そのまま飲んだ方が栄養豊富ですが、飲みにくいという人はざるとボウルで濾してから飲んでもOKです。
2.2.飲むのは朝?夜?ベストな時間帯
ではトマトジュースを飲むタイミングは、いつが良いのでしょうか。
トマトジュースを飲む一番良い時間帯は、夜だと言われています。これは、トマトに含まれるリコピンという成分が成長ホルモンの分泌を活発にするためです。
夜10時~翌2時までは、成長ホルモンが盛んに分泌され、代謝が活発になる時間帯です。ですから夜寝る前にトマトジュースを飲むことによって成長ホルモンの分泌をさらに促し、代謝を促進させて痩せやすくするわけです。
しかしあまり寝る直前に飲むと、胃腸の動きが気になって寝つきが悪くなることもあります。そういった人は、飲むタイミングを少しずらした方が良いでしょう。
2.3.ダイエット効果をアップさせるには?
トマトジュースはそれだけで飲んでも栄養豊富で、ダイエットに役立つ飲み物です。しかし、より効果をアップさせる飲み方もあります。
トマトに含まれるリコピンという成分は、前述のようにダイエットに効果が高いと言われています。そのリコピンの吸収を高めてくれるのが、油分なのです。
そこでトマトジュースにオリーブオイルを混ぜることで、よりリコピンの吸収率が高まり、ダイエット効果もアップします。
200mlのトマトジュースに、20gのオリーブオイルを混ぜて電子レンジで温めます(600Wで90秒)。加熱することでリコピンが浸出してくるので、吸収率がより高くなります。
トマトジュースダイエットにぜひ取り入れたい方法です。
2.4.メリットだけじゃない トマトジュースの注意点
と、トマトジュースのダイエットにおけるメリットばかりを見てきましたが、たいていのダイエット法と同様、トマトジュースダイエットにももちろんデメリットがあります。
一つは飲みすぎによる栄養の偏りです。適量を摂取すれば健康への効果が高い成分でも、過剰に摂取すれば逆効果にしかなりません。
例えばトマトジュースには食塩が含まれているものがあります。1日200ml程度の量であれば、含まれる食塩は1.5gほどですからそれほど問題はありません。しかし何本も飲むとなると、1日の許容摂取量をオーバーしかねないのです。
またトマトに含まれるカリウムは、過度に摂取すると「高カリウム血症」という病気を引き起こし、嘔吐や不整脈といった症状に見舞われる可能性もあります。
他にもカロテノイドという色素の一種であるリコピンは、過剰に摂取すると皮膚に沈滞して肌を黄色くする「柑皮症(かんぴしょう)」という症状を引き起こすこともあります。
もう一つ大きな注意点としては、トマトジュースだけ飲んでいても痩せるわけではないということです。
トマトジュースには確かにダイエットによい成分が豊富に含まれていますが、それだけで痩せることはできません。
トマトジュースはあくまでも痩せやすい体を作るためのものですから、バランスのよい食事や運動を心がけるようにしましょう。
またトマトジュースダイエットの効果は長期的に現れてきます。すぐに大きな効果を期待するのは、控えたほうがよいでしょう。
3.トマトの成分は?
ここまではトマトジュースダイエットの方法を見てきましたが、それではなぜトマトジュースはダイエットに効果的なのでしょうか。
次はトマトに含まれる成分から、そのダイエット効果を探ってみましょう。
3.1.抗酸化作用を持つリコピン
トマトに含まれるリコピンに関しては、すでに軽く触れました。
リコピンはカロテノイドと呼ばれる色素の一種で、トマトをはじめ赤い色をした野菜やフルーツに含まれています。スイカやピンクグレープフルーツなどにも、やはりリコピンが含まれています。
リコピンの大きな特徴として、非常に強い抗酸化作用を持つことが挙げられます。
活性酸素は人間の免疫機能になくてはならないものですが、増えすぎると逆に細胞を酸化(サビ)させ、体に害をもたらします。リコピンはこの活性酸素の働きを抑える効能があるのです。これを抗酸化作用と呼びます。
リコピンのこの抗酸化作用は、血液の流れを悪くするLDLコレステロールの酸化を防ぎ、血流を改善する働きがあります。
血流が良くなることにより、細胞の代謝が活発化。脂肪や糖分の消費も促がされ、瘦せやすい体に変えてくれるのです。
またリコピンの抗酸化作用は、脂肪細胞の増殖を抑える働きがあるとも言われています。
3.2.肌にも良いカロテン
トマトにはまたβ-カロテンも含まれています。β-カロテンもリコピンと同じくカロテノイドの一種で、人参などの緑黄色野菜に多く含まれています。
β-カロテンは体内に入るとビタミンAに変換されます。ビタミンAは抗酸化作用を持つほか、目の機能維持に効果がある成分です。
またビタミンAは肌の新陳代謝を活性化させ、シミやシワを防止する効果もあるので、美容成分としても有益なものです。
3.3.脂肪を低下させる13-oxo-ODA
トマトがダイエットに良いのは、リコピンの効果だけではありません。2012年に発表された研究結果によると、トマトに含まれる13-oxo(オキソ)-ODAという成分が、血液中の中性脂肪を低下させることがわかったのです。
京都大学の研究によると、約100名の中年女性に2ヵ月間、200mlの塩分無添加トマトジュースを朝夕の食事前に飲んでもらったところ、血中の中性脂肪の値が下がったということです。
さらに京大の研究グループは、トマトに含まれる脂肪酸の一種である13-oxo-ODAに、脂肪の蓄積を抑制する働きがあることをつきとめました。
つまりトマトジュースには、肥満を抑制する効果があるというわけなのです。
3.4.コレステロールを下げるペクチン
ペクチンは食物繊維の一種で、りんごなどの柑橘類に多く含まれています。ペクチンの効果としては、コレステロール値を下げることが挙げられます。
LDL(悪玉)コレステロールは肝臓で胆汁酸(脂肪を消化する酸)の原料として使われますが、消化の役目を終えるとそのまま腸から吸収されて、また肝臓に回収されます。
ペクチンはこの胆汁酸を吸着し、便として体外に排出するのです。これによって新たなLDLコレストロールが胆汁酸の原料として使われるため、血中のコレステロール値が下がるわけです。
3.5.疲労回復に効くクエン酸
少し前までは、クエン酸が疲労回復に効果があるのは、筋肉に溜まった乳酸を排出する働きがあるためだと言われていました。
しかし現在では疲労の原因が乳酸ではないことが明らかになっており、この考えは否定されています。とは言えクエン酸が疲労回復にとって欠かせない成分であるのは変わりません。
現在言われている疲労のメカニズムは、活性酸素によって筋肉や神経の細胞が酸化ダメージを受けるというものです。
このダメージを回復するにはアデノシン三リン酸という化合物が必要になりますが、クエン酸はこのアデノシン三リン酸の産出に大きく関わっており、その意味で疲労回復プロセスに不可欠な成分と言えるのです。
4.トマトジュースの5つの効果って?
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