ニキビに効く内服薬「ルリッド」の効果と注意点とは

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ニキビ治療において皮膚科を受診することは以前と比べると特別なことではなくなりましたので、ニキビを改善するためには外用薬だけではなく、内服薬も処方されることをご存じの方は多いかと思います。

その中でも「ルリッド」という内服薬はご存じでしょうか?

今回はニキビに効くと言われている内服薬のルリッドに焦点を当てて、その効果や服用に関しての注意点などをご紹介したいと思います。

ぜひ最後までご覧くださいね。

目次

1. ニキビが出来る原因・ニキビの種類をおさらいしよう!
1-1. 毛穴の詰まりがニキビの原因
1-2. 過剰な皮脂分泌もニキビの原因に
1-3. ニキビの種類についておさらい

2. ニキビ治療における内服薬ってどんなものがあるの?
2-1. 抗生物質
2-2. 抗炎症剤
2-3. 皮脂分泌抑制剤
2-4. ビタミン剤
2-5. 漢方薬

3. ルリッドはどんな薬なの?
3-1. ルリッドの効果とは
3-2. 使用方法について
3-3. ルリッドの価格や形状などは?

4. ルリッドを服用する時に気を付けたいポイント
4-1. こんな副作用があり
4-2. 服用中の薬がある人は注意
4-3. 肝臓病の人は注意
4-4. 医師の指示を守る

5. まとめ

1. ニキビが出来る原因・ニキビの種類をおさらいしよう!

それでははじめに、ニキビが出来る原因やニキビの種類についておさらいしていきたいと思います。

参照サイト:http://www.skincare-univ.com/article/000038/

1-1. 毛穴の詰まりがニキビの原因

ニキビは「尋常性ざ瘡」(じんじょうせいざそう)という皮膚の病気です。

思春期だけでなく、大人になってからも出来るニキビは、毛穴の詰まりがそもそもの大きな原因となります。

角質が増殖し、皮脂が排出しきれず、毛穴が詰まってしまうことでニキビが出来てしまうのですが、毛穴を詰まらせる要因は様々です。

ちなみにアクネ菌がニキビを悪化させる原因であることはご存じの方も多いかと思いますが、アクネ菌はもともと常在菌と言って、もともとお肌にある菌です。

しかし毛穴に皮脂が溜まっていると、酸化した皮脂によってアクネ菌が増殖し、炎症が進んでしまうため、ニキビが悪化してしまうのです。

アクネ菌はもともと肌表面のバランスを正常に保つ働きがあり、肌に必要な菌です。ですからアクネ菌を増殖させないためには、毛穴詰まりによる皮脂の酸化を防ぐことが大切ですが、毛穴を詰まらせる要因としては以下のようなものが挙げられます。

 新陳代謝の低下 

毛穴詰まりを起こす要因として挙げられるのは、まず新陳代謝の低下です。

新陳代謝が低下すると、すなわちお肌の生まれ変わりであるターンオーバーが正常に行われなくなりますので、古い角質がはがれ落ち切れずに残ってしまい、毛穴詰まりを起こしてしまいます。

 ホルモンの影響 

毛穴詰まりを起こす要因としてはホルモンの影響も考慮しなければいけません。

自律神経とホルモンバランスは密接な関係がありますが、疲労や睡眠不足、ストレスなどで自律神経が乱れると、ホルモンバランスが崩れてしまいます。

すると脳下垂体から副腎皮質ホルモンが多量に分泌されるのですが、その影響で男性ホルモンの分泌も盛んになります。

男性ホルモンには皮膚の角化を促す働きがあり、角質を厚くする作用がありますので、毛穴詰まりが起きやすくなってしまうのです。

 紫外線による刺激 

意外に思われるかもしれませんが、紫外線も毛穴詰まりを起こす要因となります。

実はお肌が紫外線にさらされると、紫外線の刺激からお肌を守ろうとして、角質が厚くなってしまうのです。

角質が厚くなると毛穴詰まりが進んでしまいますので、ニキビが出来やすい状況になってしまいます。

ですから、紫外線による刺激も毛穴詰まりの要因になりますし、ニキビが出来る原因にもなりますので、紫外線対策もニキビ予防には大切なことであると言えます。

1-2. 過剰な皮脂分泌もニキビの原因に

ニキビが出来やすい部分は、基本的には皮脂の分泌が盛んな場所が多いです。たとえば、Tゾーンなどが一般的にはニキビが出来やすい場所かと思います。

さらに皮脂分泌が過剰になることもニキビの原因になります。

思春期にニキビが出来やすくなるのも、思春期を迎えるとともに皮脂の分泌量が盛んになるからです。

また、男性ホルモンは皮脂の分泌を活発にさせる働きがあるのですが、女性にも男性ホルモンは分泌されていますので、男性ホルモンの影響を受け、皮脂の分泌が過剰になってしまうことがあります。

皮脂分泌が過剰になりすぎると、毛穴から排出しきれない皮脂が溜まって、毛穴詰まりを起こし、ニキビが出来る原因になってしまいます。

また、ホルモンバランスを司っている自律神経は、ストレスや水分不足などで変調をきたし、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまいます。

すると副腎皮質ホルモンが多量に分泌されるとともに、男性ホルモンの分泌も促されるのですが、男性ホルモンには前述したように角質を厚くする作用だけではなく、皮脂の分泌を過剰にさせる作用もあるため、皮脂の分泌が高まってしまい、ニキビが出来やすい状態になってしまいます。

また、女性は生理前後もホルモンの影響を受けやすいのですが、生理前に多くなる黄体ホルモンは皮脂を分泌させる作用がありますので、生理前などは皮脂の分泌が過剰になり、ニキビが出来やすい状況になってしまうのです。

1-3. ニキビの種類についておさらい

それではここでニキビの種類についておさらいしておきましょう。

 白ニキビ 

ニキビの初期段階ではニキビ周辺の皮膚の色は正常で、見た目には少し盛り上がりがある程度です。

指でおすと白っぽいかたまりや黄色のかたまりが出てきますが、それらがコメド(面ぽう)と呼ばれるものです。

このコメドが出来た状態で毛孔が開放されていない状態を白ニキビと呼びます。

 黒ニキビ 

コメドや溜まっている皮脂が毛孔を押し広げて開放され、外に出てきた状態になり、皮脂に汚れがついたり、皮脂が酸化したりして黒くなったものを黒ニキビと呼びます。

白ニキビ、黒ニキビの状態ではまだ炎症を起こしていない状態で、アクネ菌の増殖はまだ始まっていません。

 赤ニキビ 

白ニキビ・黒ニキビの状態から炎症が起きてしまった状態のニキビを赤ニキビと呼びます。

詰まった皮脂を栄養源にしてアクネ菌が増殖し、炎症が起きており、この状態になると赤みがあって炎症している状態が表面からみてもわかるようになります。

 黄ニキビ 

赤ニキビの炎症がさらに進み、膿を持った状態のニキビを黄ニキビと呼びます。

この段階になると色素沈着を起こしたり、ニキビ跡になったりする可能性が高くなるため、出来れば皮膚科で治療を受けた方がよいと言われています。

 紫ニキビ 

黄ニキビの状態からさらに進み、毛穴の周囲まで炎症が及んだ状態のニキビを紫ニキビと呼びます。

毛穴の内部には血と膿が溜まり、そのためニキビは赤紫色に見えます。ニキビ跡になってしまう可能性が非常に高いですので、専門医に相談すべきニキビの状態とも言えます。


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