物繊維には食後の血糖値を下げる働きもあります。
食事をして取り込まれた炭水化物などは、消化・分解されてブドウ糖となり、血液中に流れ込みます。これによって血糖値が上がるのですが、このとき余分な糖質は脂肪細胞へ運ばれて、脂肪の原料として使われることになるのです。
つまり食後の血糖値が上がり過ぎると、脂肪が増える原因になるわけです。このため食後血糖値をなるべく抑えることが必要になります。
食物繊維は食べ物の消化・吸収を遅らせる働きがあります。食べ物の分解もゆっくりになるため、血糖値が急激に上がるのを抑制してくれるのです。
食後の血糖値上昇が緩やかになれば、脂肪へ送られる糖質も減るため、脂肪の蓄積を食い止められるというわけです。
4.3.デトックス効果でむくみ解消
わかめにカリウムが多く含まれていることも、前に触れました。カリウムが体の機能を維持するために必要な成分なのも説明した通りですが、ダイエット上の効果としては、余計な水分を排出するデトックス効果が挙げられます。
むくみの原因は、体内にナトリウムが増えすぎたことにより、浸透圧調整作用が働いて細胞外に水分がため込まれるせいです。
カリウムはナトリウムと結びつき、体外に排出する働きがありますから、溜め込まれた水分もナトリウムと一緒に尿として排出されます。こうしてむくみを解消してくれるわけです。
4.4.コレステロールを排出して生活習慣病予防
食物繊維はおなかの調子を整えて便通を良くしたり、腹持ちをよくしたりするだけでなく、余分なコレステロールを排出する働きもあります。
血管の内側にこびりついて動脈硬化などを引き起こす原因になるLDLコレステロール（悪玉コレステロール）は、肝臓で胆汁酸（脂肪を消化する酸）の原料として使われます。
胆汁酸は本来脂肪を消化した後、腸から吸収されて再び肝臓へと戻ります。しかし食物繊維が腸内にあると、食物繊維が胆汁酸を取り込んで便として排出するのです。
すると胆汁酸が不足するため、血液中のLDLコレステロールが新しい胆汁酸の原料として使われることになり、血中の悪玉コレステロール値が低下します。
このように、食物繊維はコレステロール値を下げ、生活習慣病を予防する効果も持っているのです。
4.5.フコイダンで美肌に
わかめの表面を保護しているネバネバ成分フコイダンについては、前に説明しました。このフコイダンには抗酸化作用があり、活性酸素による酸化ダメージから肌を守る効果があるのです。
活性酸素が細胞を傷つける原因になることも前に述べましたが、フコイダンはこの活性酸素の働きを抑え、肌荒れやシワを防止してくれるのです。
5.わかめダイエットの口コミは？
わかめに含まれる成分と、その効果については上で見た通りです。それでは、わかめのダイエット効果は実際にはどのようなものなのでしょう。
わかめダイエットを実践しているという人の声から、その本当の効果を探ってみましょう。
ﾜｶﾒを沢山食べると低ｶﾛﾘｰでお腹いっぱいになるのでオススメ！しかもお通じもgood♪
毎日食べてます!
食べ始めてから家族全員(3人)に痩せたねと誉められました!これからも続けます！
わかめはdietの味方です(*´∇｀*)
わかめばっかり食べてた時ありました。
味噌汁・お粥に入れたり、
そのままドレッシングかけて食べたり。あとは、こんにゃくがおかず。
痩せます(^^)!!
今は毎日食べてないけど、
わかめはdiet必須アイテム★体にもいいしね(*^ー^*)ﾉ
よかったです（投稿：2010年10月3日）
6月くらいから毎晩の白米をわかめに置き換えてみました。
意外にも、白米ほどじゃないですけどおかずにあいました。
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