ニキビをジュースで効率よく治す！おすすめの５つのジュースレシピ

2.ニキビケアをするときに気を付けることは？

これまでニキビケアというと皮脂対策とアクネ菌対策が中心でした。ニキビの原因菌であるアクネ菌とそのエサとなる皮脂を抑え込むことができれば、ニキビは防げるし、出来てしまったものも治せるだろうという考え方が主流だったからです。そのため皮脂を根こそぎ奪うような洗浄力の強い洗顔料や殺菌力や抗菌力の強い化粧水や美容液でアクネ菌をとにかく殺菌するスキンケアが推奨されていたわけですが、どうもそのやり方ではニキビが治らないことが多かったわけです。

特に大人ニキビではその傾向があって、よかれと思ってやっているはずの皮脂ケアや殺菌を重視したニキビケアでは、ニキビが改善するどころか、むしろ悪化してしまうケースのほうが目立っていました。そこで、皮膚科の先生や化粧品メーカーの研究者達がこの問題の原因を探るために、研究を重ねた結果、これまで常識とされていた皮脂対策とアクネ菌対策に重きをおいたニキビケアには実は問題があることがわかりました。

2-1.アクネ菌は常在菌だからとりすぎはよくない！

出典 |　50代アンチエイジング宣言！　

殺菌成分がアクネ菌だけでなく肌の健康に不可欠な常在菌まで殺してしまうこと。これが洗顔をやりすぎている人によくあることです。そして、洗浄力の強い洗顔料や過剰な洗顔は、肌を外部刺激から保護してうるおいを保つバリア膜を壊してしまうこと、につながるわけです。

この2つの理由があるため、「過剰な洗顔×アクネ菌の殺菌」のニキビケアをした後は一時的にニキビは治っても、肌表面の皮膚常在菌バランスが崩れているので、黄色ブドウ球菌やアクネ菌が繁殖しやすい状態になっており、すぐにまた炎症が起きてしまう状態になっていました。さらに肌のバリア機能も低下することで、新陳代謝（ターンオーバー）が滞りがちになるため、古い角質がスムースに排出されず、毛穴詰まりができてしまって、ニキビを繰り返してしまうという状況に陥ってしまっていたというわけなんです。

2-2.アクネ菌の好物である皮脂を適度に抑えるには？

アクネ菌は皮脂、古い角質が大好物です。そのため過剰な皮脂や古い角質、メイク汚れをしっかり落とし、毛穴つまりを取り除くことがニキビ予防にもできてしまったニキビ対策にも不可欠です。ただし、この時に洗浄力が強い洗顔料を使ってしまうと肌の汚れと一緒に肌に必要な皮脂やうるおい成分も洗い落としてしまうので要注意。必要なうるおいを残した洗顔がポイントになります。

2-3.肌環境の要であるターンオーバーを理解すること

出典 |　Doctors Me　

アクネ菌が嫌う環境というのは、酸素のある環境と水分に満ちた状態です。つまり肌が乾燥し、それが原因で皮脂が増えて毛穴詰まりを起こした状態というのはアクネ菌にとっては最高の繁殖環境だということ。大人ニキビの場合、毛穴詰まりは乾燥が原因のことが非常に多いため保湿を心がけてうるおいある肌を維持することが非常に重要です。保湿はそのままバリア機能を高めることにつながるので外部刺激にも強くなりますし、肌のターンオーバーもスムースに行われるようになるので角質肥厚が起こりにくくなり、毛穴詰まりを防ぐことにもつながります。

2-4.有効成分はビタミンが決め手なんです！

出典 |　女性の肌にできたそばかすを綺麗に隠すメイク術　

ニキビを防ぐには活性酸素がきっかけとなる毛穴内部の炎症を食い止めることが大切。ニキビによる炎症は、毛穴に溜まった皮脂をエサに増殖するアクネ菌によって引き起こされますが、その炎症を拡大する要因には活性酸素が大きな役割を担っているんです。さらに、繰り返さないためには炎症で弱まった肌の免疫力を高める必要があります。活性酸素を除去し、炎症を食い止め、免疫力を高めるこの3つの作用を持つ有効成分といえば「ビタミンC」です。そのためニキビケアには是が非でもビタミンCを利用したいところ。必要不可欠といってもいいぐらいです。

どんなビタミンCを選ぶかということになりますが、効果が期待できる濃度で配合されていることや即効性を考えると、ビタミンC誘導体がオススメです。ニキビの炎症抑制、色素沈着予防に絶大な効果を発揮するビタミンCですが残念ながら大きな弱点を持っており、化粧品に配合してもほとんど効果を生まないケースが多いのです。それはビタミンC自体が非常に不安定で、水に溶かすと活性がなくなる上、空気に触れるとすぐに酸化されてしまうんです。

炎症を抑える効果、色素沈着を防ぐ効果など、ニキビ改善に大きなメリットをもたらすビタミンC誘導体。肌への浸透力が高く、コラーゲンの産生を促進して肌質を改善する両性ビタミンC誘導体を配合した化粧品であれば、ニキビを含めたトータルケアに用いる化粧品として優れた効果を発揮することでしょう。美白とニキビケアを同時に行えることもあり、是非、日常のケアに取り入れたい成分の1つといえますね。