冷えに負けない体を温める飲み物と冷やす飲み物の見分け方って？

そうなると、体の中に十分な栄養を吸収するのが難しくなってしまい、加えて体内に溜まった老廃物をためこみ、むくみやすくなってしまいます。

2.冷えることで起こる体の変化ってどんなものなの？

冷え性がからだに悪いことは分かりましたが、実は、全く関係ないように思えることも、冷え性が原因で起こっているということがあります。特に、最近体のトラブルが多いという方は、それらは冷え性が原因なのかもしれません。

それでは一体冷え性によって体にどんなトラブルが起こるのかを見ていきたいと思います。

2.1冷え性により筋肉が固まり肩こりを発症しやすくなる

冷え性の方は、血行が悪いため、酸素を十分に含んだ新鮮な血液が、体の中を循環しづらくなっています。特に、筋肉に血液が行き渡らないと、老廃物がそこに溜まりやすくなってしまいます。

特に、体内の温度自体が寒いと体がこわばり、猫背になりやすくなるため、その傾向を促進してしまいます。老廃物が蓄積すると、体が硬直するため、肩の筋肉も緊張状態になってしまい、肩こりを発症しやすくなると言われています。

2.2便秘により肌が荒れやすくなってしまう

冷えにより、内臓の機能が落ちてしまうと、腸の中に余計なものが溜まり、排出しにくくなってしまいます。そうなると、便秘になってしまいます。便秘になると、体内に余計な老廃物がたまるということでもあるので、肌荒れになりやすくなってしまいます。

また、血液の循環が悪くなることで、血液に含まれた栄養素が肌の細胞に行き渡らない為、肌の生まれ変わりがなかなか上手く行かなくなってしまいます。そうなると、乾燥や、シミ、しわなどの肌のトラブルや老化を引き起こすようになってしまいます。

3.体を温めてくれる飲み物ってどんなものがあるの？

そんな冷え性を改善するためには、体の中にいれるものから変えていきたいと思う方も多いのではないでしょうか。体を温めるような飲み物を普段から飲むようにすれば体質も改善するように思えますよね。

それでは一体体を温めてくれる飲み物はどんなものがあるのかを見ていきたいと思います。

3.1体温を自然に上げてくれる、紅茶

茶葉には、タンニンという栄養素が含まれています。このタンニンを酸化させると酸化酵素といって、体を温める働きのある酵素が活発に働くようになります。この、酵素による発酵を完璧に終え、加工されたものを発酵茶というのですが、それらの代表格は主に紅茶だと言われています。

その中でも、新陳代謝を活発にさせてくれる働きのあるレモンを浮かべて更に代謝を促進するようなレモンティーを楽しむのもいいかもしれません。

また、あまり飲む機会はないかもしれませんが、血液をサラサラにし、血液の循環をよくしてくれ、更には傷ついた血管を直してくれる効果も期待できると話題なのがシナモンです。血液の循環がよくなることでむくみが解消されたり、アンチエイジングにも効果があると言われています。

シナモンティーのパックもいいですが、お好みの紅茶にシナモンパウダーやシナモンスティックなどを入れて、少し豪華に楽しむのもいいかもしれませんよ。

3.2体を温めてくれるほっこりあたたかな、生姜湯

体を温めてくれる飲み物と言えば、生姜湯のイメージが強いという方もいるかと思います。しょうがの何が体を温めてくれるのかというと、主にショウガオールという成分が体を温めてくれます。また、ジンゲロールが免疫力を上げてくれるため、これにより冷え性を改善し、風邪の予防にも役立つと言われています。