2 こんな場所にニキビが!ニキビのできる場所による原因とケア
出典 | poto-AC
以上述べたものが、ニキビの根幹の原因でしたが、その中でも場所によって1番影響を受けやすい原因や、その場所特有の原因があります。それによって、ケアの仕方も違うので、以下に場所別に紹介します。
2-1背中ニキビ
背中は皮脂や汗の分泌が多く、皮膚の角質層がもともと厚く、さらには服で蒸れるので、ニキビができやすい場所です。そのため、繰り返し、化膿したニキビができたり、重症化してしまうケースもあります。
2-1-1 背中ニキビの原因は皮脂が多く洗剤が残ること
■背中は皮脂の分泌が多い
ストレス、睡眠不足、食生活の乱れなどによって男性ホルモンが分泌されると、それによって皮脂の過剰分泌が引き起こされます。
■背中はボディシャンプーなどが洗い残しやすい
背中はどうしても背中を洗った後の石鹸やボディシャンプーが残ってしまいがち。それが毛穴に詰まってニキビの原因になります。また、シャンプーやリンスなどに含まれる界面活性剤や添加物なども、肌に対する刺激になり、過角化を招きます。
■石鹸やシャンプーによる肌のアルカリ化
健康な皮膚表面は弱酸性ですが、石鹸やシャンプーの中にはそれをアルカリ化するものがあります。そうなると、細菌やカビが繁殖しやすくなり、毛穴に詰まった皮脂が炎症を起こしてしまいます。
2-1-2 背中ニキビのケアは、洗剤を残さないように!
■背中を洗ったらよく洗い流す
石鹸やボディーシャンプーの泡を残さないようにしましょう
■弱酸性のシャンプーを使う
健常な肌の成分に近い、肌に優しいものを選んで使いましょう
■保湿をしっかりする
どうしても背中のニキビを改善させるために、背中をごしごし洗ってしまいがち。そうなると皮脂が落ちすぎて乾燥し、かえって皮脂の過剰分泌を促します。風呂から上がったらすぐにしっかり保湿しましょう
2-2おでこニキビ
おでこは、皮脂分泌が多く汚れやすい上に、髪の毛が触れる物理的な刺激などで、ニキビが発生しやすい場所です。
2-2-1 年代別おでこニキビができる原因
■大人おでこニキビの場合は、外的要因がほとんど
大人ニキビは、髪の毛の物理的刺激、整髪剤による刺激、シャンプーなどの洗い残し、といった外的要因によるものがほとんどです。
■思春期おでこニキビの原因は、皮脂の過剰分泌
思春期は皮脂が過剰分泌されるので、皮脂腺の多いおでこにはたくさんニキビができます。
2-2-2 おでこのニキビのケアは、外的刺激をさけることと皮脂分泌を抑えること!
おでこのニキビの原因は、思春期を除けば、避けられる外的要因がほとんどです。
■髪型、クセを直そう
ニキビを治す、予防するためには髪型を工夫しましょう。アップがベストですが、その髪型が嫌な場合は、髪を横に流してヘアピンで留めるなどが必要です。逆にニキビを隠そうとして、おでこを前髪で隠すと、さらに蒸れ、汚れ、刺激の原因になってニキビをさらに悪化させてしまいます。
また額を触ったり、前髪を触ったりするクセもニキビには大敵ですので直しましょう。
■スキンケアを見直そう
洗顔を見直す
おでこニキビは、髪の生え際にクレンジングや洗顔料が残りやすいので、念入りにすすぎましょう。ただしごしごし洗いは、皮脂を落とし過ぎて、また過剰分泌を招くので、洗顔料をよく泡立てて泡でやさしく洗うこ。
さらには、洗顔後は肌が乾燥しやすいので、必ずしっかりと保湿をしましょう。
入浴方法を見直す
シャンプーやコンディショナーを洗い残し、あるいはそれらがおでこに流れ落ちてこないように注意してください。そのためには、「髪→身体→顔」の順番で、最後に額をよく洗い流すことが大切です。
■食事や食べ物を見直そう
皮脂分泌を抑える食べ物を積極的に食べる
ビタミンB群は、皮脂分泌を抑える働きがあります。レバー、イワシ、納豆、豚肉、きのこ類、牛レバー、バナナ、マグロ、大豆、卵などを積極的に食べましょう。
皮脂分泌を増やすものは避けよう
肉類やバターなどの動物性脂肪、あるいは糖分も脂肪分として体内に蓄積され安い栄養素です。これらは皮脂の過剰分泌を引き起こすので、必要量以外は食べないようにしましょうお。
アルコールや刺激物は、毛細血管を拡張させて皮脂腺を刺激するので、これも摂り過ぎには要注意。
2-3 フェイスラインにできるニキビ
フェイスラインは、男性は思春期ニキビ、女性は大人ニキビができやすい場所です。その部分には男性ホルモンの「受容体」が多くあるので、この部分は男性ホルモンの影響が大きいのです。
またこの場所は、ターンオーバーが遅く、ニキビ跡が残りやすいので要注意です。
2-3-1 フェイスラインのニキビの原因は、年代、性別によってさまざま
フェイスラインのニキビは、年代、性別などのいろいろな要因が関わって発生します。
■思春期フェイスラインニキビの原因
第二次性徴に伴うホルモンバランスの乱れがこのニキビの最大の原因です。
■大人フェイスラインニキビの原因
ホルモンバランスの乱れによるもの
大人ニキビもホルモンバランスの乱れが原因になりますが、それは年齢特有のものではなく、生活しているうえでのストレスや睡眠不足が1番大きな要因です。ストレスも睡眠不足も自律神経のバランスを乱し、交感神経優位の状況をもたらすので、それが皮脂の過剰分泌を促すのです。
手のクセによるもの
フェイスラインは手や指で無意識のうちに触ったり、いじったりされそれが刺激になります。頬杖や携帯電話もそうです。肌はそういう刺激に対して防御反応で角質層が厚くし、それが過角化になって、ニキビを発生、悪化させます。特に手の指や物には雑菌もついてるので、これもニキビ悪化の原因になります。
スキンケアケア不足
紫外線対策という点において、頬や鼻のあたりに比較してフェイスラインはおろそかになりがちです。紫外線対策用の帽子や日傘も顔の下半分はガードできていない場合があります。その紫外線の刺激によって、過角化が起き、ニキビが活性します。
また、クレンジングや洗顔の後、頬などほどはフェイスラインはすすいだりふき取ったりしない割合が多く、化粧品の成分が残ってしまっています。
■男性特有のフェイスラインニキビの原因はヒゲ
男性の場合は、フェイスラインのヒゲがニキビの原因になります。ヒゲ剃りの刺激で、毛穴周辺が過角化しやすいのです。また、カミソリの刃によって角質を剥がし落としてしまうことも、肌のバリア機能を低下させ、雑菌の侵入を許し、ニキビのもとになってしまいます。
■女性特有のフェイスラインニキビの原因は生理
女性の場合は生理周期後半に分泌量が増える黄体ホルモンが、ニキビの原因になります。黄体ホルモンは男性ホルモンと似ていて、皮脂分泌を増やし、肌の水分量を低下させる働きがあります。これによって、肌が乾燥し、ターンオーバーが乱れ、皮脂が過剰分泌されるので、さらにニキビの発生、悪化がしやすいのです。
2-3-2 フェイスラインのニキビのケア
フェイスラインは毛穴が少ないので、皮脂の分泌が少し増えただけ、すぐに毛穴が詰まります。ターンオーバーが遅く、したがってニキビが治りにい、治っても痕が残りやすい厄介な部分です。
■正しいスキンケアをしよう
ニキビケアは、クレンジングや洗顔をして皮脂と汚れを落とすこと、洗顔後には必ず保湿をすることが基本です。但し、思春期ニキビは、皮脂分泌も多いので、それをしっかり取り除くことが前提です。逆に大人ニキビは、皮脂を取り過ぎないように。
男性のスキンケアはヒゲ対策がポイント
男性は、温かいタオルを肌に当て、ヒゲを柔らかくしてから、シェービングフォームで剃ることです。ニキビがあまりひどい時にはひヒゲの脱毛も考えましょう。
女性のスキンケアは生理周期に合わせて選ぶ
使い慣れている化粧品が、時期によって肌荒れの原因になる場合は、生理周期によるホルモンバランスが影響している可能性があります。生理周期と肌状態に合わせて化粧品を変えましょう。
■日常生活の中で自律神経のバランスをとる
自律神経とニキビの関係は?
自律神経は、身体が動いているときに働く交感神経と、休息しているときに働く副交感神経のバランスがとれている状態がベストです。しかし、ストレスや睡眠不足によって、交感神経優位の状態になります。そうすると、抗ストレスホルモンが分泌され、さらに男性ホルモンの分泌も促し、皮脂の過剰分泌が生じてニキビが発生、悪化します。
副交感神経を働かせる
ニキビを改善のポイントは副交感神経にあります。ウォーキングや半身浴などをして、交感神経優位の状態を元に戻しましょう。
■食事で身体の中からニキビをケアする
皮脂分泌を抑える食品を積極的にとる
皮脂分泌を抑える、レバー、イワシ、納豆、豚肉、きのこ類、牛レバー、バナナ、マグロ、大豆、卵などに含まれるビタミンBを積極的にとりましょう。逆に皮脂分泌を促す、動物性脂肪や糖分、刺激物、高GI食品は避けましょう。
女性ホルモンを食事で整えよう
大豆イソフラボンは、エストロゲンに似た働きをして、精神を落ち着かせる副交感神経を働かせる成分です。豆腐、納豆などを積極的にとりましょう。ナッツ類に含まれるビタミンEも、女性ホルモンの分泌を整える働きがあります。
2-4 生え際ニキビ
生え際は、隠れているので目立ちませんが実はよくニキビのできる場所です。髪の毛で蒸れるため悪化しやすく、ひどい場合は薄毛、抜け毛、M字ハゲの原因になります。しっかりとケアをしましょう。
2-4-1 年代別おでこニキビができる原因
■頭部は皮脂の分泌が盛んな場所
もともと頭部は皮脂の分泌が盛んであり、髪の毛が密集して蒸れやすく、汗もよくかくので、アクネ菌が繁殖しやすいのです
■まちがった洗髪法も原因
頭皮は皮膚が薄く、敏感な場所なので刺激に弱く、肌が荒れやすい場所です。にもかかわらず、ついつい雑に扱ってしまいがちなので、その刺激が生え際ニキビの原因となっています。
特にシャンプーが問題
髪の毛を洗うほとんどのシャンプーの中には石油系の合成界面活性剤が配合されています。しかし、これは洗浄力が強すぎるため頭皮に負担が大きく、炎症の原因になることがあります。さらには、強い洗浄力で必要な皮脂まで洗い流してしまい、それによってニキビができてしまいます。
また、シャンプーやリンス、トリートメントのあと、しっかりすすがれず、成分が残ってしますとそれが毛穴に詰まってしまってアクネ菌の繁殖を促すします。
シャンプー後のケアにも問題が
シャンプー後の過度なブラッシングやドライヤーによる乾燥させ過ぎも生え際ニキビの原因になります。
■何気ない生活習慣なども原因に
帽子がニキビの原因?
普段から帽子をかぶっていると、汗をかきやす、また頭皮が蒸れてしまい、座ss菌が繁殖しやすくなって、ニキビができます。
不潔な寝具はNG
寝具、特に枕カバーをあまり洗濯しないと寝ている間かいた汗の部分に雑菌が繁殖し、それが頭皮に付着してニキビの原因となることがあります。
2-4-2 生え際ニキビのケアは、洗髪法とヘアケアの見直し
■思い切ってシャンプーを使わなくする
あえてシャンプーを使わずに、水またはぬるいお湯のみで髪や皮脂汚れを落とす洗い方をしてみましょう。それがすっきりしなければ、洗い上がりの優しいアミノ酸系のシャンプーを選ぶことです。
■ヘアケアを見直す
パーマやカラーリングは頭皮へのダメージが非常に大きいので、ニキビが改善するまでは避けましょう。ブラッシングに使うブラシも毛先の柔らかい素材のものに変えたり、ドライヤーは最低限にしてタオルドライで対応するなども有効です。
■食生活を見直す
肉食を控えて、野菜を積極的にとり、皮脂を抑えましょう。
2-5鼻ニキビ
小鼻まわりや、鼻の頭にできる鼻ニキビは非常に目立ちます。特に、鼻ニキビの中でもニキビの初期段階の白ニキビや毛穴に詰まった状態の黒ニキビはなかなか治りません。とても憂うつです。
しかし、皮脂汚れが詰まった黒ずみや、皮脂汚れが固まって角栓化したコメドをとろうと洗顔を繰り返したり、無理やり角栓をつぶして押し出すのは逆効果です。それは最悪「イチゴ鼻」をもたらすのでやめておきましょう。
2-5-1 鼻ニキビの原因は皮脂の過剰分泌に尽きる
■すべての過剰な皮脂分泌の影響が鼻に現れる
鼻や小鼻には無数の毛穴があり、そこから常に皮脂分泌がされています。ですので、いろいろな原因による皮脂の過剰分泌が非常にこの場所に現れやすいのです。
■間違ったケアをしがちな鼻ニキビ
また、過度な洗顔、角栓の無理な押し出しなどは、皮脂腺を刺激し、余計に皮脂が分泌してしまいます。こういう誤ったケア、不規則な生活習慣、毛穴に詰まるメイク汚れなどあらゆる原因が鼻ニキビを作り出します。
加えてケアを怠り、毛穴に詰まった皮脂汚れをそのままにしておくと、古い角質が酸化して黒く変色し黒ニキビができてしまい、それがたくさんある状態を「イチゴ鼻」と呼ぶのです。
2-5-2 鼻ニキビのケアは基本に立ち返ること
鼻ニキビのケアには特効薬はありません。生活習慣を見直し、適切なお肌のケアを行うのみです。
■食生活と生活習慣を見直す
脂肪分を控え、野菜や果物、大豆製品などをしっかりとること。質の良い睡眠を十分にとること。これらが基本です。ストレスを溜め込まないよう、休息や有酸素運動を行うこともGoodです。また、便秘もニキビの大敵ですから、便秘対策も忘れずに。
■スキンケアは毛穴ケアを中心に
メーク落としをしっかりと
毎日のスキンケアは、汚れや皮脂を毛穴に詰まらせないことがポイントです。帰宅後は、メイクをしっかり浮き上がらせて、ふき取りではなく洗い流しできれいに落としましょう。ただし、ゴシゴシ洗いは逆に汚れを毛穴に押し込んでしまったり、その刺激でニキビを招いてしまうので要注意。クレンジングの後は、洗顔料をしっかりと泡立てて泡で鼻を優しく洗いましょう。
ピーリングにも挑戦
ピーリングは皮脂汚れと古い角質を取り除いて、ターンオーバーを促す効果があるので、ニキビの改善と予防が期待できます。市販のピーリング石鹸を選ぶときには、低刺激で肌に優しいタイプを選びましょう。
毛穴パックもおすすめ
小鼻まわりの毛穴パックも効果があります。小鼻専用のシートパックには、毛穴を引き締めたり、ターンオーバーを促す効果のものが多くありますし、小鼻に使いやすいクリームタイプのパックは吸着成分により、毛穴の皮脂汚れを吸着して、除去してくれます。
2-6 口周り(口元、唇)ニキビ
口周りにできるニキビは、皮脂汚れが固まったニキビができたりする軽い症状から、悪化すると炎症を起こして化膿し、触ると痛みがでてきます。そのまま放置すると、赤黒いニキビ跡になるので注意が必要です。
この場所のニキビは、疲労やストレスのほか、風邪をひいて熱を出し、抵抗力が落ちた時や胃腸の調子が悪いときによくできます。腸内環境の悪化は身体のだるさや肩こり、頭痛などの体調不良のほかに口周りのニキビを生みます。
2-6-1 口周りのニキビは体調不良が原因
口周りのニキビは、女性の場合は重い生理痛、子宮内膜症など婦人科系の病気を持っている人、冷え性の人などに多く見られます。下半身が冷えると子宮や卵巣も冷え、ホルモンバランスが崩れやすいのです。
中には抗生物質などの薬を長期間飲み続けたことで胃腸の働きが低下して、皮膚細胞の免疫力も低下し、口周りのニキビができる場合もあります。頭痛薬や生理痛の薬などを常用している人は注意しましょう。
2-6-2 口周りのニキビは身体の冷えをとってケアする
口周りのニキビがホルモンバランスの崩れや胃腸の機能低下による場合は、身体の冷えを取りましょう。それらは、長年の生活習慣や食習慣などの蓄積が原因です。そのためすぐには改善できませんが、生活を改善し身体を温めるようにすると、次第に良くなります。
■温かい食べ物をとる
冷たい飲み物、食べ物、コーヒーや紅茶などのカフェインが入って身体を冷やすものは避け、生姜など身体の温まる食材を使った食べ物を積極的にとりましょう。
■刺激物は避けよう
カレーに使うスパイスや唐辛子などは身体を温めますが、しかし香辛料などの刺激自体はニキビにはよくありません。刺激の少ないマイルドな食材を使いましょう。
2-7 顎(あご)ニキビ
顎ニキビは、他の場所のニキビよりも治りにい性質があります。このニキビの特徴は、原因が身体の内側にあることが多く、外からのケアだけでは効果がほぼ得られないということです。しかも、いくつかの要因が複雑に絡み合っているので、適切な対処ができず、何度も再発してしまいます。
2-7-1 顎ニキビの原因はホルモンバランスの乱れが1番
■ホルモンバランスの乱れ
顎ニキビの1番の原因は、ストレスや生活習慣の乱れで、ホルモンバランスが崩れることです。ホルモンバランスが崩れると、女性ホルモンの代わりに男性ホルモンが優位になり、男性ホルモンには皮脂の分泌を促進させるので、顎ニキビができるのです。
■食生活の乱れも顎ニキビの原因に
顎は、本来皮脂分泌が少ない場所ですが、毎日脂質の多い食事をとっていると皮脂の分泌も増えます。糖質や食品添加物もニキビの原因です。
■スキンケア方法の間違いも原因
スキンケアの方法を間違ってしまうと顎ニキビができます。ニキビを治すために、1日に何度も顔をごしごしと洗ってしまうと、皮脂が逆に足りなくなり、そうなると肌の防御機能が働いて、さらに多くの皮脂が分泌されます。顎は皮脂分泌が少ないので、乾燥しやすい場所でも、この乾燥による皮脂の過剰分泌が起きやすいのです。
■顎ニキビの原因は男女でも違う
顎ニキビの原因は、性別によっても違います。
男性の場合はヒゲ
男性に多い原因はヒゲ剃りによって、顎まわりの角質を削りとってしまい、肌を傷つけてしまうことから発生することです。
女性の場合は生理
女性は生理前のホルモンバランスの変化によってできやすくなります。
2-7-2 顎ニキビのケアはまずストレス対策
顎ニキビはストレスによるホルモンバランスの乱れが原因であることが多いので、ケアとしてはまずストレス対策を考えましょう。
■ストレス対策の3つの方法
ストレス対策は、1つはストレスの原因(ストレッサー)を排除する、2つめは有酸素運動や趣味などでストレス解消をする、3つめはストレスを緩和させるビタミンCを積極的にとることが挙げられます。また、睡眠不足も大きなストレスの原因であり、肌のターンオーバーにも大きくかかわっていますので、十分な睡眠を取り、睡眠リズムを整えましょう。
■拭き取り洗顔に変える
顎ニキビの原因が肌の乾燥の場合は、洗顔をしすぎている可能性があるので、水などを使った洗顔ではなく、拭くだけで済ませる拭き取り洗顔に変えましょう。拭き取る時にはタオルではなく、コットンに化粧水を染み込ませ、優しく丁寧に拭き取るのがポイントです。
拭き取り前に蒸しタオルを使い毛穴を開貸せておいてもよいでしょう。方法は水で濡らしたタオルをレンジで1分程温め、適温に冷まして顔に乗せます。
■過度なダイエットをやめ、偏食を改める
過度なダイエットで食事の量そのものが少なかったり、偏食で食物繊維やミネラルが不足すると、便秘や冷え性になります。それによって身体の中に老廃物が溜まり、肌を再生する栄養素も足りなくなり、顎周りのニキビができてしまいます。
その改善には、1日3回バランスよく食事をすることがいいのですが、なかなかできない時には、外食の際はできるだけ和食を選ぶ、自宅で食べる時にはサラダを加える、サプリで足りない栄養素を補充するなど工夫しましょう。
■ヒゲ剃りの方法を改善する
男性は、肌を傷つけにくい電気シェーバーに変える、剃刀の刃を定期的に交換し切れ味を保つ、肌のすべりがよくなるシェービングジェルを使ったり、ヒゲ剃り前に蒸しタオルを使う、ヒゲを剃った後はしっかり保湿する、などを行いましょう。
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