かゆいニキビの原因は？正しい処置とやってはいけないこと

繰り返しできてしまうニキビにうんざり、さらにかゆくて我慢が出来ないなんて最悪…。

そんなかゆいニキビにお悩みの方が多くいらっしゃいます。なぜニキビがかゆくなってしまうのでしょうか？

ニキビがかゆくなる理由はいくつか考えられます。原因も同様に様々です。

そんなかゆいニキビの原因を探り、正しい対処方法をご紹介いたします。間違った対処をするとニキビ跡にもなる恐ろしいかゆいニキビ、正しく対処をしてかゆみを撃退しましょう。

目次

1.かゆいニキビの原因は？
1-1.肌が乾燥している
1-2.雑菌が繁殖している
1-3.アレルギー反応がおきている
1-4.脂漏性湿疹（しろうせいしっしん）を発症している

2.かゆいニキビの正しい対処方法
2-1.かゆい時は患部を冷やす
2-2.継続的な保湿対策を行う
2-3.正しい洗顔方法を身につける
2-4.食生活を見直す

3.かゆいニキビに絶対にやってはいけにこと
3-1.かゆいニキビはニキビ跡になる危険性大
3-2.絶対にかいてはいけない
3-3.温めないようにする
3-4.ムヒ等のかゆみ止めは使用しない

4.まとめ

1.かゆいニキビの原因は？

ニキビがかゆくなる原因はいくつか考えられます。

1-1.肌が乾燥している

出典 |　GARLINU

かゆくなる原因で最も多いのが、お肌の乾燥です。

皮膚は乾燥状態になると、角質層のバリア機能が低下するため、かゆみが発生しやすくなります。エアコンの効いたオフィスで長時間仕事をしている女性の肌は、年齢を問わず乾燥しています。肌の水分が不足すると、さらに角質のバリア機能が低下し、紫外線などの刺激に対して抵抗力が弱まってしまいます。

また、肌が乾燥してしまうと、水分の蒸発を防ぐために、毛穴からの皮脂の分泌量が増えてきます。皮脂が増えれば皮脂をエサとするアクネ菌が増殖し、肌の乾燥が原因でおこる乾燥ニキビができてしまいます。

乾燥はニキビ自体の原因ともなり、さらにニキビをかゆくする原因にもなります。乾燥した肌は水分を必要としているので、油分の多いクリームなどを過剰につけることは逆効果となりますので注意してください。

1-2.雑菌が繁殖している

出典 |　肌らぶ

雑菌が繁殖してしまうと、肌がかゆくなる原因になります。

ニキビができると気になってしまい、自然と手でニキビ肌を触る回数が増加します。手は一番ものを扱う場所で、清潔にしているように見えても実際にはたくさんの雑菌がついています。その雑菌がついたままの手でニキビ肌を触っていると、毛穴つまりをかゆいニキビへと誘発してしまう要因になります。

ベッドシーツや枕カバーも顔に直接触れるので清潔にする必要があります。オフィスや部屋のエアコンのカビも影響しているケースがあります。さらに整髪料が皮膚に付着することが原因となる場合もあります。

手を清潔にするだけでなく、肌に触れる寝具や衣服、生活する部屋も清潔に保つことが大切です。

1-3.アレルギー反応がおきている

ニキビで皮膚に炎症が起きたとき、ヒスタミンという物質が体から分泌されます。アレルギー体質の人はこのヒスタミンが過剰に分泌されやすく、ヒスタミンによって肌のかゆみが強くなることがあります。

また、ニキビやニキビ跡の治療薬や化粧品でアレルギー反応を起こし、かゆくなることもあります。化粧品に違和感を感じたら、すぐに使用を中止しましょう。

1-4.脂漏性湿疹（しろうせいしっしん）を発症している

脂漏性湿疹（しろうせいしっしん）とは、かゆみをともない、赤くなったり、皮膚が荒れてカサつき、ベラベラとはがれてくるなどの症状を伴います。皮脂腺が多く皮脂の分泌の多い頭皮や顔（特に鼻の周りなど）に起こりやすい他、耳の後ろ、摩擦の多いわきの下や太ももの付け根などにも起こります。放っておくと皮脂が酸化されて、加齢臭のようなニオイを放つ原因ともなります。

かゆいニキビが鼻を中心に広がってしまっている場合は、脂漏性湿疹の可能性があります。