3.あなたのニキビはどこにある? 場所別の原因と対策
大人ニキビの改善策は生活習慣の軌道修正が主ですが、その他にもニキビができる部分により特徴があります。
3-1.おでこニキビの原因と対策
Tゾーンは皮脂の分泌が多い場所なのでニキビができやすい場所でもあります。ニキビができやすい場所だからこそ、ケアには気をつけたいものです。
おでこニキビの原因⇒洗顔のすすぎ残し、雑菌、前髪や汚れた手が触れるなどの刺激、自律神経の乱れなどが考えられます。
おでこの真ん中以外は膀胱、消化器の不調の可能性があります。
対策⇒前髪をあげる、分けるなどの工夫をしましょう。整髪剤を控え、顔に当たらないようにしましょう。良質の睡眠をとること、食生活の乱れを改善し、野菜をしっかり取り入れましょう。
3-2.頬ニキビの原因と対策
頬にニキビが出来ると目立つし、気になりますよね。頬は範囲が広い分、原因も様々。内的な原因が多く、生活習慣に大きく関わります。
頬ニキビの原因⇒食べ過ぎ、飲み過ぎによる胃腸虚弱、肝機能低下、糖質、脂質の取りすぎ、便秘、ホルモンの乱れ、男性ホルモンが多い可能性、ストレス
対策⇒頬ニキビは対策法も食生活の見直しが主です。
腹八分目を心がける。だらだら食べるのをやめる。野菜をしっかり取る。
食品添加物が多い食事を控え、白砂糖使用の菓子、ジュースを控えましょう。
野菜、食物繊維をしっかり取りましょう。食事中や食後すぐの大量の水分はやめ、食事前後には水分をこまめに飲みましょう。
アルコールや脂質を避けましょう。
ホルモンバランスを整えましょう。忙しく動いたり、ストレスをため込むとホルモンバランスを崩してしまいます。良質の睡眠をしっかり取りましょう。ストレスを解消し、有酸素運動を毎日適度に取りましょう。
3-3.あごニキビの原因と対策
大人ニキビが出来やすい場所といえばあご。手で触る機会が多く、雑菌が持ち込まれやすいので気をつけましょう。あごニキビには内的要因もたくさんありますので、できやすい方はよく確認してみてくださいね。
あごニキビの原因は複雑です。
腸が悪い
月経前後
貧血
カルシウム不足
冷え症、ストレス、睡眠不足
対策⇒
デトックス効果のある食品を摂りましょう。
ストレスをためこまず、良質の睡眠をしっかり取りましょう。
有酸素運動を毎日適度に取りいれ、ホルモンバランスを整えていきましょう。
鉄分・カルシウムを摂りましょう。
ゆっくりお風呂に入ることでストレス解消&冷え対策になり。良質な睡眠も促してくれますよ。
雑菌をつけないよう、メイク道具をきれいにし、手をこまめに洗いましょう。マフラーなど触れるものは清潔にしましょう。
3-4.口周りニキビの原因と対策
口周りニキビの原因⇒
ビタミンB2、B6不足
脂質や糖質の摂りすぎ、食べ過ぎによる胃腸障害
月経前
肝機能低下
ストレス、冷え症
乾燥
対策⇒
口周りはカサつきがちなので保湿を大切に。また、食生活が出やすい部位ともいえます。食生活を見直し、サプリメントなどを利用し、ビタミンB2・B6を摂りましょう。
ストレスを解消し、良質の睡眠をしっかり取りましょう。有酸素運動を毎日適度に取りいれ、ホルモンバランスを整えていきましょう。
アルコールや脂質を避け、バランスのいい食生活を心掛けましょう。
あごニキビと同じく、ゆっくりと入浴することがストレス解消&リラックスにつながるため、効果的と言えます。
3-5.鼻ニキビの原因と対策
鼻ニキビの原因⇒
過剰な皮脂分泌
洗顔のやりすぎや過剰なスキンケア
メイクの汚れ、雑菌の付着
生理不順、ホルモンのバランスの乱れ
不規則な生活習慣
対策⇒
気になりますよね、お鼻の毛穴よごれ。
しかし無理に毛穴汚れを押し出したりしていると、刺激が強すぎて皮脂腺を刺激し、余計に皮脂が分泌してしまうことも少なくありません。
このような誤ったケアや不規則な生活習慣、女性の場合はメイク汚れが毛穴に詰まってしまうことが原因となり、小鼻の黒ずみが目立つようになります。
毛穴に詰まった皮脂汚れが取り除かれないまま放置されると、古い角質が酸化して黒く変色し黒ニキビができてしまうのです。
黒ニキビが小鼻いっぱいにできた状態は、イチゴの種の粒々に似ていることから、「イチゴ鼻」と呼ばれることがあります。
脂肪分を摂り過ぎず、野菜や果物、大豆製品などを取り入れ食生活を改善しましょう。
良質な睡眠をとりましょう。ストレスを解消し、良質の睡眠をしっかり取りましょう。有酸素運動を毎日適度に取りいれ、ホルモンバランスを整えていきましょう。
便秘もニキビの大敵ですから、食事や運動に気を配って快便を心がけてください。
“鼻ニキビ スキンケアのポイント”
毎日のスキンケアは、汚れを毛穴に詰まらせないことがポイントになります。
メイクをする方は、まずはクレンジングを指の腹でクルクルと馴染ませて、しっかりメイク汚れを浮き上がらせて流してください。
小鼻まわりは汚れが溜まりやすいので、丁寧に優しく行いましょう。
ゴシゴシ行うと汚れを毛穴に押し込んでしまったり、お肌に負担をかけニキビができやすい肌になってしまうので気をつけてください。
クレンジングの後は、洗顔フォームをしっかりと泡立てて泡で小鼻を包み込むように洗います。
鼻ニキビには泡パックがおすすめです。
泡パックをすると毛穴の奥の汚れまで掻きだすことが期待できます。泡パックはもっちり泡立てた泡を、小鼻まわりにつけて1分から2分ほど放置するだけです。泡が毛穴に入り込んでしっかりと汚れを吸着してくれるのです。
さらに週に1度くらい、毛穴の奥の汚れを吸着する働きがあるクレイパックをすると、いっそう毛穴スッキリ効果が期待できるでしょう。
3-6.眉間、こめかみニキビの原因と対策
眉間、こめかみニキビの原因⇒
前髪、汚れた手、整髪剤などによる雑菌の付着。皮脂などの付着
毛穴に詰まった皮脂汚れ
ホルモンバランスの乱れ、
不規則な生活や脂肪分や糖分の多い食生活、ストレスや疲労も影響してきます。
対策⇒
できる限り髪や手などが触れるのを避け、適切な洗顔と規則正しい生活習慣、脂肪分を抑えてビタミンやミネラルを含んだバランスのよい食事を心がけましょう。
お肌を清潔にすると同時に潤いを保って、アクネ菌が活動する温床となるのを防ぎましょう。
睡眠不足や偏った食生活、ストレスや疲労は抵抗力を低下させて、アクネ菌の活動を助長してしまいますので、睡眠をしっかり取って、ストレスや疲労をためないよう休息やリフレッシュの時間を作ることも大切です。
前髪はピンやゴムでまとめてアップにし、整髪料などが皮膚にかからないよう気をつけましょう。すすぎ残しの無いようにしっかりと洗い流しましょう。
女性の場合は、メイク汚れの残りもニキビを招きます。眉間、眉毛、こめかみの部分も丁寧にクレンジングして、洗顔フォームでダブル洗顔し、汚れが残るのを防ぎましょう。
3-7.頭皮、髪のはえぎわニキビの原因と対策
頭皮、髪のはえぎわニキビの原因⇒
汗や汚れが混ざって細菌が繁殖することで湿疹や炎症を引き起こしてニキビができます。汗をかきやすかったり、通気性がよくなかったりして雑菌が繁殖しやすい場所でもあるのでアクネ菌が増えやすい性質があります。
間違った洗髪方法、
寝具、帽子などの雑菌
ホルモンのバランス、食生活の乱れ
カラーリング、白髪染め、パーマなどの薬の刺激が強い
対策⇒
“頭皮ニキビ まちがった洗髪法が原因”
シャンプーの方法が正しくないために頭にニキビができてしまっている人も多く見られます。
頭皮はデリケートなので刺激に弱く、肌が荒れやすい性質があります。髪の毛に覆われているのでついつい雑に扱ってしまいがちですが、その刺激が頭ニキビの原因となっているのです。
“シャンプー”
たとえば髪の毛を洗うときにはシャンプーを使いますが、シャンプーの中には石油系の合成界面活性剤を使ったものが見られます。合成界面活性剤は洗浄力が強く製造コストが安いため、市販のシャンプーではほとんどの商品に配合されています。しかし、合成界面活性剤は洗浄力が強すぎるため頭皮にとっては負担が大きく、炎症を起こしてしまうことがあります。
また、強い洗浄力が故に必要な皮脂まで洗い流してしまうため、頭皮の乾燥を引き起こしてニキビができてしまうこともあります。
シャンプーやリンス、トリートメントを使用した後のすすぎが不十分なこともニキビの原因となります。シャンプーなどの成分が残っているとそれ自体が毛穴に詰まってしまってアクネ菌の繁殖を促すことにつながります。成分が残らないようにしっかりとすすぎを行うようにしましょう。
“シャンプー後のケア”
シャンプー後のブラッシングやドライヤーによる乾燥も頭ニキビの原因となることがあります。
髪の毛を早く乾かそうとドライヤーの熱を長時間にわたって当てていると頭皮が乾燥して傷んでしまいますし、過度なブラッシングによって皮膚が傷ついてしまいニキビの原因となることがあります。
頭皮にできるニキビは何気ない生活習慣の積み重ねが原因となっていることもあります。
“帽子の雑菌が原因”
たとえば普段から帽子を習慣的にかぶっている人がいますが、通気性の悪い帽子をかぶることで汗をかきやすくなります。しかも、その汗が乾燥せずにいつも蒸れている状態となってしまうので、皮膚が荒れてしまう原因になるのです。
“寝具”
寝具、特に枕カバーをあまり洗濯しないという人がいますが、これもニキビの原因となります。
人は寝ている間に想像以上に汗をかいています。枕カバーに吸収された汗の部分に雑菌が繁殖し、それが頭皮に付着することによってニキビの原因となることがあります。
頭にニキビができてしまった場合には過剰な皮脂を取り除くことが重要なポイントになります。
“湯シャンに挑戦する”
正しい洗髪を心がけて、皮脂の量をコントロールしましょう。
シャンプーについてでも触れましたが、市販のシャンプーの多くは界面活性剤が配合されているため、刺激が強すぎることがあります。できれば洗い上がりの優しいアミノ酸系のシャンプーを使うと良いでしょう。
あえてシャンプーを使わずに「湯シャン」だけでも十分な効果が期待できます。「湯シャン」とは、シャンプーやトリートメントなどを使用せず、水またはぬるいお湯のみで髪や皮脂汚れを落とす洗い方です。
“食生活の改善”
皮脂の分泌量は食生活の乱れが原因となる場合が多いので、肉食の多い人は野菜を積極的に摂ることを心がけるようにすると皮脂を抑えることができます。
“ホルモンバランスを整える”
過度のストレスはホルモンのバランスを崩す原因となるので、適度な運動を生活の中に取り入れるなどしてホルモンのバランスを整えることも大切です。
女性の場合には生理や妊娠の影響でホルモンバランスが崩れることがあります。この場合は、体内で女性ホルモンと同じような働きをするイソフラボンを摂取することで症状が緩和できることがあります。
イソフラボンが豊富に含まれる豆腐や納豆、豆乳といった大豆製品を積極的に摂取することを心がけましょう。皮脂の抑制以外では頭皮への刺激を最小限に抑えることも大切です。
“カラーリング、白髪染め、パーマ液の薬を避けるがオーガニックに変える”
パーマやカラーリングは頭皮へのダメージが非常に大きいので、ニキビが改善するまでは避けるようにすると良いでしょう。
もしくは最近はオーガニックなど肌に優しい薬のものがありますので、変えてもらうようにしましょう。
またブラッシングの際に使用するブラシを柔らかい素材のものに変えたり、ドライヤーの使用時間を最小限にするのも良いでしょう。ブラシの雑菌も洗浄しましょう。
3-8.首ニキビの原因と対策
ニキビは顔にできるもの、と思われがちですが、実は首にもできやすいんです。顔に近く、意外と見られることの多いパーツなのでしっかりとケアしたいですよね。
首ニキビの原因⇒
紫外線
香水や整髪料によるトラブル
露出による乾燥
ホルモンバランスの乱れ
汗
冷え
対策⇒
首のニキビの対策としては
「日焼け止めなどのUV対策」
「肌に合わない香水や整髪料の使用を控える」
「スカーフなどで肌を保護する」
などがおすすめです。
また、ストレスを解消してホルモンバランスの乱れを整えることも大切です。
汗かきの方は顔や首筋によく汗をかきます。また、スポーツなどをしている方も首筋に汗が流れます。すぐにシャワーを浴びるなどして清潔に保てればいいのですが、その機会が持てずに放置されると、首の皮膚の溝に皮脂汚れが溜まってしまい、毛穴を詰まらせて、ニキビの温床となってしまうのです。
首は体の中でも縦に長く、適度に凹凸があって洗いにくい部分でもあり、皮脂汚れのほか、石鹸カスなども溜まりやすい部分なので注意しなければなりません。石鹸カスもアクネ菌は大好物だからです。
もう1つの原因として、下半身が冷えやすい方に首ニキビができやすい特徴があります。
足先が冷える方は血流が滞っていて力が弱く、いったん血液が下がると首まで上がってくるのが難しくなります。そのため首の血流も悪くなり、新陳代謝が促進されないためニキビになりやすく、治りにくいのです。
首ニキビの対処法としては清潔を保つことと、体を温め冷えないように心がけることでかなり改善されます。
3-9.背中ニキビの原因と対策
背中ニキビの原因⇒
背中は皮脂や汗の分泌が多く、皮膚の角質層が厚いパーツ。しかも、衣服で蒸れやすいため、ニキビが発生しやすい環境にあります。
そのため、次々と化膿したニキビができてしまう「難治性のニキビ」となるケースが多く、ニキビとニキビ跡の両方に悩んでいる方が多くいます。
ニキビの原因は、毛穴が詰まって皮脂が毛穴内部に溜まり、そこにアクネ菌が増殖することです。背中のニキビも同じで、何らかの原因で毛穴が塞がってしまうことによって発生します。
背中はもともと皮脂分泌が多い場所ですが、皮脂の分泌が通常よりも増加し、排出しきれなくなると、毛穴が詰まる原因となります。皮脂の分泌が増加する原因には、以下のようなものがあります。
ストレスによる抗ストレスホルモンの分泌や、睡眠不足による交感神経の活性化は、男性ホルモンの分泌量を増加させます。
男性ホルモンは皮脂腺を刺激する作用があるため、皮脂の過剰分泌を引き起こします。排出しきれない皮脂が毛穴の中で古い角質と混ざり、やがて毛穴を塞いでしまうのです。
対策⇒
炭水化物や糖分を多く含む食品の中には、食後に血糖値が急上昇する「高GI食品」があります。血糖値を下げるために分泌されるインシュリンには、男性ホルモンを刺激する働きもあるため、結果的に皮脂の過剰分泌を引き起こします。動物性脂肪の多い高脂肪食も同様で、脂肪分が皮脂腺を刺激して皮脂分泌を増加させます。
逆に不足すると、皮脂の過剰分泌を招くのがビタミンB群です。ビタミンB2やB6は、皮脂分泌を抑えるので、ニキビ予防や改善のためには、特に積極的に摂りたい栄養素です。
毛穴が詰まる要因である洗い残しと毛穴周辺の過角化を改善しましょう。
洗い方が不十分だと、古い角質や余分な皮脂が溜まりがちです。背中は洗いにくい場所であるため、洗い残しが発生しやすいといえます。
また、洗い流しが不十分で石鹸やシャンプー、ヘアトリートメントなどが残ってしまうことによっても、毛穴が詰まることがあります。
シャンプーやリンスなどに含まれる界面活性剤や添加物なども、肌にとっては異物のため、お肌に残留したこれらの物質が過角化を招くことがあります。
皮膚表面の皮脂膜は、ペーハー(pH)4~6の弱酸性に保たれているのが、最も健康な状態です。pHバランスが崩れて6以上のアルカリ性に傾くと、細菌やカビが繁殖しやすくなります。
一般的な石鹸やシャンプーは、皮膚をアルカリ性にする性質があります。皮膚にはアルカリ性からの回復能力がありますが、洗い過ぎや水分不足が重なると、その回復力は低下してしまいます。
その結果、皮膚表面でアクネ菌が必要以上に増え、さらに毛穴の中では急激に増殖して、ニキビを悪化させることがあります。
肌に直に触れる衣服、特に下着は、肌触りの良いものを身に付けましょう。就寝時は肌が蒸れないように、通気性にも留意してください。そして、汗をかいたら着替えをすることも有効です。
入浴時には、背中に流れたシャンプーやリンスを残さないように、洗う順番にも気を配ってください。まずは洗髪をして、その次に洗顔、最後に体を洗うと良いでしょう。
3-10.おしりニキビの原因と対策
おしりニキビの原因⇒
思春期の時期に顔や背中にニキビができている場合は、おしりにもニキビができてしまうケースが少なくありません。
また、おしりが蒸れやすいパンツスタイルで生活する男性にも多く見られるニキビです。女性も体型補正のためにガードルなど、きつめの下着を身につける方はおしりニキビになりやすい傾向にあるようです。
1日中座りっぱなしの受験生やオフィスワーカーなども、おしりが蒸れて血行が悪くなり、ニキビができやすくなることもあるので注意しなければなりません。
対策⇒
清潔が一番、シャワーやお風呂できれいに
清潔が一番、下着の素材にも気をつけましょう
血行促進のため適度に運動やマッサージをしましょう。
汗をかいて新陳代謝を促すことは、ニキビ予防には大切なことです。汗をかくことは良いのですが、問題なのは汗をかいたままにしておくことや、十分に洗わず皮脂汚れを残したままにしておくことなのです。
シャワーやお風呂で汗を洗い流すとともに、ボディソープや石鹸を使って優しく丁寧に汚れを洗い流してください。
ニキビが気になるからと洗浄成分が強い洗浄剤を使うのは、あまりおすすめできません。逆にお肌に刺激を与えてニキビを悪化させたり、お肌の乾燥を招いてしまったりして脂をよりいっそう出してしまうリスクがあるからです。
すでにニキビができてしまっていても予防の場合でも、ニキビ用の薬用ソープなどを使って手で優しくこすり、洗い残しがないようシャワーでしっかりと流しましょう。石鹸カスが毛穴に残ることも、ニキビの原因となるからです。
衛生状態を保つため、最後の仕上げはシャワーが良いのですが、湯船にもつかるようにしてください。湯船につかって温まることで血流が促され、アクネ菌のエサとなる老廃物を押し出す効果が期待できます。
おしりニキビで気をつけたいのが下着とボトムスです。
ピッタリした通気性の悪いものを身につけると、おしりが蒸れてアクネ菌が働きやすくなってしまいます。
特に肌が弱い方や敏感肌の方は、木綿などの天然素材の下着が良いかもしれません。女性の場合、締め付けの大きいガードルや補正下着をつけることがあるかもしれませんが、長期的な使用は避けた方が良いでしょう。
また、寝ている間にはコップ1杯分以上の汗をかいていますので、下着にも皮脂がつき蒸れてしまっています。特に汗をかいたな、と感じた朝はシャワーを浴び、下着を替えることをおすすめします。
部活動やスポーツをされている方も、できれば運動後には下着を替える習慣をつけ、替えの下着を持っていきましょう。
血行促進のため適度に運動やマッサージをしましょう。
ずっと座りっぱなしや立ちっぱなしで仕事をしている方や、机に向かって勉強を頑張る学生さん、冷え症で血液の巡りが悪い方などは、おしりがうっ血して血の巡りが悪くなり、ニキビができやすく、治りにくくなります。
血液は老廃物を排出したり、新鮮な栄養素を細胞の隅々に送り込んだりして新しい細胞を再生する働きがあります。この流れが滞ると皮膚の新陳代謝も滞り、ニキビ跡(痕)が残ってしまったり、色素沈着が残ってしまったりする恐れがあります。
座っている時間が長いと、気をつけていてもおしりのニキビは潰れてしまい、跡(痕)が残りやすいリスクをはらんでいます。それを避けるためにも、座りっぱなしにならないよう適度に運動する、軽くおしりのまわりをマッサージする、お風呂に入って温まり血行促進をはかるなど対応を行いましょう
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