マキロンがニキビに効くってホント？知らずに試すのはキケン！

ニキビに効果があると言われるものはネットなどでも多く見かけます。中には確かに効果的なものもありますが、そうでないものもあります。ニキビで悩んでいる人にとっては治るなら何でも試してみたくなるものです。しかし、根拠のないものや違う目的で使用される薬などは慎重にならなければ、逆にニキビを悪化させてしまうこともあります。ネットではマキロンがニキビに効くと言われているようです。その真相に迫ってみたいと思います。
目次

1.ニキビにマキロンは効くの？
1-1.マキロンの消毒成分は肌への負担が大きい

2.マキロンってどんなもの？
2-1.「マキロン」は消毒薬です
2-2.指定医薬部外品の「マキロン」
2-3.第3医薬品の「マキロンS」

3.ニキビには抗炎症剤
3-1.ニキビに使われるのは抗炎症剤
3-2.マキロンは消毒薬

4.ニキビにマキロンを使った噂のケア
4-1.マキロンでニキビにパック
4-2.マキロンでニキビ化粧水

5.ニキビにマキロンを使った結果
5-1.マキロンをニキビに使った結果「 悪化」した人も
5-2.マキロンをニキビに使う際に覚えておきたい 副作用

6.マキロンはニキビ治療には向かない

7.「マキロン」に似た成分のニキビ用ローション

8.まとめ

1.ニキビにマキロンは効くの？

1.1.マキロンの消毒成分は肌への負担のほうが大きい

「マキロン」でニキビを消毒しようとすると、ニキビの原因菌などを消毒するよりも「マキロン」の消毒成分が肌与える刺激のほうが強く、ニキビが治す前に肌が、ガサガサになってしまうこともあります。

ネットなどに出ている「マキロン」がニキビに効いたというものは、初期ニキビに「マキロン」のような消毒薬を着けたところ、炎症が鎮まった、改善したというものです。

これは「マキロン」のような消毒薬には抗炎症作用がある創傷消毒剤が含まれていれば、炎症が一時的には抑えられ、見た目にも、赤みが改善される可能性はあるようです。

しかし、揮発性が高い消毒薬などは効果はその時だけであることが多く、「マキロン」などの消毒液でニキビを治療、完治させることは難しいでしょう。

ニキビの原因菌であるアクネ菌を殺菌するような、治療薬を用いて、同時に炎症を抑える治療を行うことがニキビ治療に必要です。