みなさんは、「サリチル酸」という言葉を耳にしたり、見たことがありますか?
実は、このサリチル酸は、ニキビの有効成分のひとつなんですよ!
ニキビケアに本格的に取り組んでいる方なら、ご存知の成分ではないでしょうか…。
サリチル酸は、皮膚科の処方薬や市販ニキビ薬、ニキビケア化粧品に配合されている成分なんです。また、美容皮膚科の施術の際に用いられることも。
ですが、サリチル酸は全てのニキビに効果があるワケではないので、使用の際はご自分のニキビがどんな状態なのかを見直すことが大切なんです。
このページでは、「サリチル酸」について紹介してまいります。
サリチル酸の効果などを詳しく説明いたしますので、この記事お読みになって、ニキビケアの参考にお役立てください。
目次
1.ニキビの有効成分で有名なサリチル酸
1.1そもそもサリチル酸とは?
1.2サリチル酸のニキビへの効果は?
1.3サリチル酸の副作用はどんなかんじ?
1.4サリチル酸って刺激が強いって聞くけど?
1.5サリチル酸はどんなニキビに効果があるの?
2.サリチル酸配合のニキビケアコスメの働き
2.1固くなった角質を柔らかくする!
2.2アクネ菌を抑制する!
3.ニキビの有効成分グリチルリチン酸ジカリウムとの違い
3.1消炎作用と抗炎症作用の違い
3.2刺激が少ないグリチルリチン酸ジカリウム
4.サリチル酸はケミカルピーリングの成分
4.1ケミカルピーリングとは?
5.サリチル酸の欠点をカバーしたサリチル酸マクロゴールピーリング
5.1サリチル酸マクロゴールピーリングの効果
5.2サリチル酸マクロゴールピーリングのニキビ以外の効果
5.3サリチル酸マクロゴールピーリングはどんな施術?
5.4サリチル酸マクロゴールピーリング注意点はある?
5.5サリチル酸マクロゴールピーリングができない人は?
1.ニキビの有効成分で有名なサリチル酸
出典 |大人ニキビ治療ガイド
サリチル酸は、ニキビケアやニキビ治療薬などの有効成分として配合されていることの多い薬剤です。
このサリチル酸とはどんな成分なのか説明してまいります。
1.1そもそもサリチル酸とは?
出典 |今日よりも明日を良くしたい オヤジの日記
サリチル酸は、ヤナギの一種である「セイヨウシロヤナギ」の樹皮から結晶として発見された「サリシン」という成分で、体内にはいることで「サリチル酸」に分解されます。
1700年代という古い時代から用いられてきた消炎作用・鎮痛作用のある天然植物由来の成分なんです。
ですが、サリチル酸は「ナトリウムフェノキシド」と「二酸化炭素」を高温高圧下で反応させ、希硫酸を加えた有機化合物として作り出すことができるようになり広く用いることが可能になりました。
そのため、サリチル酸は、高い殺菌効果が認められ、以前は医薬品・化粧品・食品などの防腐剤として広く用いられるようになりました。
しかし、厚生省により認定された旧表示指定成分になり、サリチル酸の配合制限が設けられたため、防腐剤としては使用されなくなってきています。
また、サリチル酸は消化器障害を招くとされ、現在は食品へ用いることを禁止されています。医療機関では、非ステロイド系抗炎症薬として用いられています。
1.2サリチル酸のニキビへの効果は?
出典 |©プロアクティブ+
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サリチル酸のニキビへの効果は、肌の角質層を柔軟にする作用により、角質硬化によって起こる角栓の発生を抑制するため、ニキビの初期である面皰(コメド)による毛穴の詰まりを防ぎます。
更に、サリチル酸は殺菌作用も持ち合わせているため、ニキビの原因菌であるアクネ菌の繁殖を減らし、ニキビの炎症を抑える効果も期待できます。
医薬品においては、サリチル酸ワセリン軟膏があり、サリチル酸の配合が5%と10%のものがあります。サリチル酸の配合率が高いほど、ニキビへの効果が高くなります。
サリチル酸ワセリン軟膏は、ニキビ以外の皮膚病である毛孔性苔癬にも用いられることが多くあります。
1.3サリチル酸の副作用はどんなかんじ?
合成された有機化合物であるサリチル酸は、サリチル酸自体が刺激性があるので、敏感肌や激しい乾燥肌の方は、皮膚のバリア機能が低下してしまい、敏感症状を招くことがあるとされているため注意が必要です。
サリチル酸の副作用には、痒み・発赤・発熱などがあります。
またサリチル酸の副作用で特筆すべきことは、奇形性があることです。そのため、妊婦の方の使用は控え、妊娠の可能性がある方の使用は注意が必要です。心配な方は妊娠の有無がはっきりわかるまで、使用は避けるべき薬であるといえます。
1.4サリチル酸って刺激が強いって聞くけど?
サリチル酸は、殺菌作用・消炎作用(肌の炎症を抑える)・角質軟化作用(角質を溶かして柔らかくする)・抗菌作用(肌表面の雑菌の繁殖を抑える)などのさまざまの効果があります。
ですが、効果が高い反面で、肌に与える刺激が強い傾向があるため、肌のトラブルや副作用の注意が必要とされる成分です。先述でも説明したように、敏感肌や乾燥肌の方の使用は、肌トラブルが起こりやすい可能性が高いので気をつけましょう。
特にサリチル酸の配合されたスキンケアコスメは、毎日使用されるため、気がつかないうちに皮脂を取り除き過ぎていたり、肌表面の環境を壊している可能性があります。
更に、海外のスキンケアコスメにおいては、日本の配合量と異なるため、高濃度のサリチル酸の配合されたものが多くあります。海外のスキンケアコスメの使用は、取り扱いに注意しましょう。
1.5サリチル酸はどんなニキビでも効果があるの?
出典 |ニキビケア大百科
思春期ニキビのように、過剰な皮脂が原因でアクネ菌の増殖を招くようなニキビに効果的です。そのため、思春期ニキビにサリチル酸配合のスキンケアアイテムの使用をおこなうことで、ニキビの治りがキレイになる可能性が高いのです。
しかし、サリチル酸は敏感肌や乾燥肌には不向きです。敏感肌や乾燥肌の傾向は、皮膚が薄く皮脂の分泌量も少ない傾向にあります。サリチル酸は角質を取り除く作用があるため、刺激を与えてしまいます。
そのため大人ニキビのケアには向いていません。特に大人ニキビでも肌のバリア機能が低下した状態の使用は、ニキビを悪化させることになります。
先述でも説明しように、サリチル酸は刺激性が強いため、敏感肌になっている炎症性ニキビが酷くなっている状態の使用は避けることが望ましいでしょう。
サリチル酸は、大人ニキビの改善のために使用すると、酷い乾燥を促すため不向きであるといえます。
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