2015～16年にニキビ治療の新薬登場！その新薬４つまとめ

2. 新薬がぞくぞく登場！まとめ4つ

従来からあるニキビ治療薬をおさらいしたところで、お次は2015年、2016年に登場した新薬をみていきましょう！

出典 ｜　いらすとや　

さきほどご紹介しましたディフェンゲルが2008年に登場して以来、なかなかニキビの新薬が登場してこなかったのです。

そのためディフェンゲルやダラシンTゲルでニキビを治療していました。

しかし、2015年と2016年と続いて新しいお薬が登場したのです！

従来からあったニキビ治療薬に比べると殺菌力の強いものが多く、炎症ニキビを短期で治すことのできるお薬が多い印象が見受けられます。

でも新薬が処方されると、その実績があまりないということから「本当に使って大丈夫なのか？」「本当に効果があるのか？」「どのような副作用がでるのか？」なんて、従来のお薬よりも過敏に気になってしまいますよね。

そんなアナタの悩みを解決するべく、新薬4つの成分・効果・副作用について分かりやすくまとめました。

また、あなたに処方されているということは、お医者さまの意思あってのことですから安心してお使いいただいてもかまわないのですが…。

少しでも悩みが疑問が消えるように、新薬４つをみていきましょう！

2-1. 強い抗菌力をもつペピオゲル

2015年に流星のごとく登場したのが「ペピオゲル」です。

出典 ｜　ニキビの治し方　

ペピオゲルは、ディフェンゲルと同じでマルホ株式会社から販売されています。

そして過酸化ベンゾイルという成分が配合され、黒ニキビ・白ニキビ・赤ニキビに効果があるとされています。

過酸化ベンゾイルは2015年以前は、日本では認証されない成分でした。しかし、めでたく認証されることでこのお薬が誕生したのです。

過酸化ベンゾイルは、強い殺菌効果を持っているので赤ニキビなどの炎症ニキビに特に効果があります。

それに肌の奥まで浸透するので、早く治るんですね。それにピーリング効果もあるので、角質化するのを防ぎます。角質はニキビの原因になりますから、新しいニキビ予防にもなるのです。（しかし、処方された期間だけ、薬剤師の言うとおりに使用すること）

副作用として、お肌がカサカサしたり、ピリピリしたり、発疹やかゆみ、刺激を感じることがあります。

1日1回、洗顔後に塗るだけです。1日に何度も塗らなくていいので、手間がかからないですね。

だいたい2週間で約6割の方のニキビが完治しています。

2-2. ペピオゲルよりも強い殺菌力のデュアック配合ゲル

出典 ｜　ニキビを治す方法　

デュアック配合ゲルは、2015年に登場した株式会社ポールファルマから販売されています。

ペピオゲルと同じく、過酸化ベンゾイルとクリンダマイシンが配合されており、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ、そしてニキビ跡に効果あがるといわれています。

ペピオゲルと同じくピーリング効果と殺菌効果のある過酸化ベンゾイルと抗生物質であるクリンダマイシンが配合されています。

クリンダマイシンは、細菌（アクネ菌やマラセチア菌）がタンパク質と合成するのを防ぎます。過酸化ベンゾイルだけではなく、クリンダマイシンも配合されているためにペピオゲルよりも殺菌力が強いです。

そのため、ニキビの状態やお医者様の判断によっては、このデュアック配合ゲルではなく、ペピオゲルが処方されることの方が多いです。

抗生物質は、お肌を弱らせてしまうこともあるので、お医者さまの指示を信用しましょう。

デュアック配合ゲルも1日1回、洗顔後に塗ります。

2-3. ブドウ球菌にも効くゼビアックスローション

ゼビアックスローションは、マルホ株式会社から販売されています。

出典 ｜　マルホ　

ゼビアックスローションには、オゼノキサシンという成分がふくまれており、白ニキビ・赤ニキビ・黒ニキビに効果があります。

オゼノサキシンという成分は、アクネ菌だけではなくブドウ球菌に効果があるとされているのです。オゼノサキシンはその2種類の細菌をころしてしまう殺菌力がとても強いです。

そのため、初期のニキビであれば、3～5日で治ります。炎症をおこしている赤ニキビなどでも、だいたい1週間前後で治るのです。

しかし、副作用として、かゆみ・乾燥が出ることもあります。でもその副作用が起こっている報告は少ないため、そんなに気になさらなくても大丈夫ですよ。むしろ、副作用がでるかもしれないと思って使うほうが自己暗示でそうなってしまうこともあるからです。

1日1回、洗顔後に塗るだけです。

本当に1日1回だけでいいの？

なぜ1日1回かというと、臨床実験で証明されているからです。

1日1回つける患者さんと1日2回つける患者さんを比較したところ、その治療効果に差はみられなかったのです。

そうであるならば、お肌の負担を減らすために1日1回だけ塗った方がいいですよね。

保険適用でGETできますから、お財布にも優しくて◎

2-4. 新薬が合体！エピデュオゲル

出典 ｜　星の原クリニック　

そして、最後にご紹介するのがマルホ株式会社から販売されているエピデュオゲルです。

エピデュオゲルには、アダパレンと過酸化ベンゾイルが配合されており、白ニキビ・赤ニキビ・黒ニキビに効果があるとされています。

このアダパレンという成分と、過酸化ベンゾイルってどこかで見覚えがありませんか？

そうなんです。さきほどご紹介したディフェンゲルにはアダパレンが配合され、ペピオゲルには過酸化ベンゾイルが配合されていましたね。

このエピデュオゲルというのは、まさにディフェンゲルとペピオゲルを合体させたようなお薬なのです。

そのため、ディフェンゲルの皮膚の角質化を防ぎ、毛穴づまりを防ぐ効果とペピオゲルのピーリング作用と強い殺菌効果で治療することができるのです。

このお薬は2016年に登場したばかりなので、小さなクリニックでは処方されないことがあります。もしも、このお薬を試したい方は大きな病院、皮膚科の権威であるお医者様が開業しているクリニックにいかなければなりません。

他のお薬とおなじで、1日1回洗顔後に塗るだけです♪

もしも3ヶ月以内にニキビが治らないのであれば、使用を中止しなければなりません。もしも、このお薬が処方された際には、医師や薬剤師の注意をよくきいておきましょう。