水素水はダイエット効果あり？なし？おすすめ水素水5選

活性酸素による血流の悪化は、基礎代謝に大切な体温を低下させ、ひいては基礎代謝の機能も低下させてしまうのです。

さらに肥満になることによって、ますます体には活性酸素が増えていきます。こうした悪循環を断つためにも、活性酸素の働きを抑えることが肥満改善の重要なポイントになってくるのです。

2.水素水ダイエットとは？

健康に関する関心が非常に高くなっている昨今、ダイエット法もさまざまなものが提唱されています。

中でも現在話題となっているのが、「水素水」によるダイエット法です。TVなど各種のメディアでも取り上げられることが多いこのダイエット法、一体どんなものなのでしょうか？

水素水ダイエットについて詳しく見ていきましょう。

2.1.水素水を飲むだけ

水素水ダイエットのやり方は単純。ただ水素水を飲むだけというものです。

ダイエットにもいろいろな種類がありますが、即効性のあるものと言えば、食べる量を減らす食事制限でしょう。ただこの方法は短期間でやせることはできるものの、リバウンドの確率が高くなるというデメリットがあります。

さらに体への負担が大きく、あまり健康的なやり方とは言えません。

そこで近年は、青汁を使ったダイエットやウォーキングなどで健康的にやせるダイエット法が人気となっていますが、水素水ダイエットもこのようなダイエット法にあたります。

「水を飲むだけ」のダイエット法なので、体に負担をかけることも無理することもなく、健康的にダイエットができるのです。

2.2.水素水ってどんなもの？

それでは「水素水」とはどのようなものなのでしょうか。

水素水は、「水素豊富水」というのが学術上の呼び名です。一定以上の割合の水素（H2）が水（H2O）の中に溶け込んでいる状態のものを言います。

具体的には、水素の濃度が0.08ppm以上のものを「水素水」と呼びます（ppmは100万分のいくらという割合を示す単位）。

それではどれくらいの濃度の水素水がもっとも効果があるかというと、0.4ppmが効果の上限であると言われています。

それ以上の濃度の水素水を摂取しても、体内の水素を受け入れるレセプターの数が限られているため、意味がないとされているのです。

水素は厚生労働省からも安全性が認められた成分ですので、もちろん飲んでも体に害はありません。

水素水の効果については、後程詳しく説明していきましょう。

2.3.いつ飲むのが正解？正しい飲み方は

水素水ダイエットは、基本的にいつ水素水を飲んでもかまいません。しかし、比較的効果が高まるタイミングはあります。

運動中や食事中、喫煙時や飲酒時などに水素水を飲むと比較的効果的です。また朝の起床時に飲むと、目覚めも良くなり活力も得られます。他にもストレスを感じたときや、紫外線を浴びたときなどに飲むのも効果があります。

飲む量としては、1日の水分補給の適量が1.5ℓほどとされていますから、それくらいの量を飲んでも問題はありません。しかしそれだけの分を水素水で補給するのは、あまり現実的ではないでしょう。

実際は1日に200ml～500mlぐらいの水素水を飲み、あとはミネラルウォーターなどの飲料で補給するのがよいでしょう。

3.水素水ダイエットは本当に効果あるの？

最近ではすっかりおなじみになり、コンビニやドラッグストアでもよく見かけるようになった水素水ですが、ブームになると気になるのが「実際の効果」についてです。

はたして水素水ダイエットは本当に効果的なのか、その点について見てみましょう。

3.1.水素水がダイエットに効く理由

水素水がダイエットに効果があるという理由はなんでしょうか。

活性酸素が基礎代謝を低下させ、それによって太りやすくなるというのは前に説明しました。水素水は、この活性酸素を取り除く働きがあるのです。

活性酸素は2種類に分けられ、体にとって良い働きをするものを「善玉活性酸素」、逆に害となるものを「悪玉活性酸素」と呼びます。

このうち悪玉活性酸素（ヒドロキシラジカル）は、強力な酸化力で細胞を錆びさせ、老化や病気の原因となります。

水素水に含まれる水素は、このヒドロキシラジカルとだけ結びつき、水として体外に排出する効果があるのです。

これによって基礎代謝がアップし、痩せやすく太りやすい体になるというわけです。

3.2.「効果なし」の噂　真実は？

しかし水素水ブームが拡大するにつれ、「本当に効果があるのか？」という疑問も広がっていきました。一体本当のところはどうなのでしょうか？

実際は、現在まだまだ研究段階で、さまざまな理論や仮説が飛び交ってところというのが実情です。

水素の体に対する影響の研究は盛んにおこなわれていますが、まだまだ始まったばかりで、定説となるような理論は固まっていないのです。

それでは言われているような水素水の効果は偽りなのでしょうか？

決してそうとも言えないのは、実際に水素水によってダイエット効果を得たり、体調がよくなったという人もいることからも明らかです。

もちろんプラシーボ（偽薬）効果の可能性もありますが、水素水の効果が完全に否定されたわけではありません。水素水の本当の効果については、これからの研究で解明されることを期待しましょう。

3.3.正しい水素水の選び方って？

現在いろいろな種類が発売されている水素水。初心者にとっては何を選んだらよいのか迷うところでしょう。水素水の選び方の基本について見ていきましょう。

まずは濃度の表示ですが、実は常温、常圧下で1ℓの水に溶ける水素の量は、1.6ppmが上限です。そのためこれ以上の高い濃度を謳う水素水は、あまり信用できないかもしれません。

しかし現在では技術が進歩して、1.6ppm以上の濃度の水素も封入できるようになっています。とは言え1.6ppm以上の水素は空気中に抜けやすく、あまり高すぎる濃度が入っていても意味がないと言えます。