何としても治したい!「皮膚の悪魔」紫ニキビの治療法を徹底解説!

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3 神様お願い!紫ニキビを治して!その治療法はあるの?

出典 | o-dan 

3-1 何といっても皮膚科を受診するのが1番

このようなひどくなってしまったニキビに治療法はあるのでしょうか?しかし安心してください。時間はかかりますが、治療方法はあります。

3-1-1 自己治療や民間療法に頼るのはNG!

紫ニキビにまで症状が悪化してしまったら、治療のためには方法は1つしかありません。それはできるだけ早く皮膚科を受診することです。何とか自分で治したい、と思う人もいるかもしれませんが、紫ニキビは素人の手には負えません。下手に触ると間違いなく醜い後になって残ります。

ですので、ネットなどで調べて、「タコの吸出し」というような薬などを使ったり、何らかの民間療法を試したり、自分で針を刺して膿を出そうというようなことはやめましょう。

3-1-2 薬によっての治療が一般的

紫ニキビの治療法には薬によるものと、切開などの施術がありますが、多くの皮膚科は薬による治療をまず試みるはずです。

方法としては、ステロイド(副腎皮質ホルモン)注射で炎症を鎮める、抗生物質によってアクネ菌を殺す、などが主なものです。このステロイドはご存知かもしれませんが、効果としては非常に高いものです。しかし反面、皮膚や脂肪が薄くなり、皮膚萎縮や脂肪萎縮によって、その部分がへこんでしまう場合があるのです。

また皮膚が薄くなると、赤ら顔になったり、バリア機能も落ちるのでほかの皮膚トラブルが起こる可能性もあります。したがって、ステロイド注射を受ける場合は、その子うわさも十分にわかっている、経験豊富な熟練した皮膚科医に任せる必要があります。

3-1-3 中には漢方薬を使う皮膚科も

そのような強い薬の代わりに漢方薬を使う皮膚科医もいます。漢方は体質改善でニキビをできにくくする医学なので、即効性は期待できませんが、ほかの方法と併用することで、体質改善が望めます。

特に漢方は「血」「水」という概念で、代謝の改善を重視していますので、代謝不良によって膿が残ってしまっている紫ニキビには有効だとも考えられます。副作用も少ないので、皮膚科医から提案があったら、お願いしてみて損はありません。

3-1-4 ホルモン療法で根本解決?!

ニキビの原因の1つである皮脂の過剰分泌は、ホルモンバランスが崩れ、男性ホルモン優位の状態になることで、皮脂腺が刺激されて発生します。ですので、その根本を治療するのであれば、ホルモン療法によって男性ホルモン優位から、女性ホルモン優位の状態に調整することも重要です。それができれば、肌の本来の自然治癒力によって、ニキビができやすい肌に徐々に改善されていきます。

ホルモン療法は、怖いイメージもありますが、今ではほぼ発がんなどの危険性はないということになっていますので、これも取り入れてもいいでしょう。

3-1-5 切開施術

また投薬でなかなか治癒しないということになれば、メスで患部を切開して膿を出す施術や、美容皮膚科であればCO2レーザーやフォトダイナミックセラピーといった機器で、紫ニキビを削ったりする場合もあるかもしれません。しかし、切開は跡が残る危険性もありますし、レーザーなどは自由診療なのでかなり費用もかかります。

3-1-6 皮膚科以外に受診も考える

紫ニキビの根幹の原因が、ホルモンバランスの乱れ、自律神経の乱れ、精神的なトラブルを抱えている、などであれば、皮膚科だけでは治療できない場合も出てきます。そういう時には、きちんとした皮膚科医であれば、内科、婦人科、精神科、形成外科なども合わせて受診することをすすめてくれ、紹介状も書いてくれるはずです。

ですので、自分でそのようなことが思い当たったら、思い切ってほかの診療科目の病院の受診も考えてみましょう。

3-2 皮膚科を受診したうえでセルフケアも行う

以上のようなことを行えば、おそらくその紫ニキビは治るはずです。しかし根本の問題は、それがまた再発してしまうかもしれない、ということです。ですので、これを機会に、セルフケアによってニキビができにくい、悪化しにくい体質への転換を図りましょう。具体的には以下のようなことを心がけてください。

3-2-1 栄養バランスのとれた食事をする

体質改善には、何といっても正しい食生活を送ることです。そのためには以下を実践しましょう。

好き嫌いを止めて、バランスよく食べる

好き嫌いを言って食物繊維やミネラルをとらないと、便秘、冷え性をもたらし、代謝も悪化します。それらをしっかりととりつつ、、皮脂分泌を抑えてくれる、レバー、イワシ、納豆、豚肉、きのこ類、牛レバー、バナナ、マグロ、大豆、卵などのビタミンBをとりましょう。

動物性脂肪から植物性脂肪へ

肉やバターを使ったケーキなどに含まれる動物性脂肪と糖分は皮脂の過剰分泌につながります。アルコールや辛い香辛料などの刺激物も、毛細血管を拡張し皮脂腺を刺激し、これも皮脂分泌を過剰にします。できるだけ、刺激物を避け、植物性の脂肪をとりましょう。

食事でホルモンバランスを整える

豆腐、納豆などに含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似た構造なのでホルモンバランスの調整に効果があります。ナッツなどに含まれるビタミンEも、同様の働きがあります。

3-2-2 ストレスをしっかり解消する

ストレスを感じると、抗ストレスホルモンが出て、それがホルモンのバランスを見出し、自律神経も乱します。ですので、できるだけストレスを感じないように日々を過ごしましょう。職場の人間関係などがストレスの原因の場合は回避できないこともあるでしょうが、睡眠不足や、極度の疲労もストレスの原因です。それらは自分でコントロールできる部分なので、しっかりケアをしましょう。

3-2-3 有酸素運動をする

代謝を改善し、ストレスを解消するには有酸素運動が適しています。たとえば、1日20分でも速足のウォーキングをしてみましょう。自宅でヨガのDVDを見ながらやってみる、というのでもよいでしょう。それらは、ストレス解消にもなりますし、ダイエットにもなるので一石二鳥です。

3-2-4 洗顔方法を改める

紫ニキビの症状によっては洗顔はNGの場合もあるので、皮膚科医に相談したうえでのことですが、洗顔をしてもいいということであれば、洗顔をきちんと行うことも重要です。

低刺激で保湿成分が含まれる洗顔料をたっぷり泡立てて、その泡で優しく、2~3分の時間をかけて入念に顔を洗いましょう。そしてすすぎ残しがあると、それがまたニキビの原因になるので、すすぎもしっかり行ってください。さらに、水分のふき取りもタオルでごしごしするのではなく、やさしくポンポンとたたくようにして水分をとりましょう。

3-2-5 保湿のスキンケアを心がける

これも紫ニキビの症状によって、NGの場合があるので要皮膚科医相談事項ですが、よいということであれば、しっかりと保湿をすることはニキビケアの根本です。これも低刺激で、コラーゲン、セラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分が強化されているものを使いましょう。

3-2-6 身体を温める

紫ニキビで、膿が代謝されないのは、冷えが根本の原因の場合もあります。半身浴や、ぬるめのお風呂に20分くらいつかるなどでじっくり身体を温めることや、首、足首、手首の3つの「首」を冷やさないようにすることなどを心がけましょう。

3-2-7 便秘を解消する

便秘は、老廃物や毒素が身体の中に蓄積されていることでもあり、同時にその老廃物が代謝を悪くして、リンパの流れや血流を悪くしてしまいます。またそれが自律神経のバランスを崩し、皮膚の新陳代謝の妨げにもなります。ですので、できるだけ普段から食物繊維や乳酸菌を多く食べ、腸内環境を整えるようにしましょう。

また白米より、玄米の方が、ビタミンB群、食物繊維が豊富なので、便通がよくなります。


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