さらに、玉ねぎの辛み成分である硫化アリルという成分があります。
玉ねぎを切ると涙が出るのは、この硫化アリルによるものです。
硫化アリルには血栓を溶かして、悪玉コレステロール値を下げる効果があります。
これがよくいわれる、血液をサラサラにするという効果なのです。
この血流改善効果によって玉ねぎには、動脈硬化を防ぐという健康効果があります。
同時に内臓脂肪を落とす効果もあるため、メタボリックシンドロームの改善にも役立つとされています。
また、この硫化アリルはビタミンB1と結合してアリチアミンというものになって、ビタミンB1の吸収をよくする働きがあります。
その結果、ビタミンB1不足から起こる、疲労や食欲不振、精神不安定、精力減退、不眠などを改善する働きがあるとされているのです。
2-1.玉ねぎでダイエット効果が得られる理由。
上記のように、玉ねぎに含まれるケルセチンによって脂肪の吸収が抑制され、硫化アリルによる血液改善効果で内臓脂肪が落ちるということなのですが、他にも有益な効果があります。
玉ねぎに含まれる、ケルセチンや硫化アリル以外の豊富な栄養素とは、たとえば食物繊維です。
食物繊維がお通じをよくするために大切であることはもはや常識です。
しかしこれは、便がたまると体重が増えてしまうからという単純な理由ではありません。
便秘になると代謝が悪くなり、体内に毒素が溜まってしまうからメタボリックに向かってしまうのです。
玉ねぎの豊富な食物繊維によるデトックス作用が便秘を改善して代謝を高めるからダイエットに結びつくのです。
ちなみに、有益なケルセチン成分について覚えておきたいことがあります。
玉ねぎは、その辛味を取るために水にさらす人が多いのですが、実はこれは間違っています。
玉ねぎを水にさらすと、有効成分である大事なケルセチンがぜんぶ流れ出てしまいます。
そこでカットした玉ねぎは水につけずに、そのまま十分ほど空気にさらすだけで大丈夫です。
これで辛味は消えますし、ケルセチンを失う事もありません。
2-2.こんな人には玉ねぎダイエットが効果的。
玉ねぎダイエットは、断食ダイエットでも置き換えダイエットでもありません。
食事の際に玉ねぎをたべるだけです。
その食べ方についてのルールもなく、とにかく食べればいい。
玉ねぎを食べるほかに特別やることはありませんし、食事制限もありません。
食べてダイエットするのですから、リバウンドの心配もありませんし、栄養不足になる心配も、空腹でイライラすることもありません。
つまり、断食なんていやだ、食べてダイエットしたいし、リバウンドも困る。
こんなわがままな食べたい派にこそおすすめの、理想的なダイエット方法だと言えますね。
3.玉ねぎダイエットの方法。
玉ねぎダイエットは、とても簡単です。
毎回の食事で玉ねぎを食べるだけです。
食べ方にも特に決まりはなく、好きなように食べればいいのです。
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