ニキビと洗顔の関係って？日常に取り入れたい洗顔ポイント４つ

2.ニキビ予防の生活習慣とは？

ニキビというのは、洗顔だけ気をつければいいというものではありません。根本的になんとかしたのであれば、規則正しい生活が必要不可欠となります。まずはできることから始めてみましょう。下記では、細かく見ていきましょう。

2-1.バランスのいい食事を心がける

出典 |　Healthil[ヘルシル]　

暴飲暴食や偏食などは身体だけでなく、肌にも良くありません。当然ではありますが、人の身体は食べたものから作られますので、バランスよく食べる必要があります。必要な栄養素を摂るようにしなければ、ずっとニキビなどの肌荒れに悩まされ続けることになるでしょう。

特に、動物性脂肪や糖質には皮脂腺を刺激する作用があるために、多く摂取すると皮脂の分泌が増え、ニキビができやすくなります。脂質の多い食品や油を多用した料理、チョコレートなどの甘いものをたくさん食べるとニキビができやすいのはそのためです。

巷であふれている脂肪分の多い揚げ物、ファーストフードやスナック菓子ばかりを食べていると、毛穴から多量の脂質が分泌されることとなり、ニキビの原因となってしまいます。これらを体内で分解するには大量のビタミンB群やミネラルを必要とします。肌を健康に保つために必要な「ビタミンB2」と「ビタミンB6」を積極的に摂るようにしてください。

ビタミンB6は、ビタミンB2のサポートが必要ですので、セットで摂ることをオススメします。また、食物繊維や、ビタミンEなどがニキビの予防に効果的であると言われているため、さまざまな食材をバランスよく摂取することが重要です。

また、度重なる偏食は腸内環境を悪化させてしまう要因にもなります。下痢や軟便、便秘にも繋がり肌へのダメージにもなるのです。バランス良く食べ、腸内環境を整えることが大切なんですね。このように、日々の生活習慣の乱れもニキビの原因につながります。

2-2.適度な睡眠を心がけよう！

出典 |　肌らぶ　

ホルモンバランスを保つためにも、睡眠はとても大切です。皮膚というものは、常に新しい皮膚に生まれ代わることで、美しさや丈夫さを保っています。ホルモンバランスの乱れは、ニキビも含めさまざまな肌悩みを引き起こします。促進するのが成長ホルモンで、午後10時から午前2時の時間帯に睡眠をとることで、最も多く分泌されると言われています。

6時間は睡眠時間がほしいですが、仕事等で難しいという方は短時間でも良質な睡眠がとれるような工夫がほしいですね。午後10時から午前2時が睡眠のゴールデンタイムは確実にとりたいところです。できれば、明かりを消して、携帯電話やパソコンには触れないように意識しましょう。

この、ゴールデンタイムで睡眠をとることができないと、肌の更新が遅れ、古い肌を長く使わなくてはならなくなるためニキビだけでなく、その他の肌トラブルを誘発する原因になると言われているからです。

2-3. ストレスをためすぎないこと！

出典 |　母乳にいい飲み物を厳選！授乳中ママ必見！出やすくなる？よく出る？　

ストレスはホルモンバランスの乱れを引き起こし、皮脂を多く分泌してしまいます。過剰な皮脂は、ニキビの原因になることがあります。思春期以降にもニキビに悩む人は多く、成人を過ぎてからできるニキビを「大人ニキビ」と呼びます。人の身体はストレスを受けると男性ホルモンやノルアドレナリンという物質を分泌します。

特に、大人ニキビの原因でもっとも多いのが、ストレスです。ニキビの原因は皮脂や汚れが毛穴につまることでしたが、ストレスとニキビは直接的な関係があるんです。ストレスを感じると、抗ストレス作用と男性ホルモンの分泌を促す作用のあるホルモンが分泌されます。男性ホルモンが増えると皮脂の分泌が活発化するため、皮脂が過剰に増えてニキビができやすくなります。

ストレスを皆無にすることは難しいと思いますが、ストレスは肌のターンオーバーにも関係します。人間の皮膚細胞は通常約28日周期で生まれ変わり、これをターンオーバーと呼ぶんですね。また、長期間ストレスを受けると脂性になってしまうと言われています。

ターンオーバーを繰り返しながら古い角質を落とし、そして不要な皮脂も毛穴から排出して肌を清潔に保ちますが、強いストレスを感じている時にはターンオーバーが正常に行われず、角質が毛穴を塞いでアクネ菌を増殖させてしまいます。アクネ菌はニキビの原因となるため、増殖すれば当然ニキビはできやすくなってしまいます。

日々のライフスタイルで、適度に発散させる時間を作ってみてください。できればスポーツや趣味で無理なくこなせるのがオススメです！

2-4.洗顔用のスポンジは清潔に！皮脂が付着しているとニキビになることも

出典 |　Marble[マーブル]　

洗顔用に使うスポンジも、最低でも週1で洗い、できるだけきれいな状態で使用するように心がけましょう。ニキビの大きな原因の一つは、毛穴の皮脂汚れです。毛穴に皮脂や汚れがつまると、それらを好物とする「アクネ菌」や「マラセチア菌」が一気に増殖し、ニキビを引き起こしてしまうからです。

汚れた状態で何度も使用すると、菌の繁殖によりニキビが悪化したり、新たなニキビができることがあります。汚れたままだと、雑菌を肌にこすりつけているのとなんら変わりはないのです！

思春期（第二次性徴期）は男性ホルモンが急激に増え、皮脂の分泌が活発になります。このせいで、中高生の時期に顔の脂が気になったりニキビができやすいのはこのためです。20歳以降になると、ホルモンバランスの安定とともに皮脂の分泌も落ち着く人が多いと言われています。

また、女性の場合はメイクがしっかり落とせていないことや誤った洗顔方法も毛穴詰まりの原因となります。メイクや皮脂汚れをしっかり落とせて肌の状態に合った洗顔料を選び、正しい方法で洗うように意識しましょう。メイクをしたままで長時間過ごしていると、メイクに含まれていた油脂が酸化して皮脂と混ざってしまうことで、毛穴を塞いでしまいます。

特にファンデーションなどは、多くの油を含んでいるものも多く、要注意です。また、日焼け止めクリーム等も毛穴を塞いでしまうため、紫外線対策には必要でも、なるべく早く洗い流すように心掛けたいですね。