2 プロアクティブがアピールしている効果は期待できるの?
出典 | プロアクティブ公式サイト
以上がプロアクティブのベーシックコースに含まれている3アイテムでしたが、これを配合し、またその前に書いた機能面の改良を根拠に、公式サイトではプロアクティブには以下のような効果があると言っています。
①ニキビ跡をクリア、ニキビを予防
②しっかり殺菌してニキビを防ぐ
③オイリー肌も乾燥肌もOK
④思春期ニキビも大人ニキビもケア
⑤肌をひきしめキメを整える
⑥汚れを取り除き、毛穴を目立たなくする
⑦うるおいを与え肌を美しく輝かせる
さて、これらの効果が本当に実現されるのか、そしてそのデメリットはないのかという点について検証してみます。
2-1 サルチル酸の全品配合の評価は?
サルチル酸を全品に配合した、ということは、抗菌作用、ピーリング作用が3ステップのすべてで行われる、ということですので、①②の働きによるニキビの改善は、従来品以上の効果があることは期待できます。
ただし、これはもろ刃の剣で、抗菌作用はいいとしても、全品でピーリング作用を働かせるということは、肌にはかなりの負担をかける可能性があるということでもあります。特に、ピーリングは皮膚の乾燥をもたらし、その乾燥がひどい場合は「剥落」と言ってフケのように角質がぽろぽろとはがれ落ちてくることもあり得ます。また皮脂を必要以上にとってしまうこともにもなるので、皮膚のバリア機能が低下して、紫外線や細菌によるひどい肌荒れが起こる可能性もあります。
また、従来品のプロアクティブの時から、使用感としてピリピリする、というネガティブな口コミが多かったのですが、それについては成分上はケアしている感じはありませんので、これについては改善していないと見ていいでしょう。
ですので、繰り返しになりますが、ニキビ改善効果が高まった分、リスクも大きくなっています。
2-2 乾燥肌もOKは本当か?
おそらくそのひどい乾燥を招く危険性を考慮して、プロアクティブプラスにはいくつかの保湿成分が新たに配合されています。それらはピーリングによる乾燥を多少防いでくれるでしょうが、③の乾燥肌でもOKというのは言いすぎでしょう。④も同じ根拠でしょうが、これも同様の理由で難しいと思われます。
またさらに、美容液にはビタミンC誘導体も配合されています。これは皮脂の分泌を抑えるためのものですが、これを配合したニキビケア用ではないほかのスキンケアの場合でも、これによって乾燥肌になってしまった、という例もありますので、さらに皮膚の乾燥は促進されてしまうと考えられます。
ということで⑦もそこまでの効果はないと判断できます。
2-3 引き締め効果はある程度あるか
⑤については、新たに配合した成分がその役割を担う設計のようです。これはどの程度の配合量かという開示がないので、何とも言えませんが、従来品よりは新成分の分だけはあるでしょう。
2-4 スクラブ剤は肌を傷める
⑥はピーリングによる角質の除去と、洗顔料に入っているスクラブ剤の効果をアピールしているものでしょう。確かにスクラブ剤は、古い角質を物理的に削り取っていくものなので、汚れがきれいになることは期待できます。
ただし、同時に物理的な作用ですから、皮膚に与える刺激も強く、洗い方によっては肌をツブツブの粒子で傷つけてしまう危険性もあります。特に、プロアクティブは毎日使うものですから、ピーリングで皮膚のバリア機能が衰えているところに、スクラブ剤で刺激を与えると、痛みを感じると同時に、皮膚にかなりのダメージを与えてしまうかもしれません。
以上の4点から考えて、プロアクティブはニキビ改善効果は高い可能性はありますが、それに伴う副作用もかなりありそうということが、この段階での結論です。
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