ストレッチポール 効果で、寝ながらできる５つのおすすめダイエット。

年齢を重ねると、代謝が落ちて太ってきたという人が多くなります。
こうしたことに関わっているのが褐色脂肪細胞というものです。
褐色脂肪細胞は脂肪を燃やして代謝を高める働きを持っていると書きましたが、褐色脂肪細胞は、年齢を重ねるごとにどんどん減少していくという困った細胞です。

褐色脂肪細胞は幼少期に比べて、成人すると半分以下に減ってしまいます。
そのために歳を取ると代謝が下がって脂肪をため込みやすい太りやすい身体になってしまうということなのです。
脂肪を燃やして代謝を高める褐色細胞の量が少なくなってしまったとか、その働きが鈍くなっているとすれば、どうすればいいのでしょうか？

それを解決するための答えが、褐色脂肪細胞を活性化させることなのです。
褐色脂肪細胞を活性化させると、体内脂肪は燃焼しやすくなり、代謝は上がります。
体内脂肪が燃焼して代謝が上がると、つまり痩せやすく太りにくい身体になるということです。

ストレッチポールによるエクササイズは、通常の運動のようにカロリーを燃焼させるということではなく、褐色脂肪細胞を活性化させて、体内脂肪が燃焼しやすい、痩せやすい体づくりを行うということが目的といえるのです。

1-5.ストレッチポールで肩甲骨をストレッチ。

ストレッチポールの上で身体を揺らして、肩甲骨の周囲を刺激すると書きました。
実は、褐色脂肪細胞を活性化させるには、この肩甲骨周りがポイントなのです。
といいますのも、褐色脂肪という細胞は、首や肩甲骨周りに多く存在するからです。

ストレッチポールを使って肩甲骨周りをストレッチして刺激すると、この周辺の固くなっている筋肉をほぐして柔軟性が回復するのと同時に、この刺激によって褐色脂肪細胞の動きも活性化されるわけです。

さて、なんども言いますが、ストレッチポールの上に寝転がって痩せる仕組みは、肩甲骨の周りを刺激することで、褐色脂肪細胞が活性化されるというメカニズムだったわけです。

1-6.ストレッチポール、その呼び名はさまざまです。

先に書きましたように、ストレッチポールはＬＰＮという会社が開発した健康器具ですが、その他にもさまざまなメーカーから同様の商品が販売されています。
たとえば、ヨガポール、バランスポール、フィットネスポール、ピラティスポール、ストレッチングクッションなどがそれです。

それぞれの呼び名でわかるように、ヨガやピラティスなどのエクササイズに特化させた売り方をしているようですが、これらは基本的に同じストレッチポールの仲間だと思って差し支えありません。
製品形態がストレッチポールと同じような円柱形のものであれば、同じように使えますので、価格やサイズなど、お好みのものを入手すればいいでしょう。

2.ストレッチポールにはどんな効果が期待できるのでしょうか？

さて、ストレッチポールを使ったエクササイズがなぜ健康やダイエットに効果的なのか、その理屈はわかりましたね。
では、具体的にどのような効果が期待できるのかについてふれていきましょう。

2-1.ストレッチポールの基本はリラックスによる筋肉の弛緩。

ストレッチポールによるエクササイズは、普段の運動不足や、反対に使いすぎで固まってしまった状態の筋肉を緩める効果があります。
ストレッチやヨガなどで、無理に筋肉を伸ばすなどの方法だと、かえって痛い思いをしてしまうこともあります。
ところがストレッチポールを使うエクササイズは寝転ぶだけです。
寝転んで筋肉をリラックスさせるやりかたですから、痛いということもなく、簡単に楽に続けられますね。

2-2.ストレッチポールによるエクササイズで身体の要所要所をリセットする。

肩や首がこるとか、背中がハリなどの痛みは、筋肉のこわばりによるものです。
姿勢が悪くなるのも日頃の体勢やクセによって筋肉の使い方が偏ってしまっているからです。

姿勢が悪いと、骨格が歪んでしまっているように思われがちですが、実際には筋肉に問題が起きているのです。
骨は、筋肉によってその並び方が整えられつなぎとめられています。
だから骨と骨を並べている筋肉をほぐして緩めることによっていわばリセットされ、骨格を本来あるべき姿に戻すことができるのです。

2-3.ストレッチポールは、ダイエットに効果あり。

褐色脂肪細胞がを活性化させて脂肪を燃焼、代謝を高める方法として、ストレッチポールの上に寝っころがるエクササイズばかり書いてきましたが、寝っ転がっているだけではちょっと物足りませんね。
ストレッチポールのエクササイズは寝っ転がるだけではありません。
ストレッチポールの形を生かしたさまざまなエクササイズが考案されています。

ストレッチポールが１本あれば、考案されている数多くのエクササイズに利用でき、目的に合ったダイエットを目指すことができます。
より効率よく、より効果的にダイエットしたいですよね。
ストレッチポールを使ったエクササイズは、どんな部位にどのように効果が期待できるのでしょう。

2-4.インナーマッスルを鍛えて基礎代謝をアップ。

円柱形をしたストレッチポールの上に寝そべると、身体はとても不安定な状態になります。
この状態で力を抜くとリラックスした状態で筋肉が弛緩できると書きましたが、一方で人は、不安定になった身体のバランスをとろうとします。
この不安定な状態からバランスを取ろうとしている時、普段使っていない筋肉が使われます。

この普段使われていない筋肉というのがインナーマッスルと呼ばれているもの。
身体の深い部分にある筋肉であり、深層筋とか内転筋という呼び方もあります。
このインナーマッスルという筋肉は身体の骨格を維持する筋肉です。

最近どんなダイエットでも言われていますが、ダイエットにとってインナーマッスルを鍛えることがとても効果的です。
一般に筋肉を鍛えることによって身体の代謝は上がるとされてきました。
しかし、旧来行われてきた腹筋や背筋などのいわゆるアウターマッスルを鍛えることよりも、先ほど言いましたインナーマッスルという深層筋を鍛えた方が代謝が上がりやすいということがわかってきたのです。

ところが先ほど言いましたように、インナーマッスルは普段の生活では表立って使うような筋肉ではありませんし、そのために年齢とともに衰えてしまう筋肉です。
だからこそ、ストレッチポールを使ったエクササイズで、このインナーマッスルを鍛えてやれば、代謝が上がって脂肪のたまりにくい身体を手に入れることができるのです。

2-5.骨盤の歪みを整えて健康な体幹づくり。

インナーマッスルが体の骨格を維持すると書きましたが、逆に考えれば、もしこのインナーマッスルが衰えてしまうと骨格の維持ができなくなり、ひいては骨盤の歪みにつながります。
骨盤の歪みは、どんな問題を引き起こすのでしょう。

たとえば、骨盤の歪みは血液の流れを悪くします。
体内の血流が悪くなると、身体各部の機能も衰え、代謝が落ちてしまうので、太りやすさにもつながります。

さらに骨盤の歪みは内臓の配置まで歪めてしまいます。
内臓が歪むと内臓の働きまで悪くなって病気を引き起こす危惧もありますし、そうでなくとも臓器の位置が下がることによって下腹がぽっこりと膨らんでしまうことに結びつきます。