マキロンがニキビに効くってホント?知らずに試すのはキケン!

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3.ニキビには抗炎症剤

皮膚科などを受診した際、ニキビ治療に使われる薬にはいくつかの種類があり、その中でもまた、その人に合った薬や、他の薬との組み合わせや相性を見ながら医師が処方してくれます。ニキビに用いられる薬の特徴を見ておきましょう。

3.1.ニキビに使われるのは抗生物質の抗菌薬抗菌薬

ニキビ治療に必要な薬は抗菌薬である「抗生物質」です。「抗生物質」は体内の細菌や皮膚表面に存在する細菌を殺菌する役割があります。

ニキビに原因のひとつである「アクネ菌」の殺菌に効果を発揮し、「アクネ菌」を殺菌しなければニキビを根本的に治療することはできません。

しかし、ニキビは悪化すると炎症を起こし、痛みが伴うこともあります。「抗生物質」で「アクネ菌」を殺菌しただけではニキビは治りません。

ニキビは「皮脂の過剰分泌」「古くなった角質」「アクネ菌」「炎症」「痛み」などの複数の原因があるからです。そこで病院では「抗生物質」とその人のニキビの原因に合った薬を組み合わせて治療していきます。

3.2.マキロンは消毒薬

出典 |pinterest

ニキビ治療には「抗生物質」の抗炎症剤が必要であることをご紹介しましたが、ここで「マキロン」の主成分が「ベンゼトニウム塩化物」という強い殺菌成分であることを思い出して下さい。

「抗生物質」の抗菌薬と「マキロン」の殺菌効果は同じように見えますよね。実はここがポイントなんです。「マキロン」消毒薬です。

消毒薬は皮膚の表面の消毒に使用されるものです。その理由は体内では殺菌効果が弱いことと、消毒薬の成分は体内に入ると危険な成分であることが理由です。

ニキビのように肌内部や毛穴の奥の「アクネ菌」を殺菌する目的や、治療箇所に留まって菌を殺菌する「抗生物質」は消毒薬である「マキロン」とは違うということです。


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