今話題の「リンゴ酢」、その5つのダイエット効果と効果的な摂り方

またミネラルに関しても厚生労働省によって健康増進のために摂取基準が定められている「必須ミネラル」13種類のうち7種類のミネラルが含まれています。

■リンゴ酢に含まれているビタミン

・ビタミンA
・ビタミンE
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ナイアシン（ビタミンB3）
・ビタミンB6
・葉酸（ビタミンB9）
・パントテン酸（ビタミンB5）
・ビオチン（ビタミンB7）
・ビタミンC

■リンゴ酢に含まれているミネラル

・ナトリウム
・カリウム
・カルシウム
・リン
・鉄
・亜鉛

2-4.リンゴ酢のカロリー

リンゴというと甘い食べ物なのでカロリーは高いのでは？と考える方もいらっしゃるかも知れませんが、リンゴは糖質も少なくカロリーの低い食べ物です。

リンゴ酢のカロリーは、100gあたりわずか26kcal、大さじ一杯を水や炭酸水で割って飲むと考えると大さじ1杯（45ml）では4kcalしかありません。

一般的な野菜ジュースのカロリー数が40～80kcalが相場となっていますので、カロリーの点でも優れた食品です。

3. リンゴ酢の持つ効果とは？

リンゴそのモノからして、有効な成分をふんだんに含んでいる食品ですし、それが酢になることでさらに有効成分が増えます。

リンゴ酢が持つ、健康面での効果およびダイエット効果に関してご紹介しましょう。

3-1.リンゴ酢の持つ健康効果

■整腸作用

リンゴに含まれる食物繊維アップルペクチンには善玉菌を増やすという効果があります。

これによって腸のぜん動運動が活発になりますし、悪玉菌の繁殖を抑制する有機酸も豊富に含まれていますので、リンゴ酢にはとても優れた整腸作用があります。

これによって、多くの女性が悩まされている便秘の解消にも効果がありますので「デトックス効果」や「美肌効果」ということも期待できます。

■むくみの解消

リンゴ酢には利尿作用があるカリウムが豊富に含まれており、むくみの解消に効果があります。
また、同時に高血圧の予防・改善にも効果を発揮します。

■疲労回復

既にご紹介したようにリンゴ酢には、リンゴ酸およびクエン酸が豊富に含まれています。

リンゴ酸やクエン酸には疲労によって蓄積される乳酸などの代謝を助けますので、疲労回復効果や筋肉痛を和らげる効果があります。

従ってダイエットのためのトレーニングに対しても優れたサポート力を持っています。

3-2.リンゴ酢のダイエット効果

■ぽっこりお腹の解消

既にご紹介したように、リンゴ酢には整腸作用があり便秘の解消という効果を持たされます。多くの女性が悩んでいるぽっこりお腹の最大の原因は便秘だと言われていますので、便秘の解消によりぽっかりお腹を解消します。

■脂肪ができにくくする

また、リンゴ酢に豊富に含まれている有機酸には脂肪や中性脂肪と結合して中和するという働きもあるため、体内で脂肪ができるのを抑制する効果があります。

■新陳代謝を促進する

前出「疲労回復」に付いてご紹介した時に話しましたが、リンゴ酢には代謝を促進する作用がありますので、新陳代謝がアップして、同じ運動量でも糖質や脂質の分解・消費量も増え、ダイエット効果を生み出します。

■脂肪の代謝を促進する

リンゴ酸は豊富なアミノ酸を含有。アミノ酸は脂肪の分解を促進する働きがありますから、脂肪の代謝が進みます。

■血糖値の上昇をおだやかにし、脂肪のストックを防ぐ

リンゴ酢には、食後の血糖値の上昇をおだやかにする作用があることが化学的に証明させています。食後血糖値が上がるとインシュリンが分泌され、余剰となった糖質を脂肪にかえて体脂肪として蓄えようとします。リンゴ酢は血糖値の上昇を防ぐことでこうした現象の発生を起こさせなくするため、体脂肪の増加を防止します。

■食欲が抑えられる

リンゴ酢が食後の血糖値の上昇をおだやかにするという事実の裏返しとして、血糖値の下降もおだやかにします。食欲は、血糖値の下降によってヒトは空腹感を感じ食欲を起こすものですので、リンゴ酢を飲んでおけば、食欲の発生をおさえることができます。

4. リンゴ酢の効果的な取り入れ方とは？

リンゴ酢が身体に良い、ダイエット効果があると聞いて、やみくもにリンゴ酢に飛びついてしまうと「えっ、リンゴ酢って効果ないじゃん！」などといったことにもなりかねません。

リンゴ酢は、その取り入れ方も実は重要。リンゴ酢のダイエット効果・健康効果をしっかり実感していただくための、効果的なリンゴ酢の取り入れ方に付いてご紹介しておきましょう。

4-1.リンゴ酢の選び方

今や、ちょっとしたリンゴ酢ブームもあって、「リンゴ酢」という文字が商品名に付いた商品は数多く登場しています。

中には商品名には「リンゴ酢」が入っているにもかかわらず、商品分類上は「酢」ではなく「清涼飲料水」の分類になっているものもあります。

また、食品分類上は「酢」だし、リンゴも使っているが、リンゴそのモノの量が少なかったり、水で薄めたものを商品として販売しているものもいくつか存在するようです。

そうした商品の中からダイエット向きではない商品を購入してリンゴ酢ダイエットを始めようと思っても、その効果がどれほどのものなのかは、疑問ですのですので、注意しましょう。

リンゴ酢を選ぶ際の基本的な選び方についてご紹介しておきたいと思うので、ご参考にしてください。

1) 酢醸造元（所）で購入する

本当に美味しい日本酒や焼酎を手に入れたいと思ったら、酒蔵にいくのが一番であるように、酢も酢を自家醸造している酢の醸造元（所）に行って、実際に作った職人さんの話を聞きながら試飲させてもらって、一番自分に合っていそうなものを購入するのがベストな購入法かもしれません。

酒蔵に比べると酢醸造元は数は少ないですが、全国35以上の都道府県にあります。

調べてみて自分の在住地の近くか、親しい知人の在住地の近くにあれば実際に行ってみたり、旅行などに出かけた際、出発前に目的地近郊に酢醸造元が無いか調べておいて行ってみるというのは、本当に自分に合った最高のリンゴ酢を手に入れるためのこれ以上ない方法ということができるでしょう。

2) 「酢ムリエ」のいる専門店で購入する

かといっても、酢の醸造元を探して行ってみるというのはかなり骨の折れる行動です。