『神仙桑抹茶ゴールド』のニキビ・ダイエット効果を徹底検証！！

4.『神仙桑抹茶ゴールド』の飲みすぎによる危険性は？

原則として『神仙桑抹茶ゴールド』は薬ではないため、１日摂取量に決まりはないとのアナウンスがメーカーよりなされています。

実は『神仙桑抹茶ゴールド』は、薬でないどころか、健康食品ですらありません。

薬であれば薬機法（旧薬事法）の規定によって、効能・効果、1日何回、一回何錠、食前・食後・食間など用法・用量の表示義務があります。

また、健康食品であれば、食品衛生法（昭和22年という食べ物のない戦後につくられた法律です）の「いわゆる健康食品」に該当するため、よくサプリメントのラベルに見られる「一日当たりの目安量」を表示する義務があります。

『神仙桑抹茶ゴールド』は、そのいずれにも該当しない「ただの」食品であるため、1日摂取量等の表示はありません。

むしろ、表示すると消費者の誤解をまねくとして行政処分の対象になってしまうので、「決まりはない」と言わざるをえないのです。

ならば無制限に何杯でも飲んでよいのでしょうか？

そもそも食品衛生法がサプリメント（「いわゆる健康食品」）対して「一日当たりの目安量」の表示義務を課したのは、過剰摂取による健康被害を防ぐためでした。

サプリメントはその性質上、食品に比べ、過剰摂取に容易に陥りやすいといえます。

食事の量を２倍にするのは大変ですが、サプリ１錠をうっかり２錠にするのは簡単です。

豊富な栄養素を含む『神仙桑抹茶ゴールド』の飲み方についても同じことが言えます。

たとえば青汁の飲み方として、野菜不足の改善と水分補給を兼ねて、ペットボトルや水筒に大量の青汁をつくり置いて飲んでいる方が見受けられます。

成人の1日の必要水分量は２リットルといわれていますが、これを『神仙桑抹茶ゴールド』に置き換えた場合、どのような問題が起きるでしょうか？

たとえば亜鉛の平均必要量は成人男性で8 mg/日、成人女性で６mg/日です。

また、亜鉛には耐用上限量があり、成人男性で40～45 mg/日、成人女性で35mg/日となります。

耐用上限量とは、最大でこれくらい摂取しても健康には障害はありませんよという上限値です。

これを超えた場合、吐き気や発熱、下痢など亜鉛の過剰摂取による急性中毒症状にいたることがあります。

さて、２リットルのペットボトルに11包の『神仙桑抹茶ゴールド』（１包あたり180ｍｌの水）で溶かして飲んだ場合、既に1.1mg/日の亜鉛を摂取した計算となります。

この人が、朝食に卵かけごはん（生卵M玉60g：亜鉛含有量2.52mg）、納豆（40g：同0.76mg）、焼きのり（12切６枚1.5g：同0.05mg）を食べ、ランチは少々贅沢に牛肩ロースのステーキ（200g：同12.8mg）、夜は牡蠣料理店で生ガキ・カキフライ・牡蠣鍋（カキ200g：同26.4mg）を食べたとすると、１日の亜鉛摂取量は43.63mgで成人男性の耐用上限量に達します。

この人が毎日服用しているサプリメントに亜鉛が入っていたらアウトです。

あえて極端な例を示したのには理由があります。

注意すべきことは、栄養成分の中には、欠乏と同時に過剰摂取が問題となるものも存在するということです。

『神仙桑抹茶ゴールド』はおいしく飲みやすいため、ともすると栄養価の高いサプリメントと同等であることを忘れてしまいがちです。

高栄養の成分構成だからこそ、より一層過剰摂取への配慮が重要となります。

私たちは日々健康という自動車を運転しており、栄養の欠乏にはアクセルを、栄養の過剰にはブレーキを作動させ、健康の安全運航に努めなければなりません。

まずは毎日の食生活の栄養バランスを見直し、その上で補助的に『神仙桑抹茶ゴールド』を上手に組み込み、心と体の健康を心がけて下さい。