納豆はニキビにも効く！その理由と効果的な食べ方を徹底解説！

2　納豆がニキビに効く理由は何なの？

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納豆がニキビ改善に効果を発揮するのは、上で挙げたようなニキビの原因を、納豆に含まれる栄養素が解消するからです。どの成分がどの原因に効果があるのか、という観点で以下にご説明します。

2-1　納豆菌が腸内環境を改善

大豆を発酵させると納豆菌というものが発生します。この納豆菌は腸内の善玉菌を増やし悪玉菌を減らすことで、腸内環境を改善してくれます。またさらには、納豆菌は、非常に生命力が高く、熱や酸に強いので、胃酸によって死滅せず生きたまま腸に届きます。そして腸内に存在する乳酸菌の増殖を助け、乳酸菌が同じように持っている善玉菌を増やす力を向上させることで、一層の腸内環境の改善を図るのです。

これによってニキビが改善していきます。

2-2　食物繊維も腸の活性化に貢献

便秘の原因は食物繊維の不足にもあります。食物繊維は腸内にたまった有害物質をからめとり、大腸のぜんどう運動を促しますので、これが不足すると腸が動かなくなってしまうのです。とはいえ、やみくもに食物繊維をとっても効果はなく、大切なのは食物繊維の2つの種類である、水溶性のものと不溶性のものの、両方のバランスがとれていることです。

その理想的なバランスとは水溶性1に対して不溶性2ですが、納豆は50g中の割合は、水溶性1.15g、不溶性2.2gですので、ほぼ1対2の理想的なバランスです。

ですので、このような性質の納豆を食べることで腸が活性化され、腸内環境が改善され、有害物を発生する便が排出されてニキビがよくなるのです。

2-3　ナットウキナーゼとリノール酸で新陳代謝が活発化

また、納豆菌が生み出すものにナットウキナーゼという酵素があります。納豆のネバネバした部分に含まれているものです。これも非常に有益な物質で、血管を狭くしてしまう血栓を取り除いて血液の流れをサラサラにする働きを持っています。これによって、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らし、心臓病、糖尿病、脳梗塞などの生活習慣病を予防してくれるのですが、ほかにもよい効果があります。

それが代謝の改善です。血液がサラサラになれば、血液の中を運ばれていく酸素や栄養の流れもよくなり、その結果各細胞に十分な栄養と酸素が行きわたります。すると細胞が活性化し、これが皮膚で起こると、ターンオーバーが正常化します。それによって先に書いたような、古い角質が毛穴に詰まったり、各層が分厚くなったりすることがなくなり、ニキビが改善するのです。

同じよう新陳代謝を改善する働きの成分は、納豆にはもう1つ含まれており、それがリノール酸というものです。これらのダブルの効果でターンオーバーが正常化するのです。

2-4　大豆イソフラボンで女性ホルモンのバランス改善

納豆は大豆が原料ですので、大豆に含まれる大豆イソフラボンという成分も豊富に含まれています。この大豆イソフラボンは女性ホルモンの1つの黄体ホルモンと非常に構造が似ていると同時に、その分泌をコントロールする働きを持っています。すなわち、多く分泌されれば抑えるように働き、足りなければ増やすように働くのです。

つまり黄体ホルモンの分泌によってニキビができてしまう生理中に、納豆を通じて大豆イソフラボンを摂取すると、その分泌が抑制され、ニキビが改善するのです。

2-5　ビタミンB2を合成して皮脂の分泌を抑える

納豆菌は、腸内環境を改善するだけではなく、身体の中でビタミンB2を合成する働きもあります。ビタミンB2は身体の中の脂質を分解すると同時に、黄体ホルモンにおける大豆イソフラボンと同じように、皮脂の分泌をコントロールする働きを持っています。

つまり、多すぎた脂質は分解し、さらにそれでも皮脂が過剰に分泌されてしまっている場合は、皮脂の分泌そのものを抑制するのです。したがって、これによってもニキビが改善に向かうわけです。

2-6　ビタミンEもトータルでニキビができにくい肌状態に導く

さらに納豆には、身体の老化を押さえてくれる、強い抗酸化作用を持ったビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンEは老化を防ぐだけではなく、血液の流れをスムーズにして代謝を改善したり、身体の中のホルモンバランスを整えたりする効果もあります。つまり、ビタミンEもはさまざまな点でニキビ改善のために働いているのです。