パスタダイエットは、パスタのGI値で炭水化物でも痩せられる！

その理由はその食べ方にあるのです。

前述したように、イタリアではパスタだけを単品で食べることはないのです。

それだけでも、かなりダイエットにはなっているのですが、さらに様々な食材と一緒に食べているので、意外と麺の量は少なくてすんでいるのです。

一緒に野菜や肉類なども食べていたり、GI値の低い食品を先に食べていることにより太らないように自然となっているようです。

5.2 再加熱で炭水化物は変わるの？

そして、パスタのダイエットへの効果はGI値の低さだけではないのです。

実は、炭水化物には冷えるとその性質が変わるという特徴があることを覚えておいてください。

そもそもパスタが問題なのは、デンプン質だからなんです。

炭水化物は体内で糖分に分解されてエネルギーになりますが、余った場合には肝臓や筋肉に蓄えられます。

そして、さらに余ってしまうと、脂肪として蓄えられてしまい、結果として太るのです。

そこで、デンプン質を含む食品に対して、加熱→冷却を繰り返すと一度加熱されて糊化したデンプン質が再結晶して、消化されにくいデンプンに変化するのです。

そうすると、脂肪として吸収されづらいので、ダイエット効果が期待できるといわれています。

しかし、ここで冷えたまま食べるのは避けてください、よりいっそう血糖値が上昇することにつながります。

5.3 再加熱にはコツもいる！

再加熱には少し工夫が必要です。

レストランなどで注文したパスタが、注文してすぐに出てきたという経験はありませんか？

忙しいお店ではオーダーが入ってからパスタを茹で始めたのでは間に合わないので工夫をしているのです。

パスタを軽く下ゆでして、アルデンテにして、オリーブオイルを絡めて半生の状態で冷蔵しておくのです。

そして、ソースができたらこれを冷蔵庫から出してきていっしょに絡めます。

具とあえる際にお玉に一杯分くらいのゆで汁を入れていためるとパサ付きが抑えられ、美味しく仕上がるようです。

これにより、先ほど説明したデンプン質も作られますのでダイエット効果も期待されますし、特にナポリタンやペペロンチーノなど、いためるタイプのパスタでしたら全く問題なく食べれます。

5.4 パスタの具材には気をつけよう

パスタ具材のバランスをうまくコントロールするとダイエット効果を期待できます。

1人分の分量に差があったように、具沢山でゴロゴロ入っているような場合は麺類が少なくても満腹感を得ることができますよね。

逆に、たらこパスタやカルボナーラはどうしても麺の量が多くなってしまうデメリットがあります。

なるべくダイエット中は具沢山のものを選ぶようにしましょう。

ソースだけで考えれば、当然クリーム系やチーズ系よりもトマトソースがベースのもの、オイルベースのものがダイエットには効果的ですが、そうなると具材が少ないので注意が必要です。

具材は、できることなら、大きなままのお肉などが食べられる方が、よく噛んで食べることができるので良いでしょう。

野菜やきのこが多く入っているものも食べ応えがあってオススメです。

トマトやチーズはどちらもGI値が30程度と低く、パスタによく合うのでうまく具材をコントロールしてスペシャルなメニューを考えてみてください。

6.炭水化物抜きダイエットについても詳しくなっておこう

6.1 炭水化物抜きダイエットとは

炭水化物抜きダイエットは、その名の通り炭水化物を抜くダイエット方法であり、最近ではいろいろな人がチャレンジしており、成功者もいれば、失敗者もいるなどだいぶ振れ幅の多いダイエット方法です。

炭水化物抜きダイエットとは、ご飯やパン、パスタなどの主食を抜く食事を摂ることがメインになってくるのです。

まず、炭水化物の摂取は控えますが、その他は特に制限しないため、好きなだけ食べることができるので気にならなかったって人も多くいるようです。

ダイエットにつきものの面倒なカロリー計算の必要もなく、ただひたすら炭水化物を抜くだけなので、それが気にならない人は結構簡単にやれちゃったりします。

ただし、炭水化物はご飯やパンだけではなく、お菓子やケーキ、果物などに含まれているので、厳密にやろうとすると結構食べれないものはあるのです。

6.2 効果はさまざま

炭水化物抜きダイエットの効果としては、さまざまなものがあり、まずは血糖値をコントロールすることができます。

三大栄養素の中でも、炭水化物は他の2つと比較にならないほど、血糖値を急上昇させてしまい、結果としてインスリンの過剰分泌によって脂肪を溜めこみやすくなったりするなどいろいろな病気の引き金になっています。

そのため、炭水化物を摂らないだけで血糖値の上昇が穏やかになり、血糖値のコントロールができ、肥満や病気などになりにくくなると考えられています。

それ以外には、脂肪を代謝したり、摂取カロリーを減らすなどの効果が考えられています。

脂肪の代謝については、炭水化物を摂らないと、体は溜まっている脂肪を燃やしてエネルギーに換えることから、ダイエット効果があるという理論になっています。

摂取カロリーの減少については、炭水化物は食べ物から1日で摂取するカロリーの約50％を占めており、摂らないことでおのずと摂取カロリーが抑えられるということで、結果としてダイエットにつながるという理論です。

6.3 デメリットもある

もちろん炭水化物抜きダイエットにはデメリットもあります。

炭水化物を抜くことで体に必要な糖質が不足してしまうので、脳の活動が低下し、イライラしやすくなると言われています。

さらにそもそもご飯を主食としている日本人にとっては結構キツい食生活の変化なので、そもそも肉が主食のアメリカ人と比べると、向いていないとも言われています。